<   2008年 12月 ( 6 )   > この月の画像一覧
来年もよろしくお願いします。

今年もいろんな場所で、いろんなワインを飲んだけれど、
全部はブログにアップできませんでした。最後に写真だけでも。




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それぞれのボトルを見てると、日本のワインってしみじみ美味しいなと改めて思います。

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いつも読んでいただいている皆さん、今年もお世話になりました。
来年もお付き合いいただけると嬉しいです。

年明けには試験的にコメント欄を再開してみますので、またヨロシクです。
よいお年を。
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by inwine | 2008-12-31 01:08 | そのほか
「日本のおかずを訪ねる。」 <ビールのおつまみ編> 続き

さて、ビールのおつまみ探訪の続きです。

前回はマカロニサラダが〇、ナムル〇&△、そしてアサリキムチが×(涙)という結果でした。
はたしてこのあと、ビールの友とワインとの幸福な出会いは待っているのでしょうか?


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後半戦、最初の挑戦者は鯵の押し寿司。
刺身系と合わせるならやっぱり白でしょう。というわけで今回、赤は審査対象外です。

下地にさっとくぐらせて、口へ。
モグモグモグ。おお、ウマイ。脂もほどよく乗ってます。

モグモグモグ。どうにもこの鯵てえのは、噛み応えがしっかりしててイイねえ。
同じ光りモンでもイワシやサバなんかとは一味違う。モグモグ。
噛むと口ン中に旨みが広がるよ。何しろ味がいいからアジてえくらいだ。

・・・なんてちょっと江戸っ子になりながら、寿司を堪能です。(アレ? 押し寿司は関西?)
まあそんなことはどうでもいいんですが、問題のワインとの相性は?

ワインと青魚というのはそもそも難しそうな組み合わせなんですが、さらに気になるのは酢飯の存在。
実は個人的には、お米と酒全般が合わないような気もします。そのうえ酢飯となればなおさら難しそう。

はたして相性は? 論より証拠。実際にワインを飲んでみましょう。

ゴクリ。

うーん…。

アジとの相性は悪くはないんですが、やっぱり口の中に少しだけ生臭さが広がる気が。
もしかしてコレが甲州だったら、もっと相性が良かったのかも。この点は今後の宿題になりそうです。

そして問題の酢飯は?

……。 やはりワインとはぶつかってしまいました。
酢の酸味もご飯の甘味も、両方に違和感を覚えます。
アサリキムチのように『うへえ』ってほどではないのですが、
それでもやはり『素晴らしく合う』とはとても言えません。

最近は寿司屋さんで、寿司と一緒にワインを楽しんでいる人もよく見かけます。
ですから今回の私の印象も単純に好みの問題なのかもしれませんが、
個人的には、やっぱり寿司にワインは難しいなと改めて思いました。

ワインと料理の相性で最も理想的な組み合わせは『かけ算』を生むような気がします。
つまり料理とお酒という別の要素が出会うことで、それぞれの魅力とはまた別の
おいしい相乗効果が生まれるということです。
その理屈でいえば、今回のワインと押し寿司は『足し算』。
ふたつの異なる要素がただ積み重なっただけで、やや『too much』という感想でした。

というわけで、今回の判定は△。ズバリいって、またもや私の選択ミスでした。
アナゴとかネギトロとか、もう少し合いそうな寿司ネタはあった気がします。
うーむ。下手コキました。

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次に行く前に、箸休めにカブの浅漬けをポリポリ。

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おっ、何気にこれワインにバッチリです。白でも赤でもいい感じ。
こんなふうに漬物を気軽につまみにできるところが日本ワインの良いところですね。

さて、次に登場するのは冬の風物詩・カキフライ。

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寒くなってくると『シーズンが終わる前に牡蠣をいっぱい食っとかないと』と焦るのは私だけでしょうか。
… 私だけですね。すいません。食い意地が張ってて。

今回の牡蠣は広島産。大粒で美味しそうです。
タルタルソースをたっぷりつけて、いただきまーす。

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うん、コレコレ。牡蠣って生もいいけど、火を通すと旨みが増すんだよなー。
ガブリと噛み付くと、ガリガリした衣の下にはふっくらした牡蠣の身。
やがて口の中に旨ウマエキスがじゅわーと溢れてきます。

コレはなんといっても白ワインでしょう。
高畠ワイナリーのピノ・ブランをごくり。

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いやー、いいじゃないか! キミ! 

