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山梨ワイン 2008年収穫

勝沼収穫隊隊長・キヨさんの招集がかかり、今度は山梨ワインのカベルネ・ソーヴィニヨン収穫に参加してきました。


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今回、作業した七俵地畑は自然の形でぶどうを育てるビオ・ディナミの手法を採用。月の満ち欠けなどを顧慮した「ビオカレンダー」に基づき、実の作業に適した「実の日」に収穫が行われます。
この日、作業に参加したのはなんと総勢30人近く。幸い天気にも恵まれ、作業は順調に進みました。

作業中には、こんなモノも発見。

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黒い実をつけたカベルネの中に、ひょっこりと顔を出した白ぶどう。いわゆる『突然変異』です。なんだかオソロシげな言葉ですが、ぶどう栽培の現場では別に珍しいことではないようです。ピノ・ブラン、ピノ・グリなど、突然変異によって生まれた種が別の品種として広く普及する例も少なくありません。 実際、オーストラリアではカベルネの突然変異種を繁殖させた例もあるとのこと。

昼食時にはワイナリーの野沢さんに、セラーに眠る貴重なワインを何本も出していただきました。

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おかず豊富な豪華弁当をご馳走になりながら、参加者全員で飲み比べ。カベルネと唐揚げ、カキフライとシャルドネのマリアージュです。ワインはどれもすばらしく美味しかったのですが、さすがに昼からガブ飲みするわけにはいきません。グッと我慢して午後の作業に臨みました。(といいつつ、4~5杯は飲んだような…)

シルバー人材センターからの方々も含めた全員で力を結集。無事、夕方までに収穫作業は終了しました!
作業後の畑はこんなカンジ。

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このぶどうたちがワインになる日も楽しみです。

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作業の後は高速バスで帰宅。今日も風呂→ビールで仕上げとなりました。ぷはー、最高。
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by inwine | 2008-10-08 16:03 | ワイナリー訪問
シャトレーゼ勝沼ワイナリー 2008年収穫<その2>
先日に引き続き、シャトレーゼ勝沼ワイナリーの収穫をお手伝いしてきました。
今回、作業したのはまず女菱のメルロ。

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私がお邪魔した前日は祭日で、十数人の方が収穫に参加されたそうです。
しかし平日のこの日は、なんと手伝い組は私一人。栽培担当・矢崎さんの指揮のもと、本職の方々とともに作業に臨みました。

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矢崎さんのご実家は塩山のぶどう農家。県内で農業を学んだ後、シャトレーゼに入社して3年目から畑一筋とのことです。
「それじゃ○○さん、今度は××しましょう!」と必ず相手の名前を呼びながら、元気よく指示を出される姿がとても印象的でした。

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ちなみに「日本のワイナリーに行こう 2007」(今出ている号のひとつ前)の表紙には、収穫後のぶどうを抱えた矢崎さんの笑顔がでっかく載っています。

昼食はワイナリーとは別の場所にある事務所にて。食事の後は、ここでしばしゴロ寝です。

午後も総勢5人で作業を進め、なんとか夕方前にメルロの収穫を終了しました。
その後はセミヨンの病果を取り除く作業。収穫はもうまもなくのようです。

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一粒いただいて口に入れたら… 甘い!
ベタベタしないすっきりした甘さが印象的な、シャトレーゼの甘口ワインがすぐに頭に浮かびました。

ほんの少しにわか雨に降られた後、5時に作業は終了。
ワイナリーに戻ってしばらくすると、1日いろいろな仕事に忙殺されていた工場長・戸澤さんも戻りました。

高速バスを待つ間に収穫や醸造についてうかがったのですが、印象的だったのはソーヴィニヨン・ブランのお話。
2007年のワインはあちこちで取り上げられ話題になりましたが、戸澤さんはまだ納得いっていないそうです。
「始めたばかりなんだから、まだ伸びるチャンスはあるはず」と今年は収穫時期を少し遅らせて、醸造のスタイルも少し変えるつもりだと話してくれました。

品種独特の爽やかなハーブ香とすっきり&フルーティな味わいが本当に美味しかった2007年ですが、戸澤さんは「もう少しボディがあれば、さらに良くなる」と語ります。
しかし今年は天候がなかなか難しく、収穫を遅らせるのには勇気も必要なはず。
「台風が来ないことを願ってます」と笑う戸澤さん。「ただワインを造って売るだけじゃつまらない」と常々口にしている通りのチャレンジャー精神です。

