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塩尻ワイナリーフェスタ2009 <2>

城戸ワイナリーからは男4人でテクテクとウォーキング。
民家、レストラン、学校など塩尻の町を抜けてほろ酔い気分で歩きます。
こういうのも楽しいですね。

やがて信濃ワインに到着。
イベントなどでお世話になっている三宅さんを発見してごあいさつです。

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なぜかいきなりフィーヌを試飲させてもらいました。
使用品種はコンコード。ラブラスカのフィーヌってかなり珍しいんじゃないでしょうか。

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ふわりと薫る生食ぶどうの香りがいい感じ。日本人の葡萄好きDNAを刺激します。

樽に入っていたカベルネ・ソーヴィニヨンとメルロも。

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メルロはもちろんですが、カベルネが美味しい!
かなり最近植えた葡萄で、樹齢はまだまだとのことですが
果実味が豊かで、素直な魅力に溢れています。樽の風味にもまるで負けていません。
塩尻はカベルネもイケるんですね。

ここで去年も食べた、ぶどうで育った豚のソーセージを。
今年は肉屋さんが材料を持ち込み、ワイナリー内で手作りしたそうです。
これを炭火でこんがり焼き、マスタードを添えてハイどうぞ。

いやーメチャウマです。ひと口食べて、メルロをゴクリ。ぜいたくだぜ。

信濃ワインのあとは、やはり去年行った蕎麦屋さんへ。

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うーん。なんか去年のほうがウマかったような…。気のせいかな。

蕎麦屋さんを出た後は、五一ワインへ。こちらも活気に溢れています。

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社長のお姿も。

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畑に行くと、おなじみの貴腐葡萄が。ドロドロです。

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写真を撮っていたら、一緒に回ってたキヨさんに口に入れられてしまいました。
「ぎゃっ」と思ったものの、食べてみると甘~い。なるほど。何ごとも経験だ。

こちらはトラクターでの畑見学。楽しそう。

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やはり同行してたたこやき坊主さんから
「これウマイ!」と勧められたのが2004年桔梗ヶ原メルロ。絶品でした。

凝縮した深い味わいには、ボルドー系品種独特の緊張感が。この完成度はかなりのものです。

五一ワインのすぐ隣にあるのが、井筒ワイン。
二階の有料試飲コーナーで、以前ワイン会などでお会いした営業の小田さんと再会です。

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6種類のワインを4人でちびちびと。

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樽熟スープリーム、やっぱり美味しいです。ちょっと高いけど。

今日は塩尻のメルロの貫禄に圧倒されっぱなし。会社は違っても、葡萄のクオリティは皆さすがです。
まさに『銘醸地』という言葉がぴったりだなとつくづく思いました。

続いて向かったメルシャンのセラーでは、志学館高校の研究発表会が。

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受付にいたメルシャンの塩原さん、高山先生をパチリ。

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ここからバスに乗り込み、珍しいJAのワイン醸造施設へ。

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「S.N.Kワイナリー」だそうです。塩尻の「S」・農協の「N」… アレ「K」ってなんだろ? 「協」かな。

最後はいったん駅前に戻り、反対側のサントリー塩尻ワイナリーへ。

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ひと通り試飲をさせてもらった頃には、だんだん日も暮れ始めました。

特急に乗り込み、楽しいイベントは終了~。

…かと思ったら、ビールとおつまみ片手に、車内おっさん飲み会が始まりましたとさ。
ホントよく飲んだ一日でした。
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by inwine | 2009-11-05 18:36 | ワイナリー訪問
塩尻ワイナリーフェスタ2009 <1>

今年も塩尻ワイナリーフェスタへ行ってきました。

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早朝のスーパーあずさに乗り込み、塩尻駅へ。
ワイン仲間の方たちと現地合流して、最初に向かったのは城戸ワイナリーです。

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昨年は駅前だけの出展でしたが、今年はワイナリーをオープンされています。
初めて中に入ることができました。

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城戸さんみずから訪問客に応対。まだお忙しい時期だと思いますが、ありがとうございます!
「今年の葡萄はかなりいいですよ」と力強く話してくれました。楽しみです。

『プレミアムメルロー2008』『プライベートリザーブ・メルロー2007』
『プレミアムシャルドネ2008』の3種を有料テイスティング。

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いやーどれもウマイです。
『プレミアムメルロー』は豊かな果実味、
『プライベートリザーブ・メルロー』は重厚なボリューム感が魅力的。
造りの方向性は違いますが、どちらも塩尻の風土から生まれる葡萄のリッチさが伝わってきます。
特にプライベートリザーブの旨みはスゴイ。

そしてシャルドネ。鼻を近づけると丸みを帯びた柑橘やパイナップルの香りが。
抜栓時間の影響もあるかもしれませんが、完全に柔らかく開いています。
これだけで、もううっとりです。