思わず気分は社長になってしまうほどの相性のよさです。
牡蠣の濃厚な旨みと白ワインのシャープな酸、そしてほどよいコクが絶妙の組み合わせ。

牡蠣にはシャブリ? ボルドーのソーヴィニヨン・ブラン? ロワールのミュスカデ?
冗談いっちゃいけねえ。日本の洋食・カキフライには日本のワインよ!
当たりめえだ、べらぼうめ。

というわけで今回は文句なしの〇。ヨカッタ。

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日本のワインVSビールのおつまみ、最後に登場するのは餃子です。
餃子とビールといえば、まさに切っても切れない組み合わせ。
街の中華屋さんで一杯ひっかけるときには、何はなくともまずは餃子でしょう。

ラーメンや炒飯なんかも最終的には食べたいんだけど、
一緒に頼むと先にそっちが来ちゃうから、
『とりあえず餃子とビール』なんて頼んだりして。
で、ビール会社の名前が入った小さなコップ(だいたい水で濡れてる)で、
チビチビ瓶ビールを飲んで焼きあがりを待つわけです。
会社の同僚なんかと一緒だったら、わりとライトめの仕事の話。
一人だったらお店のスポーツ新聞をめくったりするのがマナー。

まあそんな正しいおじさんのスタイルの話はいいんですが、
そのくらいビールと餃子の関係は深いんですね。
はたしてワインは、そんな強~い絆に割って入ることができるんでしょうか。

今回の餃子は中華屋さんでおなじみの舟形のアレじゃなく、丸くて小さい一口タイプ。
最近流行のヤツですな。醤油&ラー油でいただきます。

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皮はわりとしっかり。でも一口サイズなんで噛みしめた感触もちょうどいい。
中の餡もホロっというよりギュッとした食感で、小さいながらもしっかり食べた感があります。ウマイウマイ。

さてビール… じゃなくてワインを一口。今度は赤ワインの登場です。旭洋酒のソレイユ・クラシック。
『山梨産赤葡萄100%』の文字がなんともステキです。

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お。いいぞ! ご飯とワインはちょっとアレでしたが、餃子の皮との相性はイイです。
焼き目の香ばしさがワインの香りとぴったり。
そしてもちろん中身の餡とワインの組み合わせも文句ありません。
肉や野菜の甘み旨みを、ベリーAのほっとする味わいが包み込むようです。

これはいいですね。予想以上の相性です。
そういえばこのワイン、たぶんベリーAのほかに甲斐ノワールがちょっとだけ入ってるんですが、
旭洋酒の鈴木順子さんが「甲斐ノワールって中華と合うんですよ」とおっしゃっていたのも思い出しました。

そんなわけで、餃子と赤ワインの相性も〇。後半戦は結局、2勝1分けでした。

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ビールの友と日本ワインとの相性を探る今回の試み、
終わってみると何の意味があったのか、さっぱり分からない気もします。
またしても、ただウマイウマイって言ってただけのような。

いや、ひとつ発見がありました。
それは

 『ビールと相性がいいっていう食べ物は多いけど、
 それはワインのマリアージュとはちょっと違う。』
 


ってことです。

どういうことかというと…

前回『アサリキムチと一緒にワインを飲んだら生臭くなってしまった』という話を書きましたが、
実はそのあと、ビールとも合わせてみたんです。
結論からいうと、ビールの場合もやっぱり生臭さを感じました。
ただ、その度合いはワインよりだいぶ少なめ。理由はズバリ、『苦味』です。

そう。日本でビールの守備範囲が広いとされるのは、実は苦味や炭酸の爽快感が
食べ物の味を『洗い流す』せいじゃないかと思います。
鯵の押し寿司のところで『ワインと料理の相性で最も理想的な組み合わせは『かけ算』』なんて書きましたが
ビールの原理はいわば『引き算』なわけです。
脂っこいものも、辛いものも、クセのある風味も、ビールを飲むことでほとんどリセットされる。

もちろん、その効果を悪くいうつもりなんて毛頭ありません。
それどころか食事を楽しむ際の忠実な脇役として、ホントに大事な役割だと思います。
特にいろんな種類の料理を同時に楽しむ場合なんかは、すばらしい働きをするはず。
まさに日本独特のビールが作り上げた、日本ならではの食文化といえるでしょう。