今年仕込んだばかりのメルロ(まだMLF前)も3種類 味見させていただきました。

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どれもすばらしいポテンシャルを感じさせる味わいです。ぶどうは女菱と横町の畑から。同じ品種ですが、それぞれの個性がはっきりと出ています。
特に女菱のぶどうは先日、私も収穫に参加した時のもの。感激もひとしおですが、そんなひいき目(?)を差し引いても、本当に美味しい!
今年は気候の面で何かと難しいことが多かったようですが、ワインの出来には何の心配もいらないようです。

その後バス停まで送ってもらい、帰宅。ちょっといいオミヤゲもいただきました。
ワインとぶどうのために身を捧げた1日なのに、作業の後はなぜこんなにもビールがウマいんでしょうか。ワインの神様、スマン。
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by inwine | 2008-09-25 07:04 | ワイナリー訪問
山梨ワイナリー訪問 2007/12 <その7>
まるき葡萄酒もやはり長い伝統を持つワイナリー。

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「フランスへ旅立ち、日本に醸造技術をもたらした2人の青年」の話は国産ワインの起源として非常に有名ですが、その2人のうちの1人、土屋龍憲がこのワイナリーの創始者です。

ここでも予約をすればしっかり見学できるのですが、ふらりと訪ねたうえにもう夕方です。試飲だけお願いして帰るつもりでした。
味見をしたのは数種類。こちらでも甲州に力を入れているようです。赤白いろいろ飲ませてもらううちに実はこんなのも、と出していただいたのが山ソービニオン。山ぶどうとカベルネをかけ合わせた品種です。飲んでみると予想以上に洗練された味わい。野性味が強いのではという想像に反して、バランスの良いきれいなワインでした。でも残念ながら、こちらもやはり完売していました。人気商品なのでリリース後しばらくで売り切れてしまうそうです。うーん、またもやこのパターン。ボヤボヤできません。

意外といえば、「スモークド・タクアン」。ワインに合うんですよ、とお勧めされました。
ワインビネガーなどで味付けしたものを、ぶどうの木などを使って燻製したものだそうです。

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まずは試食用に用意されたタクワンをひと口。あ、確かに燻製の香りがして美味しいです。でも、これがワインと?
半信半疑のまま、次にベリーAのワインを飲んでみます。すると… 
不思議なことにホントに合いました。
これは面白い。ウチでも試してみようと、ワインと一緒にタクワンも購入することに。

いろいろと話が進むうちに、「蔵も見てみます?」とのお言葉が。貴重な機会なので、もちろんお願いすることにしました。作業中の畑(垣根です)の前を通り、発酵タンクの脇を抜けて貯蔵庫へ。

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そこには膨大な数のボトルがありました。
さらに棚の前の文字を見てびっくり。ドイツ品種を中心に1950年代のワインが山積みになっています。

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ボトルを見せてもらったのですが、中のワインは褐色にもなっておらず、澄み切った色です。
スゴイです。さすがは伝説の青年のワイナリー。いいモノを見せてもらいました。

畑を抜ける近道を教えてもらい、20号沿いのJAへ。ここでほうとうと野菜を買って帰るのがすっかり定番コースです。
高速バスの停留所へ歩く間に、空にはやはり月が。12月の寒さはちょっとこたえました。

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by inwine | 2007-12-29 14:23 | ワイナリー訪問
山梨ワイナリー訪問 2007/12 <その6>

訪れるたびに、勝沼の風景にはどこか懐かしさを覚えます。

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穏やかでありながらも決して寂れているわけではなく、人々の生活の匂いがはっきり感じられる街並み。
個人的な記憶ですが、子供の頃、夏休みのたびに行った箱根の雰囲気によく似ている気がします。

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次から次へとワイナリーをめぐる間にも、いろいろな日常の風景が目にとまりました。

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しかし日が短いこの季節、のんびりとはしていられません。次の目的地、まるき葡萄酒へと急ぎます。
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by inwine | 2007-12-28 19:32 | ワイナリー訪問
山梨ワイナリー訪問 2007/12 <その4>
山梨市から勝沼へ。
勝沼の最寄駅は一応「勝沼ぶどう郷」駅ですが、路線は東へ迂回するようにぐるりと回りこんでいるので、実は山梨市駅からでも直線距離はそう遠くありません。
しかし今回行くルートはぶどう郷駅経由が早そうだったため、電車に乗り込みました。