もちろんボディもしっかりしていますが、厳しさはなく丸みを帯びた優しい味わい。
以前、プライベートリザーブのシャルドネ(ヴィンテージは忘れてしまいました)を飲んだときは
かなり硬質な印象を受けた記憶があるのですが
やはりシャルドネもプライベートリザーブは長熟向き、
プレミアムは比較的早く楽しめるタイプという区分なのかもしれません。

以前、ワインジャーナリストの鹿取みゆきさんが
「塩尻はシャルドネですよ」とおっしゃっていたのを思い出しました。うーむ、確かに。

試飲のあとは、畑を見学させてもらいました。

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カベルネもメルロも、まだ収穫を待つ葡萄が残っています。

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ぐるっと一回りしてワイナリーに戻ってきたら、長蛇の列が。早めに来てヨカッタ。

次は歩いて信濃ワインへ!
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by inwine | 2009-11-05 12:16 | ワイナリー訪問
「塩尻ワイナリーフェスタ2008」 <3>
塩尻2日目はフェスタ本番のワイナリーめぐりへ。
各ワイナリーはそれぞれ趣向をこらしてお客さんたちを迎えます。

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畑や醸造設備の見学から、樽熟成中のワイン試飲、数十年前に瓶詰めされたボトルがずらりと並ぶセラーの公開なども。
中でも面白かったのは五一ワインのトラクターツアー。畑の中をトラクターの荷台に乗って回るというものです。今回は乗りませんでしたが、農場気分がばっちり味わえそう。

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また各ワイナリーの敷地内にはさまざまな食べ物の出店も出ていました。屋台っぽいものから、牛ほほ肉の赤ワイン煮なんていう本格的な料理まで。アップルパイなどの甘いデザートもあったりして、こんなところにもそれぞれのカラーが出ているような気がしました。
信濃ワインでは以前、お目にかかった三宅さんとも再会しました。ここではぶどうを食べて育った豚肉のソーセージとワインのセット(有料)にチャレンジ。ソーセージもワインも優しい味で美味しかったです。

途中でワイナリー近くの蕎麦やさんにも寄り道しました。

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こちらの蕎麦が想像以上のウマさでびっくり。そして地元ワインリストの充実ぶりに二度びっくりです。

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レジの近くには1989年ヴィンテージのワインも飾られていました。

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メルシャンは地下セラーの公開のみ。受付には昨晩お会いした塩原さんがいらっしゃいました。

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午後には城戸ワイナリーの畑にも足を伸ばしました。

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今回、城戸ワイナリーでは施設の試飲や見学はなく、駅前での試飲だけの参加。なので訪れる人もいなかったようです。

丹精に手入れされ、傍らにバラの咲く垣根。真っ直ぐきれいに仕立てられたスマート・マイヨルガー方式の棚の畑。

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すばらしい景観でした。下草も豊かに生い茂っていてイイ感じ。
これだけを見に、塩尻を訪れてもいいほどの美しさです。

近くのりんご園でおみやげのりんごをゲットした後、イベントのメイン会場である駅前へ。
ここにも出店がたくさん出ていて、お祭りのような賑わいです。昨夜のパーティーの会場、のでvinも出店していて、美味しそうな生ハムなどを売っていました。私が買ったのは「コンウインナー」。どんな料理かと思ったらウインナーに油揚げを巻いたものでした。「油揚げ → キツネ → コン」というわけです。たぶん。

最後にまたまた試飲ブースの城戸さんにごあいさつして、ふたたび写真をパチリ。

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駅前ではお気に入りの長野の日本酒も見つけて購入しました。盛りだくさんの塩尻への旅はこれで終わり。濃い二日間でした!

「塩尻ワイナリーフェスタ」、年齢、性別問わずいろいろな楽しみ方のできるイベントです。(お子さんにはジュースの試飲もアリ)
ワイナリーを身近に感じられるこういう機会は、なかなか貴重かもしれません。
でも長野はちょっと遠いな…という方は勝沼でもこんな↓ツアーが。興味のある方はぜひ!

http://www.yamanashiwine.com/wt2008/event.html
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by inwine | 2008-11-01 13:14 | ワイナリー訪問
「塩尻ワイナリーフェスタ2008」 <2>
「塩尻ワイナリーフェスタ2008」に伴って行われた、造り手を囲むパーティーに出席しました。
ここでは各ワイナリーの造り手の方も大勢参加。皆さんから貴重なお話をうかがうことができました。
中でも興味深かったのは、メルシャンのヴィンヤード・マネージャー・塩原博之さんのお話。
以前、斎藤浩工場長に写真を見せていただいたマリコ・ヴィンヤードの栽培責任者です。

