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九州の旅<4> 熊本ワイン
今回の訪問は熊本ワイン。
出迎えていただいたのは営業の榊さんです。
直前のお願いにもかかわらず、快く案内を引き受けていただきました。感謝感謝です!

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契約農家さんの畑はあちこちの土地に点在しており、いずれも車で30分ほど。
道も入り組んでいて簡単に行ける場所ではないのですが、なんと案内していただけるとのこと!
お忙しい中、申し訳ない気もしたのですが、こんな機会はなかなかありません。
ありがたくお言葉に甘えることにしました。

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雄大な山々を眺めながらの道中、いろいろな話をお聞きしました。
熊本ワインのブランド名にもなっている菊鹿町は標高300メートルほど。
葡萄の栽培農家はもともと多くはなく、
契約畑の一部はもともとタバコを栽培していた場所だったそうです。
その名残、というか農家さんのポリシーとして、
葡萄畑になった今も下草は綺麗に刈り込んでいるとのこと。
理由は虫がつくからだそうです。
土地それぞれの流儀は、葡萄にもいろいろな影響を与えているのかもしれません。

契約畑の品種は大部分がシャルドネとカベルネ・ソーヴィニヨン。
すべて垣根で仕立てています。

案内していただいた畑は本当に分かりづらい場所にあったのですが、
その土地を選んだ理由は「サルビアの花が綺麗に咲いていたから」。
榊さんにもそれ以上の詳しいいきさつは分からないそうですが、
なんともロマンティックな物語です。

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ちなみにコレはそのサルビアの花。
途中立ち寄った直売所で売っていました。ここで扱っていたのは、野菜、果物、花、

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メダカ(!)…。

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そして熊本ワイン!

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農家の方の写真入りです。

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いよいよ去年の「菊鹿 ナイトハーベスト」で使われた葡萄の畑に到着。

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ちょうど農家さんが作業中でした。

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葡萄はすでにここまで成長しています。

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この畑はまさに健康優良児。葉も大きく、みっしりと茂るままの状態です。
いかにもしっかりと実がつきそうな、活力を感じる畑でした。

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シャルドネとカベルネが混在しているのはご愛嬌。



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こちらは別の場所の畑。土質、仕立て方、葉の大きさ、成長具合、手の入れ方など
すべてさっきの畑とは違い、個性の違いがうかがえます。

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なんと葡萄の脇では野菜も栽培。

熊本ワインでは発酵前の段階では、SO2は一切使わないとのこと。
もちろん出来上がるワインはクリーンそのものです。
農家の方がいかに丁寧な選果をしてくれているかという証明だと、
誇らしげに榊さんは教えてくれました。

2時間ほどかけて数か所の畑を回らせていただきました。

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この写真は中世の城郭、菊池城。この真ん前にも畑がありました。

途中、榊さんオススメの熊本ラーメンのお店で昼食をとり(やっぱり本場はウマいっす)、
ワイナリーへ戻りました。
今度は醸造設備を見せていただくことに。

発酵・貯蔵タンク、バルーン式のプレス機、除梗・破砕機。

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樽はフレンチオークで、マスカットベリーAなどには
ミディアムよりややローストの強いものも使っているそうです。

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これは瓶詰めされて眠っている2008年のナイトハーベスト。
今年の各コンクールでも、間違いなく大きな話題を呼ぶはずです。

途中で醸造担当の幸山さんにも対面。
ちょっと俳優の遠藤憲一さん風のイイ男です。

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やはりお忙しい方ですが、今日はたまたまお時間があるということで
幸運にもゆっくりお話をうかがうことができました。

品種の個性をしっかり出すワイン造りをしたいという幸山さん。
あるシャルドネのワインを試飲させていただいたのですが
樽のニュアンス、果実の香り、そしてシャルドネ本来の品種香のバランスが絶妙。
味わいも中盤から後半のボリュームが分厚くて驚くほどです。アフターも長い。
掛け値なしに、すばらしいワインでした。

「まだまだ勉強することは多いけれど、シャルドネに関しては
 いろいろ実験してみる余裕が出てきました。」と話す幸山さん。
「賞をとることで、ワイナリーの認知度が上がっていけば」と今後の意欲も語ってくれました。
その言葉は、これからますます現実になっていくに違いありません。

「KISS KIKKA シャルドネ」は残糖を感じる、やや甘口といっていいワイン。
キンキンに冷やして、すいすい飲みたいタイプです。
「熊本の糖度の高いトマトを塩も何もつけずにかぶりついたら、
 コレと合うと思うんですよ」と榊さん。一気にお腹が減りました。

「KISS KIKKA カベルネ」はさきほどの幸山さんの言葉通り、
トップにしっかりした品種香を感じます。
色はやや薄めで、ミディアムボディ。とてもチャーミングなワインでした。

「熊本キャンベル・アーリー」はイメージよりずっと色調は淡く、
ラブルスカ種特有の香りはあまり感じません。
エレガントさとワイルドさがほどよく均衡がとれた感じ。
とても人気のあるアイテムだそうです。

「MBA無添加やわらか中口」は酸化防止剤無添加ですが、熱処理もヘビーな濾過もしていないそう。
幸山さんは「ドキドキです」とおっしゃっていましたが、柔らかくやさしいワインでした。

「熊本デラウエア」は幸山さんが「面白くて、好きな品種です」というだけあって
骨格のしっかりしたワイン。
やはり品種の魅力がストレートに伝わってくる味わいでした。

今回、榊さんには本当にお世話になりました。
良い機会とばかりに、いろいろな疑問を投げかけてしまいましたが
こちらの拙い質問にも「隠すことは何もないんで、何でも聞いてください」と
快くお話を聞かせていただきました。ありがとうございます。
思い切って九州に来て良かったとしみじみ思いました。


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熊本ワイン。酒屋さんで目にすることはまだあまり多くありませんが、その実力は本物。
もし見かけたら、ぜひぜひ試してみてください!
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by inwine | 2009-06-05 09:48