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駆け足で <1>

またまた、ずーっと更新をさぼってしまいました。
実はこの間もいろんなイベントに参加したり、ワインを飲んだりしてたので
書かなきゃいけないなと思うことがすっかり山積みに。
サボればサボるほど、ネタがたまっていくという悪循環です。

なので今回は空白の期間を、日記風に駆け足で書き綴ってみることにしました。
なんとか今日の日付までたどりつけるといいのですが。

x月x日

日本橋「野菜バル Marche de Vinshu」で開かれた「要注目の日本ワイン醸造家と飲みほす会」(大分・安心院葡萄酒工房)に参加。
日本ワイン界の仕掛け人、たこやき坊主さんの主催イベントです。
国産ワインコンクールなどで数多くの受賞歴を誇るシャルドネは、非常に個性豊かなワイン。
「イモリ谷」「リザーブ」など、さまざまなアイテムの飲み比べは貴重な体験でした。
アメリカンオーク樽熟成のベリーAもユニーク。

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ワイナリーからお見えになったのは醸造担当の古谷さん。興味深い話をたくさん聞かせてくれました。

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最近はソーヴィニヨン・ブランを植えたり、テンプラニーリョも検討中とのこと。
現在はもちろん、将来も目が離せないワイナリーです。

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x月x日

蒼龍葡萄酒「シトラスセント甲州辛口 2008Nouveau」。
決して難しい顔などせず、どんな人も受け入れてくれる。味わいはすっきり、柔らかく、優しい。
気の置けない人と話をしながら、スイスイ飲んでるうちに、あっという間になくなってる。
そんなワインです。

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x月x日

平塚・モトロッソで「第10回 日本ワインを楽しむ会」。ゲストはルミエールの小山田さんです。
ワインはペティヤン3種と一升瓶の「南野呂」の赤白。

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「ペティヤン2007(白)」はマグナムにて。甲州を使ったスパークリングワインです。

味わいはドライで酸がすっきり。夏にうれしい爽やか系です。
マグナムボトルに詰めたのは去年が初めてで、きっかけはなんとスタッフの結婚披露パーティー用だったとのこと。
一次発酵中に瓶詰めする、いわゆる「メトー・ド・アンセストラル」で、泡は4~5気圧。本格派です。

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「オランジェ2008」も甲州ですが、こちらは醸し仕込み。
名前どおりの「オレンジ」というほどの色ではありませんが、果皮の風味がよく出ていて美味しい。
醸しの期間は1週間ほどだそうです。個人的にはこちらのほうが好みでした。
コスト削減のため、コルクの代わりに王冠を使用。これがまたいい味出してます。

「ペティヤンルージュ2008」はベリーAを使用。香りはまさにイチゴそのものです。
チャーミングで美味しいワインでした。ピクニックに持っていきたい感じです。

一升瓶ワインはともにびっくりするぐらいの美味しさ。「こりゃウマイわ」と素でつぶやいてしまいました。

自然派の旗手として名高い小山田さんですが、「特別なことは何もしていません」と言葉は自然体そのもの。
「志が近いと思う仲間」として金井さん、小林さんの名前を挙げられていたのが印象的でした。

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x月x日

ハイランドリゾートホテル&スパにて「第7回甲斐Vinワインセレクション」。
甲州ばかりを41種類、ブラインドテイスティング。美味しいと思ったワインを投票するというイベントです。
昨年に続いての参加ですが、やっぱりこの数のテイスティングは真面目にやればやるほど大変。
ワインそのものがどうというより、自分がどんな味が好きなのかが、だんだん分からなくなる気がします。

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優勝は「発酵や熟成に樽を使用した」A部門が「甲州樽熟成甘口/フジッコワイナリー」。
樽を使わないB部門が「グレイス グリド甲州/中央葡萄酒」。

意外なようなそうでないような。昨年、A部門で優勝したシャトレーゼは惜しくも2連覇ならず。
それでもA・B両部門で3位以内に入ってるのはさすがです。

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ちなみにワタシは両方の部門で蒼龍を選んでました。シトラスセント、やっぱしウマイです。

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コンテストの後は造り手の人たちを交えてパーティー。甲斐vinはいつも食事がうまくてうれしい。
40種類以上、テイスティングできて、料理もバッチリ。ワイナリーに行かずとも醸造家の方々と話ができる。
これで4500円ははっきり言って安い。いいイベントです。楽しかった!

(つづく)
by inwine | 2009-05-09 21:03 | そのほか
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