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丸子(まりこ)の畑は総面積12.5ヘクタール。よくある言い方でいうと、東京ドーム3個分弱です。実に広大な畑ですが、管理・統括ははなんと3人のスタッフでまかなっているとのこと。ご苦労は容易に想像できます。
栽培された葡萄は現在、ブレンド用として製品化されていますが、「マリコ」の名がつくブランドのリリースももうまもなく。
すでにワインは瓶熟成中で、会社のゴーサインを待っているところだそうです。価格帯は長野メルローぐらいになるのでは、ということでした。ボトルを手にするのが今から楽しみです。

井筒ワインの野田森さんには同じ土地の斜面上部と下部の葡萄を別々に仕込んだワインを飲み比べさせていただきました。

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2つのキャラクターはまったくの別ものでした。エレガントな上部とがっしりしたボディの下部。個性は違うけれど、どちらもそれぞれに美味しい。ちょうど兄弟のようなこのワインは、最終的にブレンドしてリリースされるそうです。

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今回、もっとも長くお話を聞けたのはKidoワイナリーの城戸さんでした。
内容はワイン作りの哲学や求めるワインのかたちに始まり、小規模ワイナリーならではのご苦労、今後の計画や展望などから、盟友・ボー・ペイサージュ岡本さんのお話や、いわゆる自然主義のワイン作りに関する考え方、そのほかそのほか…。

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「安くて非常にいいワインは日本では難しいけれど、高価格帯になればフランスと同じレベルを実現できる。
僕は世界のスタンダードというものは、やはり意識する。」という言葉には「ワインは造り手なんだ」という強いプライドが伝わってきます。
そしてやはり「宿命的風土論」への疑問を投げかけた日本ワインの父・麻井宇介氏の著作を自然と思い出さずにはいられませんでした。

ビオの手法について意見をうかがうと「特に肯定も否定もしない。大事なのはその方法が葡萄やワインのためにいいかどうかということだけ。良い部分は取り入れるし、考え方が合わないものもある。」と明確に語ってくれました。「ただし土壌や環境のことを考えてビオの手法を取り入れるとすれば、それは本当にいいこと。」とも。また「ビオの考え方は今は神秘的に見えるけど、昔はそれが一番合理的だったんだと思う。」という言葉には、なるほどと思わず手を打ちました。

また発酵についてはヨーロッパ系品種はすべて野生酵母によるもの。これも野生酵母そのものにこだわるというより、それを上回るほどの培養酵母が見当たらないからだそうです。つまり良いものがあれば、否定する理由はないという考え方。
こうした自然体で柔軟な発想は、素人でも素直に共感できます。なんというか非常に現実的で明快。

また野生酵母を選ぶもうひとつの理由は、培養酵母だと「発酵が早く始まりすぎてしまうから」だそうです。城戸さんによれば発酵が始まる前、いろいろな微生物が果汁中で活動している時期は、醸造過程において非常に重要とのこと。野生酵母による発酵については「発酵が始まってくれるのをじっと祈りながら待つ」みたいなイメージを勝手に妄想していたので、なんだか意外な感じがしました。

SO2の量はメルロに関しては特に少なめ。これも単純に量を減らすことだけが目的ではなく、メルロの場合、亜硫酸の影響で堅いワインになってしまうことが最大の理由だそうです。ちなみに全体量の大部分は破砕直後に入れるとのこと。これもやはり発酵を遅らせることが目的ということでした。

「ぶどうの出来不出来があるから、毎年毎年ワインが良くなっていくことはありません。それに栽培から醸造の全工程ですべて 満足するようなことは今後もないでしょう。それでもその年その年に経験したさまざまなことは、必ず蓄積されてワイン造りに活かせる。」
そう語る城戸さんのワインからは、今後も目を離すことはできません。今後の動きとしては、栽培中のカベルネ・フランがトップブランドの「プロジェクトK」にブレンドされる可能性もあるとのこと。(ただし、あくまでも葡萄の出来次第だそうです。)
そして楽しみなのがピノ・ノワール。今年収穫したぶどうがいよいよ来年、初リリースされる予定だと教えていただきました。

寒冷な塩尻は、山梨などよりも収穫時期は遅め。その中でも城戸ワイナリーは、さらに例外的なくらい収穫が遅いそうです。つまり畑の作業も仕込みもまだまだこれからということになります。この時期のイベント開催は、かなり負担が大きいはず。それでもお疲れの中、いろいろなお話を聞かせていただき、感激しました。本当にありがとうございます!

パーティーの後はホテルで一泊。翌日はワイナリーめぐりに向かいました。
というわけで、もう一回続きます。長くてすみませんが、ヨロシク。
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by inwine | 2008-10-31 23:18 | ワイナリー訪問