「ほっ」と。キャンペーン
ダイヤモンド酒造さん
山梨ワイナリーめぐり、3軒目にお邪魔したのはダイヤモンド酒造さん。

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奥様が出迎えてくれ、試飲をさせていただいた。

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数種の甲州とシャルドネ、そして2種のマスカットベリーA。
「シャンテ Y・AますかっとベリーA」に初めて出会ったのは鴨宮のかのや酒店だった。
あるブルゴーニュワインを見つけた後、「国産のピノはありますか?」と尋ねたところ、紹介されたのが「それいゆピノ」。
そしてさらに「何か他にも…」とお願いしたところ、「ピノ・ノワールがお好きなら、これはいかがでしょう?」と薦めてもらったのが、この「ますかっとベリーA」だったのだと思う。

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このワインを飲んだことで、ベリーAワインへの印象は大きく変わった。とても複雑味を持ったすばらしいワインだと思う。
今回は「ますかっとベリーA Plus」も購入することにした。さらに「黄金の甲州」と「シャルドネ」も。
「黄金の甲州」はブラインドで飲んだら、絶対に当てられないような不思議な味わいだった。
途中から息子さんの雨宮吉男さんも説明に加わってくださり、東京でこのワイナリーのワインを飲める店を紹介していただいたりした。お忙しい時期にもかかわらず、ありがとうございました。
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# by inwine | 2007-10-31 15:24 | ワイナリー訪問
原茂ワインさん
10月終わりの山梨訪問。昼食は原茂ワインさんの2階にあるカフェ「Casa da Noma」でとった。
私も同行した連れ合いも、頼んだメニューは「パンの気まぐれブランチ」。
ワインは私が「甲州シュール・リー」、相方が赤の「甲斐ノワール」だ。

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舞茸のソテーやゴーヤチャンプルー、トマトのソーセージ。
やさしい味わいのおかずが少しずつ盛られた、思わずうれしくなるごちそうだった。
ボリュームも十分。ワインとの相性はもちろんばっちりだ。

食事の後、1階で試飲をさせてもらう。

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甲斐ノワールは04と05の両方を試飲させていただいた。
「飲み比べると違いがはっきりしますよ。」というお話の通り、まったく個性の異なるワインだった。
より骨格のしっかりした印象のある04を購入。加えて爽やかな甘さが魅力的な「ハラモヴィンテージ 甲斐ブラン」も買うことにした。
さらに試飲をしなかった「ハラモワイン甲州」も追加。親しみやすいラベルが記憶に残っていて、一度飲んでみたいと思っていたのだ。


試飲を終えてタクシーを待つ間、入り口付近に広がるぶどう棚を眺めた。
もうワイン用品種の収穫はほとんど終わってしまっている。残っているのは生食用のものばかりだ。

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「甲州 歴史1200年」の文字に、このぶどう品種への誇りが伝わってくる。

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数日後、「ハラモワイン甲州」を早速 自宅で飲んだ。
実は1000円台前半という価格帯から、ワインだけでも楽しめるような軽いボディを想像していた。
しかし実際は豊かなミネラル分を感じる、しっかりとした骨格のワインだった。
連れ合いの感想は「ソーヴィニヨンブランみたい。」 そう、確かに良質のソーヴィニヨンブランによくある、かすかな塩気を感じる。魚介類との相性はぴったりだろう。文句なしのコストパフォーマンスだと思う。いいワインをまたひとつ見つけることができた。
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# by inwine | 2007-10-30 15:42 | ワイナリー訪問
旭洋酒さん<2>
前回に続き、旭洋酒さんのお話。

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以前 なじみのレストランに協力してもらい、さまざまな地域のピノ・ノワールを飲み比べる会を開いたことがある。
実はこの時、「日本代表」として旭洋酒の「それいゆピノ・ノワール」を出した。