ただ、それはワインでいう相性の良さ=マリアージュとは少し違うかもしれません。
ワインは食中酒として決してオールマイティではないけれど、組み合わせがうまくいったときは
食事の愉しみが何倍にもなったりする魅力があります。料理とワインの両方が主役になってくれるというか。
ただし逆もまた真なり。外してしまうと、カナシイ結果になることもあります。
それでも国産ワインが海外のワインよりも日本の食卓に幅広く合うのは、やっぱり間違いありません。

忙しかった仕事のあとや風呂上りなんかのビールは、いつでも誘惑に逆らえないほど魅惑的。
でもときには日本のワインを空けて、「コレ合いそう」と思う普段のおかずと一緒に楽しんでみてください。
思わずハマッてしまうような、意外で楽しい発見があるかもしれませんよ。
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by inwine | 2008-12-27 15:44 | 日本ワインを飲む
日記
x月x日

都内某所で、こんなワインを発見。

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いわゆる「ピピ・ド・シャ」と爽やかな柑橘香の両方が豊かに溢れてる。
生命力に満ちた、すばらしいワインでした。




x月x日

山梨へ。金井醸造場、旭洋酒などに。

ひさしぶりにお会いした金井さんは髪の毛がずいぶん伸びていた。
偶然、一緒にいらっしゃったワインツーリズムの笹本さんとパチリ。


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x月x日

なにかと話題らしい「リアルワインガイド」の日本ワイン特集を読む。
ツッコミどころは山のようにあるけれど、パラパラ読んでるうちにポイントが見えてきた気がした。
つまり、良くも悪くもこの本はいわゆる「批評誌」ではなく、
ワイン好きの人が、言いたいことを言って作った同人誌なんだな、ということ。

たぶん、そのことは作っている側も否定はしないんじゃないかと思う。(そうであってほしい。)
発行人みずからが「私自身もプロではない。全員が…プロ・アマ問わずのファンである。」って言ってるし。


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で、そうやって読むといろんなことが腑に落ちる。

たとえば100点満点式の採点法もそのひとつ。
個人的にはワインを点数で採点すること自体、どんな意義があるのか分からないので
『もうちょっと果実味にふくよかさがあれば88点!』 (87点から1点上がるらしい)なんて記述を見ると
「うーむ」と思ってしまうのだが、問題はこの採点法そのものではない。採点の「基準」だ。


『… 簡単にいえば「86点ならマアマアだ」「89点そこそこ良さそう」
「93点飲んでみたい」といったところが実態なのではないだろうか。
 本誌の得点は現在形成されているその実態に即す。』




この驚きのユルユル度、正直言って嫌いではない、かなり。
『現在形成されているその実態』? もはや基準なのかどうかすら定かではない気もするが、
パーカーポイントの「基本の点が何点で、それプラスああだこうだ」という
もっともらしい説明よりもかなりキュートだ。

しかしまあこの基準なんだったら、点数化するより「マアマア」「飲んでみたい」などと書いたほうが親切だし、
さらにいえば正確なような気もするが、そんな野暮は言うまい。

つまりこのユルさ、はっきりいえばいい加減さこそが、この本の特色、もしかしたら魅力なのだと思えばすべてに納得がいく。
そしてひとつひとつのワインの感想文も、それなりに面白くなったりもする。
(ワインのことがあまり書いてなかったりするのは気になるが。)

問題は、この本が立派な書店売りの雑誌として流通していること、その一点だろう。
もしこの本を読み、内容を「本気に」してしまう読者がある程度いるのなら、
そこにはただの無邪気さでは済まされない「責任」が生まれるのではないかと思う。




x月x日

山梨の忘年会に参加させてもらう。
今年お世話になった方々が勢ぞろいで、挨拶させていただくことができた。
カメラは持っていったんだけど、写真は一枚も撮らなかった。
醸造家の人たちと話すのは、どうしていつもあんなに刺激的なんだろう。
この日はビジネスホテルに一泊。
翌朝、おなじみのメンバーで勝沼をぐるり。楽しかった。
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by inwine | 2008-12-19 12:18 | そのほか
「日本のおかずを訪ねる。」 <ビールのおつまみ編>

