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目黒「キッチンセロ」&下高井戸「おふろ」
目黒のキッチンセロに待望の再訪を果たしました。

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当日午後に予約を入れて、開店直後の5時に到着。この日も店は大賑わいでした。8時から団体の予約が入っているので、7時50分までならというお約束です。

前回来たときはワインリストの充実ぶりを書きましたが、この店は食事メニューもとんでもなく豊富です。
細かい文字でびっしりと印刷された定番メニューのほかに、「季節のメニュー」的な手書きのリストも。こちらにも肉、魚、野菜など40種類以上の料理が載っています。(ちなみにこの↓写真は前回来たときのもの。)

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どれもこれも本当に美味しそうで、迷うこと間違いありません。
今回は同行した方のリクエストで野菜中心の料理をオーダー。どれも文句ナシでした。
野菜ではありませんが、特に気に入ったのはコレ。

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「鴨ムネ肉と柿のフリット」です。柔らかい鴨肉と甘い柿が口の中で溶け合うようにほぐれて、最高!オレンジソースで食べるローストも良いけれど、こちらは日本ならではのしみじみとした美味しさです。
もちろんこんな料理と一緒に飲むのは日本ワインしかありません。カウンター席の後ろには旭洋酒や小布施ワイナリーなど魅力的なラインナップが並んでいましたが、頼んだのは前回に引き続いてボー・ペイサージュ。シャルドネとモンターニュの2連発です。

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いやー贅沢贅沢。鴨と官能的なメルローの相性はやはり抜群。とろけるようなウマさでした。シャルドネも凄みを感じさせるふくよかさ。今飲んでも十分に美味しいけれど、数年寝かせたらどんな味わいになるか、想像をかきたてるようなワインです。

ちなみにこの日の国産グラスワインはココファームの農民ロッソとあづみアップルのシャルドネ。渋いとこ抑えてますなあ。

やっぱりスゴイぞ、キッチンセロ! 人に自慢したくなるような、秘密にしておきたいような名店です。もう書いてしまいましたが。

大満足で店を出た後、向かったのは居酒屋の名店として有名な下高井戸の「おふろ」。
食事のメニューは手のこんだ和食風が中心で、日本酒は「醸し人九平次」などをはじめかなりの充実ぶりです。
しかし実はこの店、ワインのラインナップも半端ではありません。ワインリストはまるで卒業アルバムのような分厚さ。そこらのワインバーでは太刀打ちできない在庫数です。

では日本ワインは?

… ありました!

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山梨だけでも結構の数が揃っています。頼んだのは金井醸造場の「キャネー甲州・万力山」。
残念ながらこのワイン、かなり閉じ気味でした。やや鋭めの酸が前面に出た感じです。真価を発揮するまで、もう少しといったところでしょうか。

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でも下高井戸という場所で、こんなワインが飲めるというのはかなり驚きです。そういえば、昔ここでドメーヌ・ソガの日本酒を飲んだことを思い出しました。

実はこの日の昼間はブルゴーニュを飲んでいたんですが、夜はまさに日本ワイン三昧となりました。こちらのリクエストにお付き合いいただいたhidepxさん、ありがとうございました!
by inwine | 2008-03-02 10:31 | 日本ワインを飲める店
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