「ほっ」と。キャンペーン
<   2008年 11月 ( 5 )   > この月の画像一覧
赤羽 「リカースタジオ・清水屋」

池袋に用事があった日、足を伸ばして赤羽までいってきました。目指す先は「リカースタジオ・清水屋」
先日塩尻に行ったとき、kidoワイナリーの城戸さんに教えていただいた酒屋さんです。

c0140044_14553953.jpg


城戸さんによれば「生産量が少ないこともあって、今は新しい酒屋さんにはあまり卸していません。でも清水屋さんは熱心に足を運んでいただいたので、置いてもらうことにしました。」とのこと。現在、ワイナリーではほとんどのアイテムが売り切れですが、こちらのお店には在庫があるかも、と期待して訪れました。

店内に入ると、すぐに国産ワインコーナーが目に留まります。

c0140044_14563175.jpg


城戸ワインのほか、ソレイユやタケダワイナリー、メルシャンのバックビンテージもあります!

c0140044_1456476.jpg
c0140044_14581623.jpg



さらにお店の奥には、立派なワインセラーも。中にはこんなワインが眠っていました。

c0140044_14585188.jpg
c0140044_1513419.jpg



お目当ての城戸ワインの姿も発見。上級クラスのワインもたくさん陳列してあります。

c0140044_1522389.jpg


思った以上の発見があり、どれを買うか迷ったほどです。あれこれと思い悩んだ末にやっと決定。
お会計をしてもらいながら、お店の玉置和代さんにお話をうかがいました。

きっかけは、たまたま城戸さんのワインを飲む機会を得たこと。その美味しさに驚き、ついにはワイナリーを訪ねるに至ったそうです。
ワインは弟さんが担当されているとのことですが、和代さんのお話からも国産ワインへの思い入れは十分に伝わってきました。

「城戸さんのワイナリーのように、うちも家族経営。弟も私も世代的に近いので、一緒に大きくなっていければ…と思っています。」という言葉には、造り手と売り手の目に見えない連携を感じたような気がします。ただの飲み手にすぎない私自身も、なんだかうれしい気分になりました。

商店街を抜けたあたりにたたずむお店の姿は、まさに地元の酒屋さん。「ウチはビールや焼酎が主流で、ワインはまだまだこれからです。」と話してくれましたが、こんなお店が近所にあったらいいよなー。赤羽の人がうらやましいです。
[PR]
by inwine | 2008-11-30 15:09 | 日本ワインを買える店
日本のおかずを訪ねる。<3>

さて「日本のおかずを訪ねる。<豚の生姜焼き編>」の後半です。

c0140044_14142672.jpg


ワインを軽く味見したあと、いよいよ生姜焼きをパクリ。
ちなみに今回は、youtubeでみつけたタモリ倶楽部のレシピで作ってみました。肉に粉をまぶして、油を使わないという一風変わったスタイルです。

うん、ウマいです! 小麦粉を使った分、とろみがついているのが他の生姜焼きと一味違う。
粉で肉の旨みを閉じ込めるのがミソだそうですが、言われてみればそんな感じもするかも。やるな、タモリめ。

焼き油を使わず、また醤油やみりんを使ったタレが直に染みこんでないために、肉のうまさが素直に伝わってきます。
ただその反面、いわゆる「下手味」の楽しさは控えめ。しょっぱいタレと脂身がガツンと激突するような、学生街食堂風のパンチ力はありません。
しみじみとやさしい美味しさでした。そういえば子供の頃、家で食べてた生姜焼きってこんな感じだったかもね。

ではいよいよワインを。まずはベリーAから。

c0140044_14145132.jpg


こ、これは…。

イイ! 正直、予想以上の相性の良さです。 

ベリーAのやさしい果実味と肉の甘い旨みが、実に良い感じでマッチ。驚きました。
明らかにワイン単体で飲むよりも美味しさが増しています。
あまりひいき目のコメントはしたくないんですが、これはマジでイイです。
ワインが料理の良さを引き出し、料理もワインを美味しくするという両方引き立て系の理想的なマリアージュ。
タレに直接ベリーAを入れたら、もっと美味しくなるかもと思ったほどです。

予想以上の相性に驚きつつ、次はローヌを。
前回も書きましたが、ワインだけを飲んだ限りでは意外に好感触。ベリーAよりもストレートに豚肉との相性をイメージできました。
たぶん醤油ダレとの相性も悪くない気がします。

c0140044_14211313.jpg


まずワインを一口。やっぱり美味しいです。この値段ならデイリーワインとして最高かも。
次に生姜焼きを一口。

アレ? 

もう一度、ワインをゴクリ。

おや? 

妙にタンニンを鋭く感じます。うーん。原因は?

