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長野 『安曇野ワイナリー』

長野県安曇野市の安曇野ワイナリーへ行ってきました。
先日飲んだメルロのロゼがとても美味しかったので、気になっていたワイナリーです。

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道路から入口に入ると、まずレストラン。
奥に入ると葡萄畑が広がり、さらに奥にショップや醸造施設が並んでいます。
とても整然としたレイアウトで敷地も広く、開放感があって気持ちの良い空間です。

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そもそもの歴史は1981年にさかのぼりますが、今の体制は昨年からスタートしたばかり。
スタッフも施設も自社畑も、そしてもちろんワインも真っさらな新しいワイナリーです。

今回、案内をしていただいたのは醸造・栽培担当の加藤さん。
以前は信濃ワイン、山辺ワイナリーにいらっしゃったそうです。

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お忙しい中、お時間を割いていただくことができました。
まずは畑を見せてもらうことに。

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一面に広がる垣根畑はほとんどがメルロとシャルドネ。
昨年のオープンとほぼ同時に植えられたばかりです。
当然、まだワインを造ることはできませんが、
これからワイナリーの未来を背負って立つはずの大事な樹たちです。

目についたのは樹の周囲の白い砂利。
根元を覆うように敷き詰められています。

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これはいわゆるカバープラントの役割をもたせているそうですが
砂利のミネラル分が畑にどんな効果をもたらすか。
加藤さんも結果が楽しみだそうです。
一方、通り道にあたる部分には芝状の下草が。
きれいに手を入れられたその姿からは、スタッフの期待が伝わってくるかのようです。

この畑の葡萄を使った仕込みは早ければ来年から。
どんなワインが生まれるのでしょうか。
できればワタシも記念すべき第一歩を味わってみたいと思いました。

先ほども書きましたが、植樹が行われたのはワイナリーオープンの直前。
さまざまな仕事を並行してこなさなければならず、当時は忙しくて大変だったとのこと。
ワイナリーはどこもスタッフの数は決して多くはありません。
安曇野ワイナリーも醸造・栽培も2~3人ですべてをこなしています。
「畑は今の規模でいっぱいいっぱい。
 これ以上広げるなら、人も増やさないと無理ですね。」と加藤さん。

実は畑の一番奥には、カベルネ・ソーヴィニヨンとピノ・ノワールの苗木も。
今年植えたばかりとのことで、まだまだ赤ちゃんといったところでしょうか。
こちらも来年、発芽して新しいスタートを切るはずです。

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ワタシが訪れたのは12月初旬。
もうレストランも閉まり、オフシーズンですが
案内をしてもらってる間にも観光バスが到着。
たくさんの人がショップや畑に押し寄せていました。

畑の後はセラーと醸造施設を見学。
まず樽貯蔵中のメルロとシャルドネを試飲させていただきました。

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これが抜群にウマイ!
いずれも果実味と酸が実にキレイで、
エレガントさを大事にする造りの姿勢がビンビン伝わってきます。

樽発酵のシャルドネはまだ発酵が終わったばかりでしたが
もう完全にスタイルがまとまっており、このまま瓶詰めしてもいいのでは?と
思ってしまうほどでした。
これはリリースされたら必ず買わないと。

こちらは醸造と貯蔵兼用で使用しているタンク。
なんとビールのタンクを流用しているそうです。

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「温度管理がしやすくて、白ワインにはなかなか使いやすいんですよ」と
教えてくれました。なんだか目からウロコです。
地ビールの施設を使ってワイン造り、なんてことももしかしたら可能なんでしょうか。


ところで、以前ワタシが飲んだ「メルロ・ロゼ」は
ワイン用葡萄栽培の新たな試みで知られる、角藤農園の葡萄を使ったものだと教えていただきました。
「セニエじゃないかも」なんて書きましたが、セニエだそうです。スミマセン。
セニエであんな美味しいなら、赤はいったいどんな味なんでしょう。飲んでみたい!

最後はショップに戻り、試飲スペースで試飲を。
スタートしたばかりでアイテム数は決して多くはありませんが
醸造技術の確かさがうかがえるワインばかり。

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特にシャルドネは独特の伸びやかな酸が魅力的でした。

加藤さんには長い時間、お付き合いいただき
また貴重なワインも飲ませていただくことができました。
本当にありがとうございます。
いずれまたおうかがいしたいと思います!

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『Chardonnay Light barrel aging(シャルドネ ライトバレルエイジング)』

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「ライトバレルエイジング」とは少しだけ樽で寝かせたという意味だそう。

搾ったレモンのような、ほのかな柑橘の香りと穏やかな樽香。
酸の豊かさをイメージさせる爽やかな印象。

口に含むと、果実味はやや控えめだが、やはり酸が一本芯が通っていて美味しい。
葡萄の凝縮感がもう少しあれば完璧だけれど、
食中酒としてきちんと主張がありながらも
過剰に目立ちすぎず、いろいろな料理に合わせて楽しむことができそう。
ちなみに今回はこんなモノと一緒に。

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もちろん今も十分に美味しいんですが、
自社畑の葡萄が豊かに実ったとき、このワインは間違いなくより進化を遂げるはず。
そのイメージをはっきりと感じることができた気がします。
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by inwine | 2009-12-16 13:24 | ワイナリー訪問