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柏屋酒店・旭洋酒ワイン会
東府中にある日本ワイン充実の酒屋さん、柏屋酒店で行われたワイン会にお邪魔してきました。ゲストは旭洋酒の鈴木剛さん。
7種類のワインをテイスティングしながら、お話をうかがうという会です。

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ワインのリストはクラシック白(2007)、甲州2007、プティ・ボワゼ2006、クラシック赤(2007)、ピノ・ノワール2006、メルロー2006、甲斐ノワール2006。

旭洋酒さんのワインはいつ飲んでも、生き生きとしたフレッシュさと繊細さを感じます。今回は甲州3種類を飲み比べる絶好の機会。どのワインも甲州らしさをしっかりと表現しながら、それぞれ明確な個性を持っていました。

クラシック白は3種の中で最も価格レンジの低いワインですが、飲むたびにコストパフォーマンスの良さをしみじみ感じます。ある意味、最もスゴいワインかもしれません。

リリースしたばかりの甲州2007は、フレッシュでクリーンな味わい。甲州を初めて飲む人に、躊躇なく勧められる素直な美味しさが魅力のワインです。

プティポワゼは「少しだけ樽」という意味。名前の通り、他の2つにはない樽香がほのかに感じられます。実は最近もこのワインを飲む機会があったのですが、そのときは海外のさまざまなワインと一緒に飲んだこともあってか、樽のニュアンスはあまり意識しませんでした。でも今回、他の2つと飲み比べると個性の違いははっきり。繊細な樽づかいが魅力です。

赤は4種類。リリースされたばかりのメルロー(今年はカタカナの「ソレイユ」シリーズでリリースです)をはじめ、こちらも皆、じっくり胸にしみわたるような味わいでした。

参加者の方々は男性女性が入り混じり、年齢層もさまざま。質問も活発にとびかい、内容は醸造や販売、コストや飲み頃、エチケットのことなど多岐にわたりました。そんな中、一人一人の方と丁寧に応対される鈴木さんの姿が印象的でした。

旭洋酒、やっぱりファンにならずにはいられないワイナリーです。
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by inwine | 2008-05-28 19:09 | 日本ワインを買える店
「アサンブラージュの会」
横浜で行われた「アサンブラージュの会」へ行ってきました。
山梨の若い造り手さんたちを招いた国産ワインのイベントです。

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主催はいつもお世話になっているmimiさん主催の「わいんちゅ.com」、そして都内をはじめとしてオシャレなレストラン展開をするケーズカラナリープランニング・渡辺さんの「makersdinner.com」という二つのサイト。
飲食店でも酒屋さんでもワイナリーでもなく「飲み手」が中心となって開かれたところが、この会の最大の特徴です。普段、美味しいワインを享受する側が、積極的にこうした会を開くというのはまさに最高のレスポンスでしょう。うーん、さすがです!

今回の開催地は横浜。毎週土曜に3週にわたって開かれるのですが、私が参加したのは1週目と2週目です。
まず最初は関内の「軍鶏郭茶寮」。軍鶏とワインが売り物のお店です。
この会でもテーマは甲州と鶏、軍鶏のマリアージュ。
まず最初の料理は「尾張ふきと蓮根のおひたし」でした。

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苦味のあるフキや根菜のレンコンと甲州の組み合わせはある意味、王道。もちろん相性はバッチリです。春らしい食材で楽しいスタートとなりました。
さらに「二種の鶏 香味野菜ぽんず」「薩摩軍鶏の炭火焼」「炊き込みごはん」など美味な料理の連続。

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もちろんワインも負けていません。この日のワインリストは下記↓の通り。

ダイヤモンド酒造・甲州アマリージョ
甲斐ワイナリー・かざま甲州辛口・かざま甲州辛口2006
麻屋葡萄酒・麻屋甲州特別限定醸造2006
麻屋葡萄酒・麻屋甲州特別限定醸造2005
麻屋葡萄酒・麻屋甲州特別限定醸造2006
ダイヤモンド酒造・黄金の甲州

それぞれの造り手さんが気合を入れてもってきた自信作ばかり。これだけ甲州を並べて飲むと、当然のことながら同じ品種でも造りの違いがはっきりと分かります。

ほんのりと野趣を感じる軍鶏と甲州は新鮮な組み合わせ。たとえば鶏の香草焼きとサンセールなんかはウマウマな相性だけど、それの「和」版といったところです。

デザートには「白レバーのスモークとブルーチーズ ダイアモンドソース」なんていうのも。

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いわば和の「フォアグラ」ですが、味わいはよりさっぱり。フォアグラがあまり得意でない私も、とても美味しくいただきました。「黄金の甲州」、やっぱり食後酒にイイ感じです。

会場はお座敷でお隣さん同士の距離が近く、まるで宴会のよう。最初は知らないもの同士、すこーし硬い雰囲気でしたが、お酒が進むにつれてワイワイガヤガヤの大盛り上がりとなりました。

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席をあちこち回ってくる造り手さんとの距離も近く、突っ込んだ話もチョコチョコ出たりします。これはワイナリーめぐりをしていても、なかなかできない体験でしょう。わざわざ山梨に行かなくてもこんな「飲み会」ができるのですから、ファンにとってはたまらないはずです。

若い造り手の方々は個性もさまざまで、皆さん魅力的です。こうした会をきっかけに「人」という要因を通してワインに入っていく方も多いのではないでしょうか。

時間はあっという間に過ぎ、宴もたけなわの中、会は終了。二次会にも誘っていただいたのですが、今回は連れがいたこともあり断念。いい気分に酔っ払って電車に乗り込みました。