すぐ分かりました。「生姜」です。


生姜独特の刺激がワインの渋みとケンカして、全体的にとても硬質な印象を受けます。
さっきまで穏やかだった人の表情が、なんだか急に硬くなったというか。
別のたとえをすると、ベリーAと生姜焼きの組み合わせはちょうど磁石の両極。近づけると自然に寄り添っていきます。
けれどローヌのほうはまったく対照的でした。同極を近づけたように、すーっと離れていく感じなのです。

もちろんベリーAにも酸やタンニンはしっかり感じるのですが、なぜかすんなり料理の味と溶け合います。
なぜなんだろうか。タンニンの質が違うのか…。分かりません。

ただし予想通り、醤油ダレとローヌの組み合わせは問題ナシ。違和感は特に感じません。
なのでもっと脂の旨みが前面に出るような料理、たとえば和風スペアリブなんかだったら、かなりイイ感じで合うかもしれません。

一方、ベリーAとタレとの相性はさらにバッチリ。絶妙といえるほどです。
中身は醤油・みりん・日本酒なのですが、純和風なテイストがベリーAの柔らかさとよく合います。
醤油味ベースの他の料理との相性も試してみたくなりました。鶏の唐揚げなんかとはよく合うはずです。

生姜焼きと日仏ワイン対決。結果はある程度予想はしていましたが、ここまで好対照とは。
ワインと食事の相性は大事だな、と改めて発見した気がします。

機会があれば「ベリーA×生姜焼き」、ぜひ試してみてください。今回はかなりオススメです。
[PR]
by inwine | 2008-11-12 14:24 | 日本ワインを飲む
日本のおかずを訪ねる。<2>
食卓のフツーのおかずと日本ワインの相性を探る大好評(?)シリーズ、第二弾!
今回のテーマは「豚肉の生姜焼き」です。

c0140044_1153354.jpg


生姜焼きと日本ワインはいかにも合いそうな組み合わせだと前から思ってました。
でもあまり意識して、ワイン一緒に食べたことはないような気がします。はたして相性はどうでしょうか。

ところで、いつもいつも「ムシャムシャ、バクバク。ゴクリ。おお、合う!合うぞ!」などと言ってるだけでは芸がありません。
なので今回は比較基準にするため、一緒に別のワインも飲んでみます。こちらは海外のワインです。

まず日本代表選手。葡萄の品種は、ずばりマスカットベリーA。古い歴史を持つ、日本が誇る交配品種です。
銘柄はまるき葡萄酒の「勝沼新鮮組ベリーA」。

c0140044_11534496.jpg


お値段は1600円。比較的低価格帯で、この品種の「スタンダード」という印象のワインです。

対する海外のワインは豚肉との相性を考えて、グルナッシュやシラーなどのローヌ系品種を探すことにしました。ただし、あんまり酒質や樽のニュアンスが強くないヤツのほうが比較しやすいはず。
そんな条件で見つけたのが、コレです。

c0140044_11541178.jpg


ヴェルジェ・デュ・スュドの「ヴァン・ド・ペイ・ヴォークリューズ・グルナッシュ・シラー」。フランス・ローヌのワインです。
ブルゴーニュの白で有名なヴェルジェが、南仏で「リーズナブルで気軽に楽しめるワインとして、農協が造った葡萄を醸造した」とのこと。
お値段はベリーAとほぼ同じ1780円。よさげです。

早速、ワインをグラスに注いでみました。どちらも色合いはきれいなルビー色。よく似ています。
一口ずつ飲んでみます。

うん、イイ! いきなりですが今回のワイン、どちらもかなーり美味しいです。
ともに親しみやすい果実味が魅力。引っ掛かりを感じるような過剰な要素はまったくなく、すんなりと喉を通っていきます。

ただし酸やタンニンなど各要素の輪郭が、よりくっきりと感じられるのはローヌ。
ベリーAも決して甘いだけでなく、適度な渋みや酸味があってイイ感じなのですが、骨格の強さよりもチャーミングな味わいが印象的です。果実味のボリュームもローヌのほうがあるようです。

この時点で料理との相性をイメージしてみたのですが、意外にローヌもイケるような気がしてきました。豚肉の脂身との相性がよさそうです。
一方、ベリーAのほうは品種の魅力である独特の香りが、タレの醤油といかにも合いそう。

さて、いよいよ実食!

…なのですが、長くなったので続きはまた次回です。
[PR]
by inwine | 2008-11-09 12:11 | 日本ワインを飲む
溝の口 「坂戸屋商店」

東急田園都市線・溝の口駅近くにある酒屋さん、坂戸屋さんにお邪魔してきました。
こちらも国産ワインが充実と評判のお店です。

c0140044_11112774.jpg


店内にはいろいろな種類のお酒が整然と並んでいました。
お店のホームページによれば、四代目の武笠陽一さんが「一大決心」をして「脱普通の酒屋を計画」、「旨いお酒の専門店」となったそうです。
こだわりの地ビールや各地から選りすぐられた酒蔵の日本酒、焼酎のほか、海外ワインもずらり。「輸入ワインの90%以上はテイスティングしてからセレクト、10%程度のワインは輸入元を信頼して良い造り手のものをセレクトしております。」というコメントには、ご主人の嘘のない誠実さが見えるようです。