某CMではありませんが、たまらなくビールに合う食べ物ってありますよね。
聞かれてもないのに「コイツにはやっぱりビールじゃないと。」なんて言葉がつい口をついて出るような…。

その日もその手のおつまみを頬ばり、ビールをぐびぐび飲んで「ぷはー」としてました。
「クー! 地球に生まれて良かった!」と。

でも、ふと思ったんです。

「待てよ」と。「本当か」と。

「ビールじゃないと」なんて妙に断言口調ですが、考えてみれば別に試してみたわけでもありません。
ビールに合うつまみがたくさんあるのは確かだけど、だからってワインじゃダメってことにはならないはず。
特に日本のごはんに合う日本のワインなら、「えっ?」っていう組み合わせの中に意外な大発見があるかもしれない。
どんな場合でも思い込みは良くありません。

というわけで、試してみました。
「日本のおかずを訪ねる。」 <ビールのおつまみ編>!


数々の定番つまみを迎え撃つ、日本ワイン代表は…。

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まず白は気軽なデイリーワインの代表選手、高畠ワイナリー「上和田ピノ・ブラン2007」。

さらりと爽やかな飲み口でバランスが良く、主張が強すぎないこのワイン。どんなおかずでも安心して合わせられる使い勝手の良い一本です。
実際、我が家ではケース買いして日常的に飲んでた時期もありました。

そして赤はコレ。やはり我が家では日常ワインの定番、「ソレイユクラシック 赤」です。

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マスカットベリーA主体で、やさしくほっとするような果実味の豊かさが魅力的。こちらも懐が広く、あまり食事とケンカする心配がないタイプです。

ではいよいよ対決です。まずはこちらの一皿から。

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出ました。大人も子供も大好き、マカロニサラダ。
個人的には居酒屋、特に立ち飲み系なんかに行くと妙に食べたくなるメニューですね。

今回のマカサラは卵とハムがたくさん入った、ちょっと豪華な感じの一品。単純に「動物系」ってことで赤ワインと合わせてみたくなりますが、マヨネーズの酸味がどうかな。
ゆで卵との相性も未知数な感じです。酸味-酸味のつながりで白のほうがイケるかも、などとちょっと予想しつつ、早速食べてみることに。

もぐもぐもぐ。うん。ウマイね、マカロニ。卵が入ってるとやっぱり豪華。ハムもウマいわ。

さてワインです。まずは赤から。
やっぱり酸味がちょっと気になるかな。でも卵とはイイ感じ。全体のこってり感との相性もいいですな。

次は白をグビリ。あ、こっちの方がいいかも。やっぱりマヨネーズとは白の方がしっくり来るかもね。ワインの爽やかさで、旨みが引き立つ気がする。
マカサラ→ワイン→マカサラと、箸&グラスが知らず知らず進んでしまいます。

でもその後に赤へ戻ったら、やっぱりこっちも〇。ズバリいって細かいこと気にしなければ、赤でもかなりイケます。

ということで『ワイン×マカロニサラダ』、判定は赤白ともに〇で決定!

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お次のメニューはこちら。ビビンバの具としてもおなじみのナムルです。

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皆さんは焼肉屋さんに行ったとき、食事と一緒に何を飲んでますか?
私はたまーにワインを飲みますが、だいたいは生ビール。あとはよく紹興酒のロックを頼んでいます。
もちろん肉自体とワインの相性はバッチリでしょうが、あの独特のタレには、紹興酒のカラメルっぽいコクとほどよい酸味がぴったりくる気がするんですよね。ワインなら南仏の濃い赤や南仏品種の新世界モノなど、果実味どっしり+酸味穏やか系がよさそう。

で、そんな焼肉のお供・ナムルもやっぱり頭に浮かぶのはビール。焼酎系のお酒よりもやっぱりビールです。ゴマ油の風味が食欲を誘う、アジアの刺激的な野菜の和え物ってイメージでしょうか。関西風にいうとビールの絶好の「アテ」です。

これも合いそうなのは、やっぱり白。でもベリーAも根菜の煮物なんかにバッチリだから、意外にイケるかもしれません。

今回のナムルの野菜は、もやし、ほうれん草、そしてたけのこ。
おお、やっぱり白は合います。野菜のじんわりした甘味とワインのすっきりした酸がうまくマッチ。いいですね。マカロニサラダと同様、スイスイと箸とグラスが進みます。これは完全に相性マル。

では赤は?
うーん、悪くはないんですが、正直、引き立て合うというところまではいきません。ピンときたのは醤油。もしナムルの中に醤油のニュアンスがあったら、きっとバッチリだった気がします。たぶん味付けは塩とニンニクとゴマ油だけだと思うんですが、このシンプルな組み合わせによる、ちょっと鋭角的な刺激がベリーAの柔らかさとうまく同調しないのです。ただ、ほうれん草の少し土っぽいような旨みは、やっぱりベリーAの味わいと結びつく気がしました。

というわけでナムルとの相性、判定は白〇、赤△です!

