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マンズワイン 『ソラリス 信濃リースリング2007』

白い花、アールグレイの華やかな香り。

味わいはコンポートのような甘みとともに、日本のみかんを思わせる爽やかな果実味と酸。
やや甘口ですが酸のボリュームはたっぷり。絶妙のバランスを保っています。
温度が上がっていくと、甘さはさらに強まり
ちょうどリンゴのミツの部分をかじっているような濃密なイメージに。


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さすがはソラリス。優雅でスケールの大きなワインでした。
極甘口の、舌で転がして楽しむようなデザートワインではないので
食事のあと『お腹はいっぱいだけど、もう少し飲みたい』なんてときには最適かも。
ウチでは2人で、すぐに1本空いてしまいました。
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by inwine | 2009-11-18 11:45 | 日本ワインを飲む
長野「マンズワイン・小諸ワイナリー」
長野県小諸にあるマンズワインのワイナリーへ。
1時間半ほどしか時間の余裕がなかったので、駆け足で見て回りました。

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途中、小諸駅近くの地元酒屋さんでちょっとムフフなワインをゲットしつつ、ワイナリーへ向かいます。

入口を入ってすぐ、建物の間にある畑には試験栽培の品種がこれでもかっていうぐらい並んでいました。
さすが業界のリーダー。

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もちろん「信濃リースリング」「浅間メルロ」など、マンズが交配して実際にワインとなっている品種も。

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「万力」という葡萄、不勉強にも初めて知りました。

まさに葡萄品種の生きた教科書といったところです。しばらくウロウロしてしまいました。
ご本家、レインカットの説明もこんな感じで。

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棒仕立ての実物もあったり。

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いやー、これは楽しい。勉強になりました。

このあたりの樹は樹齢20年以上。迫力あります。

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裏手には巨大な屋外貯蔵タンクがそびえ立っています。さすが大手という感じでした。

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樽もタランソー、ヴィカールなどの高級品がずらりと並びます。

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では試飲を。以前は上級銘柄のソラリスも無料だったそうですが、今は3種類で500円必要です。
そういえばワインの価格も一気に上がったのを思い出しました。
(ただし購入の場合はキャッシュバックしてくれます。)

試飲スタッフの方といろいろお話していて、信濃リースリングの話題になったとき、
「これは私が交配したんですけどね」とボソリと一言。
えっと思いよくよくお聞きしてみると、なんと志村富雄さんと一緒に交配を手がけた中山正男さんでした。
(ちなみに『独立行政法人 果樹研究所』のサイトにもしっかりとお名前があります。)

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今は会社から請われて、非常勤スタッフとして売店にもいらっしゃるそうです。
こんなスゴイ人に会えるなんて、ちょっとビックリでした。

小諸ワイナリー設立当時のメンバーだったという中山さん。
当時の興味深いお話をいろいろとお伺いすることができました。

最初はまったく思い通りのワインができなかったこと。
コツコツと毎年細かいデータを蓄積しながら、土壌や天候を分析して、葡萄の品質を高めていったそうです。
研究の結果、契約農家の畑をすべて違う品種に改植してもらったことも少なくなかったといいます。
歴史の生き証人のような方の言葉は、やはり重みが違います。
中山さん、貴重なお話をありがとうございました!

数アイテムを試飲させてもらい、購入したのはまず『ソラリス 信州小諸メルロー 2006』。
柔らかく洗練された果実味と樽の上品な香りがバランスよくマッチしています。

そして『ソラリス 信濃リースリング 2007』。
ズースレゼルヴェ(発酵前のジュースを添加)の手法を用いた甘口ワイン。
以前に辛口をいただいたことがあるのですが、今回は甘口を。
中山さんのお話を聞けた記念の意味もこめて買わせていただきました。

(ちなみに偶然ですが、ちょうど同時期に結果発表された国産ワインコンクールで、どちらも銅賞を受賞していました。)

短い時間でしたが、本当に有意義な体験ができました。
今回は大手ということもあり、軽い観光程度の期待しかしていなかったのですが、
やはりワイナリーは行ってみないと分からないものですね。
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by inwine | 2009-08-12 12:46 | ワイナリー訪問
『国産のお酒とお料理の店 Naorai』

神楽坂にある『国産のお酒とお料理の店 Naorai』に行ってきました。

…なんて言いつつ、実はお伺いしたのはもうずいぶん前のこと。
ブログの更新をさぼってて、なかなかアップできませんでした。スミマセン。
なのでメニュー等も変わっている可能性があります。ご了承ください。

実はお店のウワサはオープンした頃から聞いてたんですが、気になっていたのは『紹介制』というシステム。
そのなんだか秘密な響きにちょっとビビッてたじろぎ、足が向きませんでした。
今回、訪ねてみることにしたきっかけは、たまたまあるワイン会で同席した方に「いい店ですよ」とオススメされたこと。
『そんなに国産ワイン好きなんだったら、行かなくちゃ!』とのイチ押しを受けて、改めて興味が湧いてきたわけです。

緊張のあまり手にじっとりと汗をかきながら(嘘)、予約の電話をしてみたら…。

「はい、お二人さまですね。お待ちしてまーす。」



全然、怖くないじゃん!