最初に到着したのはシャンモリワイナリーこと盛田甲州ワイナリー。ソニー・盛田昭夫氏の実家筋のワイナリーとして有名なところです。併設のレストランで昼食をとり、見学もさせていただきました。

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こちらの見学コースには受付などはありません。無人の入口で記名をした後、説明が書かれたプラケースを持って、自由にコースを歩いてまわるシステムです。

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以前に行ったシャトー酒折ではNHKの見学コースを連想したのですが、今回は何だか社内健康診断を思い出しました。カルテを持って視力やレントゲンなどの各部屋を回るアレです。

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外の通路から室内の渡り廊下風の通路へ。ここからガラス越しに設備を見学していきます。機械の前には詳細な説明があり、何を行う設備か一目瞭然です。

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通路を抜けると試飲と販売コーナーに到着します。
ワイナリー見学といってもスタイルはさまざま。ちょっと味気ないような気もしますが、団体のお客さんなどにとっては、こうしたシステムはきっとありがたいはずです。



さて次に向かったのは、すぐ真向かいにあるシャトレーゼ 勝沼ワイナリー
工場長の戸澤さんとは平塚でのワイン会とワインフェスでお会いしています。

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入り口を入るとすぐに試飲コーナー。なんと対応していたのは戸澤さんご本人でした。

ご挨拶をすると、「ブログ見ましたよ。」の嬉しいお言葉が。感謝しつつ、早速試飲をお願いしました。
こちらのワイナリーでは日本品種から海外品種まで幅広く扱っていますが、どのワインにも共通したスタイルがあるように思えます。それはスマートなエレガントさ。決してパワフルなだけではない、過剰さを排した美学を感じる気がします。

ソーヴィニヨン・ブランはすべて鳥居平の畑。2002,2006,2007を試飲させてもらったのですが、見事に個性が違います。2002年の洗練されたスタイル、2006年の力強さ、2007年の非常に独特な香りと味わい。そのどれもが見事な完成度で、ソーヴィニヨン・ブランの特性もしっかり体現しています。ニュージーランドのワイン関係者に飲んでもらったところ、「よくできているが、古いスタイルだね。」と言われたそうです。確かに柑橘系のフルーティな風味が突出したニュージーランドのワインとは少し違いますが、ある意味ではこちらが王道なのかもしれません。本当にどれも美味しい!

現在はプティ・ヴェルドーやイタリア品種なども実験的に栽培中とのこと。現在の品種のさらなる充実を図りつつ、未来への目配りも怠っていないようです。今後もますます目を離せません。

戸澤さんのお話は例によってとても興味深く、調子に乗って10種類以上も試飲。

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さらにちょっとスペシャルなワインも2種類、特別に飲ませてもらいました。貴重なモノをありがとうございます!こちらも発見のあるワインでした。

ここでも正月用のワインをたくさん買い込みました。じっくり飲むのが楽しみです。
さて、次の目的地へ。今度はルミエールに向かいます。
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by inwine | 2007-12-27 15:12 | ワイナリー訪問
「日本ワインを楽しむ会」
平塚・ブラッスリーアッシュ・エムで行われた「日本ワインを楽しむ会」に行ってきました。

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菊池シェフによる料理と国産ワインを楽しむと共に、勝沼のワイン醸造家の方々を迎えてお話を聞くという贅沢な会です。

ワインリストは以下の通り。

2007 デラウエア万力+ 金井醸造場
2007 名称未定(甲州主体) 四恩醸造
2005 鳥居平 シャルドネ樽貯蔵 シャトレーゼ
2007 名称未定(マスカットベリーA主体) 四恩醸造
2007 名称未定(カベルネ・ソービニヨン / メルロー主体) 四恩醸造
2004 鳥居平 メルロー樽貯蔵 シャトレーゼ

そして料理は…

食事の始まりに一口(L'amuse-gueule)

"プロローグ" 5種の大根を5種の調理法で

蕪蒸にフォアグラを詰めて コールラビのヴルーテ

タラと白子のコルヌ 柚子風味のブールブランソース

蝦夷鹿のロースをちりめんキャベツに包んで鹿のジュと共に

長谷川牧場のアイスと諸星さんのキウイ ホワイトポートの香り


…とずらずら羅列しましたが、こんな感じです。

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料理はどれも美味でしたが、5種の大根には特にびっくりしました。(写真はありません…)
同じ野菜とは思えないほど多彩な種類の大根に、燻製やグリエなど異なる調理が施されています。遊び心あふれ、かつ手間のかかった一品です。お店の食材への思いが伝わるお皿でした。