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翌週の会場は「コンズ・コーナー」。こちらは日本ワイン応援団のもう一人の中心人物、キヨさんが勤める店です。

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前回の参加ワイナリーは3社でしたが、今回は4人の造り手さんが参加。ワインも赤・白とりまぜたバラエティー豊かなラインナップです。

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料理のテーマは「洋食」。一発目は「海と里の前菜盛り合わせ」でした。なんとカツオのたたきと牛肉のたたきの盛り合わせという大胆な前菜。いきなり意表をつかれた感じです。
この日はなぜか妙に頭がぼんやりしていて、料理の写真は全部撮り忘れました…。カメラは持ってたのに。

ダイヤモンド酒造のワインビネガーのジュレがかかったサラダとか、葡萄の芽のフリット(プティヴェルドーやメルロー、シャルドネだそうです。山菜とはひと味違って美味しかった!)など気合の入ったユニークな料理が満載。メイン(?)のメンチカツにかかっていたデミグラスソースはベリーA仕込みでした。しかしなんといっても旨かったのはナポリタン。太めの麺にイイ感じにケチャップが絡んで抜群です。ナポリタンって単純な食べ物のように思われがちですが、意外と「美味い!」と思えるものは少ない。でもコレはお世辞抜きに美味しかったです。実は私、結構なナポリタン好きなんですが、通常メニューでも出しているんでしょうか。

日常のなにげないメニューとの組み合わせも、国産ワインにとっては大きなテーマのはず。「和食」ではなく、「日本の食卓」に合うワインは必ずマクロな需要があるような気がします。今回のテーマもとても共感できました。

ワインリストはこんな感じ↓。

rosado(ロゼ)2007 ダイヤモンド酒造
甲州2006 ドメーヌQ
甲州すめら 塩山洋酒
AWプラチナコレクション甲州2004 アルプスワイン
ますかっと・べりーA plus 2006 ダイヤモンド酒造
AWプラチナコレクションマスカットベリーA 2005R アルプスワイン
ピノノアール 2005 ドメーヌQ
ベリーアリカント大菩薩 塩山洋酒

初めて飲んだドメーヌQの甲州2006はエステルっぽい濃厚な香りと厚みのある甘さが印象的。造り手の久保寺さんの説明によれば、冷凍濃縮を行い、補糖はしていないそうです。ナルホド。
今回はベリーAのラインナップが特にバラエティ豊かでした。やはり前回の甲州同様、スタイルはさまざま。一緒のテーブルにはあまり国産ワインになじみがないという方もいらっしゃいましたが、ベリーA初体験だとしても固定したイメージを持つことはなかったのではないでしょうか。
個人的には「WプラチナコレクションマスカットベリーA 2005R」の大胆な樽づかいは少し衝撃的でした。

ピノノワールは普段、外国産ワインを飲む人にとってもなじみの深い品種。なので国産ワインへの入り口としても大事な役割があるような気がします。今回のワインも美味しかったけれど、今後にもますます期待したいところです。

会場は、やはりかなりざっくばらんな雰囲気で大盛況。造り手さんと熱心なファンたちの熱気が会場に溢れている感じです。スライドを使ったていねいなセミナーもあったのですが、ダイヤモンド酒造・雨宮さんの挨拶通り、ノリは完全なイケイケの飲み会です。

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最初にも書きましたが、飲み手側のアクションとして催されたこの企画、すばらしい試みだと思います。もちろんその分、見えないところでの苦労も多かったはず。

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主催者の皆さん、本当にお疲れさまでした!
またの企画を楽しみにしています!!
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by inwine | 2008-05-19 14:37 | 日本ワインを飲める店
「それいゆピノ・ノワール2006」
3月にリリースされた「それいゆピノ・ノワール2006」を飲んでみました。

2003年の「ピノ・ラ・ジェンヌ」、2004年、2005年とどれも優しく柔らかな味わいで大好きなワインです。
新ビンテージも楽しみにしていました。はたして味わいは?

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ファーストアタックではやや強めのタンニンを感じます。香りも閉じ気味ですが、グラスに注いだ2杯目から徐々に開いてきました。青いハーブ香の奥に、フレッシュな果実を感じさせる香りが立ち上ってきます。香りだけでも肉付きのよさが伝わってくるようです。
酸もしっかりとしたボリューム。抜栓後、しばらくしてから少しずつ現れてきた甘みをがっしり支えています。

一口に言えば、非常にポテンシャルを感じさせるワインでした。甘みや渋みなどそれぞれの構成要素がどれも本当にしっかりしています。ただその分、現時点ではバラバラな印象を感じたのも確か。明らかにもう少し待ってから飲んだほうがよさそうです。しばらく熟成期間をおけば、必ず「凄い」ワインになる気がします。

柔らかで優しく、チャーミングという印象だったこれまでのビンテージより、明らかにスケールがひとまわり(いや、もっと?)大きくなっています。うーん、もしかしたらこのワインは日本のピノの新しい出発点になるのかもしれません。

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消しても消してもスパムコメントが後を絶たないので、しばらくコメント欄をクローズすることにします。いつもコメントをいただいている方々、スミマセン。再開の際はまた、よろしくお願いします。

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by inwine | 2008-05-14 14:47 | 日本ワインを飲む