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次はやはり焼肉屋さんの定番メニュー。そう、キムチです。

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キムチとワインってだけでもすでに無謀な気もするんですが、今回はなんとアサリのキムチ!
いかにも合わなそうですが、どうでしょうか。正直自分でも、なぜよりによってこんなの買ってきたのか分かりません。
理由があるとすれば、ただひとつ。はい、ウマそうだったからです。

まずはキムチを一口。お、甘い。辛さよりアサリの甘味が印象的。何か甘い味付けを加えているのかもしれません。
いや、ウマイっすね。貝類のキムチだと牡蠣なんかもたまに見かけますが、アサリもいいです。

ではワインを。


むむむ…。


やっぱり無謀でした。オレがバカでした。調子に乗りすぎました。グズでのろまな食いしん坊でした。
飲むと口の中に生臭さが広がります…。

ワインにもキムチにも悪いことをしてしまったという罪悪感が胸に広がります。
「食べ物をオモチャにしてはいけません」という遠い日の母の声が響いてくるようです。
いや、決してそういうわけじゃないんだ…。そうつぶやきながら、お皿を脇へ。スマン、後で必ず食うからな。

というわけで、判定はいうまでもなく×。あえなく撃沈です。(涙)

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なんだか先行き不安な感もありますが、長くなったので今回はここまで。
でもビールに合うおつまみとワインの対決はまだ続きます。
次回は鯵の押し寿司、カキフライ、餃子が登場!
今度は結構、期待が持てそうでしょう?
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by inwine | 2008-12-15 12:02 | 日本ワインを飲む
横浜「蒼龍葡萄酒の会」

横浜・コンズ・コーナーで開かれた蒼龍葡萄酒・鈴木大三さんを囲むワイン会に参加してきました。

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(写真は暗くてボケボケのうえ、目はフラッシュでまっ赤。
 今回はほかに撮った写真もほとんど使い物になりませんでした。スミマセン。)

参加者はmixiのグループの方々が中心。なので最初から和気あいあいと盛り上がりました。
鈴木さんは内心「マジメなカンジのワイン会で、たくさん喋らなきゃいけなくなったらイヤだな。」と思ってたそうですが、そんな心配は一切無用の雰囲気でした。
主催された方のこんな手作りメニューも。力作です。

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まずは新酒を6種類(!)。葡萄を収穫した順に楽しむという趣向です。
デラウェア、アジロン、巨峰、甲斐路、マスカットベリーA、ナイアガラ。
大半が生食用の品種ですが、こうして飲むと収穫時期の違いが分かって楽しい。
個人的にはデラウェアが好きだったけれど、いずれもすっきりした甘さで、ぶどうそのものの個性が感じられるワインでした。
いろんなぶどうの食べ比べって考えると、ぜいたくな気分です。

そして甲州のスパークリング、「マディ甲州」。
瓶内二次発酵で、デゴルジュマンはしていないという意欲作。おいしそうです。

ガスは純粋に発酵由来で、5気圧という結構な高さです。
「すっごく吹くよ!」という醸造家じきじきの言葉に、一同固唾を呑んで見守りましたが、
サービスをしてくれた日本ワイン応援団団長・キヨさんの腕で無事に流出は防げました。良かった良かった。
こういう大人数のワイン会だと、飲む量が少ないと悲しいもんね。

話はそれますが、前にyoutubeで見た
『滓とガス気圧がすごくて、水中でないと開けられないスパークリング』ってのを思い出しました。

http://jp.youtube.com/watch?v=xeQdCZLAA6c

確か水中で開けるときれいに滓が出るって話がどこかに書いてあったけど、
こちらの「マディ甲州」は滓も一緒に楽しみました。
甘さと酸味がストレートに主張してくるワイルドな魅力のスパークリング。
美味しかったです。でもこのワイン、開ける時期によって印象が大きく変わるはず。