蝦夷鹿は大好物なのですが、食べるのは今シーズン初めて。柔らかく上品な焼き上がりで、ソースも優しく繊細な味わいでした。

デラウエア万力+は以前にもアップしたのですが、なぜか今回の方が酸を強く感じました。よりシャープな味わいという印象です。

四恩醸造は「2007/9/25に果実酒醸造免許を取得した日本最新ワイナリー」だそうです。
今回出していただいたのは、発売前の「本邦初公開」ワインばかり!工場長の小林剛士さんご本人に、ワインについてお聞きしながら飲むという貴重な体験をさせてもらいました。

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「日本の普通の食事に合うワインを造りたい」というお話には、非常に感銘を受けました。さまざまな質問にていねいに回答されるその姿からは、開拓者の志を持って新たな地平を切り開こうとする意志がビンビン伝わってきます。最後には固定観念を打ち破るような「ええー!!」というお話も聞かせていただきました。
ワインも作り手の姿そのもの。みずみずしく、鮮烈なワインです。口に含むと微発泡が感じられました。まさに瓶詰め直後のフレッシュな味わいです。

そしてもう1人のゲストがシャトレーゼ勝沼ワイナリーの戸澤一幸さん。
こちらは「山梨で二番目に新しいワイナリー」だそうです。
お菓子で有名なシャトレーゼのワイナリー部門ですが、ワインのラインナップは入手困難。
残念ながら戸澤さんは到着が遅れてしまったのですが、それでもやはり貴重なお話をうかがえました。

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「鳥居平 シャルドネ樽貯蔵」は典型的なシャルドネのスタイルと同時に、他にはない独特の味わいが感じられました。(それが何かを判別するには、すでに少し酔いすぎていたようです。)
「メルロー樽貯蔵」は実に洗練されたワインでした。うーん、美味しい!一口飲んだ後、思わず連れ合いと目を見合わせました。

さらに戸澤さんみずから持ってきていただいた「2005 鳥居平セミヨン」。デザートワインですが、非常にすっきりとした印象です。ベタベタした甘ったるさとは無縁の味わいでした。

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いやー、実に充実した会でした。同席させていただいた参加者の方々も、みな驚くほど国産ワインに造詣の深い方ばかりで、とても貴重な情報をいくつも聞かせていただきました。その意味でも参加した意義のある会だったといえます。(皆さん、ありがとうございました!)

連れ合いが風邪気味だったこともあり、私たちはお開きとともにまっすぐ帰宅しました。2次会も行われたようですが、参加できず残念。また機会があれば参加させていただきたいと思います。
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by inwine | 2007-11-27 15:50 | 日本ワインを飲める店
丸藤酒造さん
今回の訪問で最後に訪れたのは丸藤酒造さん。
ルバイヤートワインでおなじみの有名な醸造所だ。

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国道のJA直売所近くから斜面を登ると、すぐに看板が見えてくる。
距離はほんのわずかだが傾斜は少々きつく、なまった体の私は少し息切れしてしまった。
途中、小学生の男の子が「こんにちは」と声をかけてきた。
勝沼の町を歩いていると出会った子供たちが必ず挨拶をしてくれる。
学校の指導なのだろうが、訪問者にとってはうれしい歓迎だ。

中に入ると女性が迎えてくれ、試飲をお願いすることができた。
カウンターにずらりと並んだボトルを、次々にグラスに注いでくれる。

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醸造所の方にお話をうかがいながら、試飲をするのはやはり楽しい。
日本の食べ物にはやはり日本のワインが合うのでは、という意見に深くうなずく。
このワイナリーでは限定品なども含めて、実にさまざまな種類のワインを世に出している。
写真にあるのは、そのほんの一部。
1つ1つにそれぞれ異なる想いがこめられていることが、お話から伝わってきた。
ヴィンテージの差や樽の使い方の違いで、同じ甲州ぶどうも性質はまるで変わってくる。
それをどう美味しく、個性あるワインに仕上げるかが作り手の腕の見せ所なのだ。