さて国産ワインは…。あったあった。ありました。
入口を入って右側、店内中央の棚です。

c0140044_11125716.jpg


グレイス、ルバイヤート、フジッコ、ソレイユ、キザン…。取り扱いワイナリー自体はそれほど多くはありませんが、それぞれのラインナップはかなりの充実度。
コメントにあったように、ご主人が「これは!」と厳選した蔵のひとつひとつに、しっかり力を入れていることが分かります。空きボトルのレイアウトの下には、グレイスやフジッコの一升瓶ワイン、キザンのマールなんかもバッチリ並んでいました。

c0140044_1114653.jpg
c0140044_11144010.jpg



何より驚いたのはバックヴィンテージが豊富に揃ってること。「アレ、こんなのが?」というワインがいくつもありました。
私も某ワイナリーの旧ヴィンテージを数本ゲット。はるばる電車に乗って来たかいがありました!

c0140044_1116926.jpg
c0140044_11162569.jpg



興味のある方は、ぜひお店を訪ねてみてください。意外な発見があるかもです。

c0140044_11165018.jpg
c0140044_1117566.jpg



前述の武笠陽一さんはあいにくご不在。でも電話がつながり、ブログの掲載を快諾していただきました。
さらに気になっていたワインについてうかがったところ、後日、メールで在庫も教えていただけました。お忙しい中、ありがとうございます!

いろいろなお酒のこだわりのラインナップは、まさに地域密着型のセレクトショップ。イイ感じです。日本中の町にこんな酒屋さんが一軒ずつあれば…と思いたくなるようなお店でした。
[PR]
by inwine | 2008-11-07 11:22 | 日本ワインを買える店
「塩尻ワイナリーフェスタ2008」 <3>
塩尻2日目はフェスタ本番のワイナリーめぐりへ。
各ワイナリーはそれぞれ趣向をこらしてお客さんたちを迎えます。

c0140044_12552547.jpg
c0140044_12562187.jpg

c0140044_1257364.jpg


畑や醸造設備の見学から、樽熟成中のワイン試飲、数十年前に瓶詰めされたボトルがずらりと並ぶセラーの公開なども。
中でも面白かったのは五一ワインのトラクターツアー。畑の中をトラクターの荷台に乗って回るというものです。今回は乗りませんでしたが、農場気分がばっちり味わえそう。

c0140044_12581948.jpg
c0140044_12592092.jpg

c0140044_1259402.jpg


また各ワイナリーの敷地内にはさまざまな食べ物の出店も出ていました。屋台っぽいものから、牛ほほ肉の赤ワイン煮なんていう本格的な料理まで。アップルパイなどの甘いデザートもあったりして、こんなところにもそれぞれのカラーが出ているような気がしました。
信濃ワインでは以前、お目にかかった三宅さんとも再会しました。ここではぶどうを食べて育った豚肉のソーセージとワインのセット(有料)にチャレンジ。ソーセージもワインも優しい味で美味しかったです。

途中でワイナリー近くの蕎麦やさんにも寄り道しました。

c0140044_1303364.jpg


こちらの蕎麦が想像以上のウマさでびっくり。そして地元ワインリストの充実ぶりに二度びっくりです。

c0140044_1305317.jpg


レジの近くには1989年ヴィンテージのワインも飾られていました。

c0140044_131772.jpg


メルシャンは地下セラーの公開のみ。受付には昨晩お会いした塩原さんがいらっしゃいました。

c0140044_1312764.jpg
c0140044_1315965.jpg



午後には城戸ワイナリーの畑にも足を伸ばしました。

c0140044_1324152.jpg
c0140044_1331996.jpg



今回、城戸ワイナリーでは施設の試飲や見学はなく、駅前での試飲だけの参加。なので訪れる人もいなかったようです。

丹精に手入れされ、傍らにバラの咲く垣根。真っ直ぐきれいに仕立てられたスマート・マイヨルガー方式の棚の畑。

c0140044_1343899.jpg
c0140044_135911.jpg

c0140044_1352411.jpg


すばらしい景観でした。下草も豊かに生い茂っていてイイ感じ。
これだけを見に、塩尻を訪れてもいいほどの美しさです。

近くのりんご園でおみやげのりんごをゲットした後、イベントのメイン会場である駅前へ。
ここにも出店がたくさん出ていて、お祭りのような賑わいです。昨夜のパーティーの会場、のでvinも出店していて、美味しそうな生ハムなどを売っていました。私が買ったのは「コンウインナー」。どんな料理かと思ったらウインナーに油揚げを巻いたものでした。「油揚げ → キツネ → コン」というわけです。たぶん。

最後にまたまた試飲ブースの城戸さんにごあいさつして、ふたたび写真をパチリ。

c0140044_1361488.jpg


駅前ではお気に入りの長野の日本酒も見つけて購入しました。盛りだくさんの塩尻への旅はこれで終わり。濃い二日間でした!

「塩尻ワイナリーフェスタ」、年齢、性別問わずいろいろな楽しみ方のできるイベントです。(お子さんにはジュースの試飲もアリ)
ワイナリーを身近に感じられるこういう機会は、なかなか貴重かもしれません。
でも長野はちょっと遠いな…という方は勝沼でもこんな↓ツアーが。興味のある方はぜひ!

http://www.yamanashiwine.com/wt2008/event.html
[PR]
by inwine | 2008-11-01 13:14 | ワイナリー訪問