あとでオーナーのりえぞぅさんこと、渡邉さんに聞いてみたところ、
きちんとお店の趣旨(つまり国産のお酒、食材へのこだわり)を理解してくれる人なら、
別に初顔でも全然オーケーとのこと。
要するにきちんと予約して来店して、あんまり行儀悪くしなければ大丈夫ってことのようです。

実際、お店の中は肩の力を抜いてくつろげる、とても良い雰囲気でした。
もちろんこちらをギロッとにらむ頑固親父なんかはいないので、ご安心を。(オレだけか、心配してるの。)

さてゆったりとしたカウンター席について、まずお願いしたのはビール。
宮崎の「ひでじビール」というメーカーのピルスナーです。

すっきりながら、しっかりした飲みごたえも。美味しいです。都内では、生を出すお店はかなり珍しいとのことでした。

さて、おつまみは…。
メニューの中心は各地のいかにも美味しそうな特産品。
いろいろ迷ったり、渡邉さんと相談したりしながら、数品を選出。
シメに「宮崎県延岡産・子持ち鮎飯」を食べることも決めときました。

そんなこんなしてるうちに、ビールを飲み終わり、いよいよワインの時間です。
もちろんオンリストされているのは国産ワインのみ。常時80種以上が用意されているそうです。スゴイ!

どれにすっかなー、といろいろ目移りしていたのですが、ここはオススメを聞いてみることにしました。
で、選んでいただいたのはコレ。


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マンズの『ソラリス 信濃リースリング2004』です。
マンズのワインって、実は普段飲むことがあまりないので、いいチャンスだと思ってお願いすることにしました。
信濃リースリングを飲むのも、これが初めて。
シャルドネとリースリングを日本で交配した品種だそうですが、不勉強のため知りませんでした。

味わいはシャープな酸が特徴的。すっきりとした爽やかなワインです。
交配種ですが、『親』にあたるどちらの品種とも違った個性を感じました。ドライな飲み口のため、どんな食事にも合わせやすいはず。
名前のイメージから甘さを連想すると、意外に感じるかもしれません。
とはいえリースリングは甘さだけでなく、しっかりした酸も特徴的な品種。その意味では、親の個性を受け継いでいるといえるのかも。

ワインを飲んでいるうちに、おつまみも到着し始めました。


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まずは『トマトとオクラのジュレ』。
トマトは甘さやコクをしっかり感じます。それに加えてオクラの食感が楽しい。
さっぱりと美味しい一品でした。

そして『高知県産 鰹の生ハム カルパッチョ仕立て』。

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これも意外な食感が魅力。驚きのあるメニューは楽しいですね。白ワインには、まさに絶好のつまみです。

『新潟県魚沼産 健康豚のひと口だんごメンチ』と『宮崎県土々呂町産 ひろし燻ソーセージの盛り合わせ』も。

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ともにシンプルながら、優しくしみじみ美味しい一品でした。

食事のメニューは、ワインや日本酒をじっくりと楽しむためのおつまみばかり。
それぞれの土地の風土を思い浮かべながら、特産品とお酒を静かに楽しむなんて、ホントにぜいたくな時間です。
日本に生まれてヨカッター!!

カウンター越しにうかがった渡邉さんのお話も興味深いものでした。
国産酒に向ける情熱は、並大抵ではありません。もちろん日本酒も焼酎もこだわりの品揃えです。

うかがったのは、ちょうど汚染米が世間で大騒ぎになっている頃でした。
あの騒動の中で、無関係ながら打撃を受けた良心的な焼酎メーカーがたくさんあったそうです。
『その蔵を応援することにしたんです。』という、渡邉さんの話には強い感銘を受けました。
しかし行政っていうのは、なんでああもアレなんですかね。ゴニョゴニョゴニョ…。
あと山梨の某ワイナリーの某氏がたまに来店するという話なんかも。

そんなこんなであっという間に時間が経ち、気づけばそろそろ料理もシメの時間。心に決めていた鮎が到着です。

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うーん、ウマかった。美味しくて、リラックスできた楽しい時間でした。
神楽坂にお立ち寄りの際は、ぜひ予約&来店をオススメします。怖い親父はいません。しつこいって。
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by inwine | 2009-01-21 18:31 | 日本ワインを飲める店