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日本では「ピノ」はまだ決してポピュラーな品種とはいえない。栽培は難しいとされていて、世界でも成功を収めている地域はわずかだ。けれど旭洋酒さんのピノを飲んだとき、私はその美味しさに目を見張った。「日本でピノ・ノワールは無理」という先入観にとらわれていたのだろう。


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「日本代表」は大活躍だった。ブラインドでの会だったため、先入観なく味わえたせいもあるだろう。多くの人がこのワインを上位に挙げ、ブルゴーニュワインにもひけをとらない高評価だった。







そんなこともあって、ぜひ旭洋酒さんにはうかがってみたいと思っていたのだが、今回 念願かなって醸造所を訪問し、奥様から栽培・醸造についていろいろなお話をうかがうことができた。
一口にピノ・ノワールといっても、日本ではヨーロッパなどとは違って棚栽培の手法を用いるため、育て方がまったく異なること。土壌の違いなどからクローンの選び方も変わってくること。
お話を聞いているうちに、前述のワイン会で「勝った」ような気分になった自分が恥ずかしくなってきた。当たり前のことだがワインとはそれぞれが独自の個性を持った作品で、競争や勝負の道具ではないのである。(まあ、それでも「飲み比べ」などの企画はやっぱり面白いのも確かなんだが。)

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自戒の念も胸に刻みつつ、圧搾機をはじめとするさまざまな機器も見せていただいた。途中からはご主人にも加わっていただき、さらにお話をうかがえた。お忙しい時期であったと思うが実に丁寧に対応していただき、感激の想いだった。12月にリリースされるという次のビンテージが、今から楽しみだ。
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# by inwine | 2007-10-28 09:35 | ワイナリー訪問
旭洋酒さん<1>
秋も深まった十月の終わり、山梨を訪れた。向かったのは山梨市に位置する旭洋酒さん。「ソレイユワイン」でおなじみのワイナリーだ。
経営されているのは若い鈴木さんご夫婦。なんと、ほぼ2人だけですべての作業をこなしているのだという。迎えてくれたのは奥様だった。早速試飲をお願いしながら、いろいろとお話を伺った。

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出していただいたのは「ソレイユ・クラシック白」、「ソレイユ甲州2006」、そして「ソレイユ・クラシック赤」。


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「クラシック白」は甲州100%。とても素直でクリーンなワインという印象だ。酸や甘み、そして甲州独特の渋みのバランスが素晴らしい。何のストレスも感じずにすいすいと飲める楽しいワインだが、その楽しさは綿密な設計のもとに生まれているようだ。奥様によれば、このワインで「甲州種のスタンダード」を作ろうとしたとのこと。つまりお二人が甲州ワインの基本と考えるスタイルを、実際に形にしたというわけだ。言われてみればまさにそのとおり。甲州ぶどうの個性がひとつずつ丁寧に引き出されているのが分かる。






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もう1つの白ワイン、「ソレイユ甲州2006」は「基本形」から一歩進化したワインといえるのではないだろうか。特別に糖度の高いぶどうを用いたというだけあり、しっかりとしたボディと豊かな甘みを感じるが、一方で酸味も十分に備えている。決して鋭角的ではなく、柔らかく爽やかで、美味しい酸だ。もちろん今飲んでもとても楽しめる。けれどこれだけ複雑な要素を備えていれば、数年後にはさらに凄いワインになっていそうだ。







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そして「クラシック赤」。実にチャーミングで美味しいワインだった。マスカットベリーA主体だが、これもやはりお二人の考えるベリーAワインの「基本形」なのだろう。日本の赤ワイン品種としては非常にポピュラーなぶどうだが、実は美味しいワインを作るのはかなり難しいのではないかと思う。ベリーAと聞いただけで敬遠する人が多いのも決して偏見のせいだけではないだろう。しかしこの「クラシック赤」は「白」と同様に、ぶどうの持つ個性がはっきりと感じ取れる。日常の食事と共に楽しく味わいたいワインだ。






このワイナリーを訪れたいと思っていたのには、実は理由があった。<次回へ続く>
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# by inwine | 2007-10-28 08:55 | ワイナリー訪問