次はメルシャン「きいろ香」でも有名なVL3酵母を使用して、柑橘系の爽やかな果実味を前面に出した「シトラスセント」。
なんと2006,2007,2008の垂直です。
思っていた以上にヴィンテージごとの個性の違いを感じました。
ただいずれも「きいろ香」よりもずっと伝統的な甲州に近い印象があります。
すっきりとしてイイ感じ。
鈴木さんによれば「酵母の特性は年が経つと消えちゃうんですよね。」とのことでしたが、
2006年はなぜかソーヴィニヨン・ブランのようなハーブっぽい香りが強くて一番印象的でした。
この香りは酵母とは関係ないのかな?

次は樽熟成のヴィアント・ドール。
確か一空きの樽というお話でしたが、オークの香りがかなり前面に出ています。
ただワインそのものと乖離してしまうほどの強烈さはなく、重厚な味わいを楽しめました。

そして「甲斐ノワール2005」。
甲斐ノワールは、もともとのぶどうが結構ワイルドな風味のせいか、造り手によって結構違いが出る気がします。
品種そのままにワイルドなタイプ、スパイスの香りが前に出る洗練されたタイプ、果実味がたっぷりのタイプ、
思わずお腹が減るような、酸味の豊かなタイプ。

今回の甲斐ノワールは非常に果実味や酸のバランスがよく、とても美味しいです。
2005年はキヨさんがワイナリーで偶然ゲットした代物だとのこと。貴重なストック放出、感謝です。

このあたりから、詳細は怪しいカンジ。キヨさんが書いた日記をもとに進めます。

「Soryu Premium カベルネソービニヨン2006 」

まだ樽の中で眠ってるワインを特別に持ってきたもらったものです。
以前にワイナリーで試飲させてもらったものと同じだと思うのですが、そのときと印象が違うような…。
比較的軽めの味わいで、今後が楽しみという印象でした。

「Soryu Brut Rose」

メルロとシャルドネをブレンドしたスパークリング。
やはり瓶内二次発酵ですが、こちらはシャンパーニュスタイルとのこと。
ということはブレンドは二次発酵の前ってことかな? 手が込んでいます。(確認してません。スミマセン。)

味わいはすっきりと爽やかな甘さが印象的。色もきれいです。『締め』にはぴったりの泡でした。

そしてこの後はなんと食後酒! うーん蒼龍葡萄酒、恐るべし。
これほどバラエティに富んだラインナップを造るのはさぞかし大変なはず。
鈴木さんに伺ってみたところ、ちょうど大きなレストランの厨房のように、
醸造チームも仕事の役割分担がはっきり決まっていて、
隣の人が何をやっているか分からないこともしばしばなんだそうです。

素人考えで「じゃあ、その仕事を一定の期間おきに順繰りにすれば、全員が全部の仕事を覚えられますね。」と聞いてみたところ、
「いやー自分も最初そう思ったんですけど、現場はそんな余裕ないですねー。」とのお答えが。
あの豊富なラインナップです。考えてみればそうですよね。
そのため醸造チームは誰か一人でも欠けてしまったら機能しない、ギリギリの状態なんだとか。
一人で造るのも、大勢で造るのも、ワイナリーはそれぞれが苦労を抱えているんですね。

話は戻ってデザートワイン、まずは「フリーズ甲州」。
冷凍濃縮の技術を用い、ぶどうの糖度を36度まで高めて仕込んだ甘口ワインです。
デザートワインとはいえ、甘さはすっきり。甲州の個性も魅力的なチャーミングなワインでした。

次はフォーティファイドワインの「マドゥーロ ヴィーニョ」。
しかし何でもありますね。本当に驚きます。
こちらの印象は軽いタッチのポートワイン。日本では珍しいタイプのお酒です。

そして「Chateau Soryu 甲州古酒」。

ヴィンテージは不明の古酒です。こちらははっきりと酸化のニュアンスが。まんまシェリーでした。

しかしよく飲みました。お隣のかたは「こんなに飲んだの生まれて初めて!」と言ってましたが、無理もありません。

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食後酒だけで3種類なんて、ヨーロッパの貴族もびっくりの豪華さです。