お邪魔したのは数十分ほどだったが、帰る頃にはすっかり日が落ちていた。
購入したワインのほとんどは宅配便で送っていただき、
「ルージュ2004」と「甲州2002」を1本ずつだけ持ち帰ることにした。
今日はワイナリーをめぐる途中で、直売の野菜を買っている。それに甲州名物「ほうとう」も。
家でそれを鍋のように囲み、ルバイヤートワインを堪能するつもりだ。

高速バスの停留所に歩いて向かうと、歩道橋の上から月がのぞいていた。

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by inwine | 2007-11-01 10:58 | ワイナリー訪問
ダイヤモンド酒造さん
山梨ワイナリーめぐり、3軒目にお邪魔したのはダイヤモンド酒造さん。

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奥様が出迎えてくれ、試飲をさせていただいた。

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数種の甲州とシャルドネ、そして2種のマスカットベリーA。
「シャンテ Y・AますかっとベリーA」に初めて出会ったのは鴨宮のかのや酒店だった。
あるブルゴーニュワインを見つけた後、「国産のピノはありますか?」と尋ねたところ、紹介されたのが「それいゆピノ」。
そしてさらに「何か他にも…」とお願いしたところ、「ピノ・ノワールがお好きなら、これはいかがでしょう?」と薦めてもらったのが、この「ますかっとベリーA」だったのだと思う。

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このワインを飲んだことで、ベリーAワインへの印象は大きく変わった。とても複雑味を持ったすばらしいワインだと思う。
今回は「ますかっとベリーA Plus」も購入することにした。さらに「黄金の甲州」と「シャルドネ」も。
「黄金の甲州」はブラインドで飲んだら、絶対に当てられないような不思議な味わいだった。
途中から息子さんの雨宮吉男さんも説明に加わってくださり、東京でこのワイナリーのワインを飲める店を紹介していただいたりした。お忙しい時期にもかかわらず、ありがとうございました。
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by inwine | 2007-10-31 15:24 | ワイナリー訪問
旭洋酒さん<1>
秋も深まった十月の終わり、山梨を訪れた。向かったのは山梨市に位置する旭洋酒さん。「ソレイユワイン」でおなじみのワイナリーだ。
経営されているのは若い鈴木さんご夫婦。なんと、ほぼ2人だけですべての作業をこなしているのだという。迎えてくれたのは奥様だった。早速試飲をお願いしながら、いろいろとお話を伺った。

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出していただいたのは「ソレイユ・クラシック白」、「ソレイユ甲州2006」、そして「ソレイユ・クラシック赤」。


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「クラシック白」は甲州100%。とても素直でクリーンなワインという印象だ。酸や甘み、そして甲州独特の渋みのバランスが素晴らしい。何のストレスも感じずにすいすいと飲める楽しいワインだが、その楽しさは綿密な設計のもとに生まれているようだ。奥様によれば、このワインで「甲州種のスタンダード」を作ろうとしたとのこと。つまりお二人が甲州ワインの基本と考えるスタイルを、実際に形にしたというわけだ。言われてみればまさにそのとおり。甲州ぶどうの個性がひとつずつ丁寧に引き出されているのが分かる。






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もう1つの白ワイン、「ソレイユ甲州2006」は「基本形」から一歩進化したワインといえるのではないだろうか。特別に糖度の高いぶどうを用いたというだけあり、しっかりとしたボディと豊かな甘みを感じるが、一方で酸味も十分に備えている。決して鋭角的ではなく、柔らかく爽やかで、美味しい酸だ。もちろん今飲んでもとても楽しめる。けれどこれだけ複雑な要素を備えていれば、数年後にはさらに凄いワインになっていそうだ。







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そして「クラシック赤」。実にチャーミングで美味しいワインだった。マスカットベリーA主体だが、これもやはりお二人の考えるベリーAワインの「基本形」なのだろう。日本の赤ワイン品種としては非常にポピュラーなぶどうだが、実は美味しいワインを作るのはかなり難しいのではないかと思う。ベリーAと聞いただけで敬遠する人が多いのも決して偏見のせいだけではないだろう。しかしこの「クラシック赤」は「白」と同様に、ぶどうの持つ個性がはっきりと感じ取れる。日常の食事と共に楽しく味わいたいワインだ。






このワイナリーを訪れたいと思っていたのには、実は理由があった。<次回へ続く>
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by inwine | 2007-10-28 08:55 | ワイナリー訪問