しかしなぜか会の後はワインバーにも。お隣の方からデクラセの赤ルロワなんてお宝ワインをいただきつつ、お疲れさま会です。
この日はたまたま翌日も横浜で用事があったため、例によってビジネスホテル格安プランで一泊。
翌朝は同宿した鈴木さんと中華街でお粥を食べた後、横浜スタジアム近くのスタバのテラス席でコーヒー。
「いやーリッチですねー。」
男二人でなんだか優雅な朝でした。
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by inwine | 2008-12-07 19:04 | 日本ワインを飲める店
千駄木 「リカーズ のだや」

今回も「日本ワインを買える店」をご紹介します。
千駄木にある酒販店、「リカーズ のだや」さん。「日本のワイナリーに行こう 2009」でも紹介されている、国産ワイン好きの間では有名なお店です。

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夕闇の中、駅から少し歩いて「よみせ通り」という可愛らしい名前の商店街にあるお店へ。明るい店内は国産ワインでぎっしりと埋めつくされていました。
しかもそのひとつひとつに、ユニークなPOPが添えられています。

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巷のワインショップでも販促用のPOPはよく見かけますが、多くはインポーターやワイナリー提供の資料を丸写ししたもの。
でもこちらのお店に並ぶ文章は、どれもスタッフの方のオリジナルだと一目で分かります。

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ついつい手に取りたくなる魅惑的な惹句が並んでるでしょう? 売り手の思い入れが伝わってきて、いやがうえにも購買意欲が高まります。
なんだか昔の洋楽レコードの帯についてたコピーを思い出しました。実にイイ感じです。
なかには造り手の方の写真付のモノも。

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実際のボトルを模したオブジェ(?)も楽しい。

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来店したとき、お店にいらっしゃったのは奥様。「日本のワイン好きなんです。」と話をしてみると、国産ワインとの付き合いの始まりを教えてくれました。
最初は今から10年ほど前、奥様が丸藤酒造に足を運んだことがきっかけだったそうです。その後、息子さんがお店に出るようになって本格的に取り扱いを始めたとのこと。
さらに店のお客さんたちと一緒にワイナリーを訪問したときのことや、造り手を招いての会での逸話など、いろいろと興味深い話をお聞きしました。

しばらくの間お邪魔して、気になったワインもゲット。(ちょっとレアなモノもありました。)
「国産ワインは息子が熱心なんですけど、今日はたまたま用事でいなくて。もう少しで帰ってくると思うんだけどねぇ。」とのことでしたが、あまり長居も恐縮なのでお店を後にしました。

外へ出るとあたりはもう真っ暗。買ったワインをぶら下げて、ブラブラと駅へ向かいます。
すると…。

 「お客さーん」。 

振り返ると、そこには自転車に乗ったご主人の姿が。

 「息子、帰ってきたよ!」 

なんと私を追いかけてきて、教えてくれたのです。

 「店、戻る?」 

もちろんです。というわけで、もう一度お店へ!

 「なんだか申し訳ないね。何度も来てもらっちゃって。」 

いえいえ、とんでもないです。これぞ下町ならではのフレンドリーさ。うれしくなります。

ほどなく息子さんの佐藤幸平さんとご対面!
「海外の濃いワインもいいけど、日本人には国産ワインのほうがしっくり来る人が多いはず」「日本の食卓に合うのは国産ワイン」というお話は、私自身も常々感じていたことで、まさに我が意を得た気がしました。
このワインなら食べ物は何に合う、アレは何に合う、なんて話も参考になりました。
ここで前からいろんな人に聞いている質問を、佐藤さんにも投げかけてみることに。

「普段、海外のワインを飲み慣れてる人に日本のワインを勧めるとしたら?」

佐藤さんの回答は小布施ワイナリーの「小布施ルージュ」。
「いきなり日本独自のベリーAや甲州を飲むよりも、海外品種のほうがすんなり入れるはず。このワインは比較的安価だし、バランスよくて美味しい。」との意見でした。ナルホド。

最後に佐藤さんの写真をパチリ。

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マスコミへの登場もかなりの頻度。ただいま発売中の「Tarzan」にもインタビューが載っているそうです。国産ワインファンの心強い味方ですね。今後ともヨロシクお願いします!
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by inwine | 2008-12-01 16:36 | 日本ワインを買える店