「ほっ」と。キャンペーン
<   2008年 02月 ( 11 )   > この月の画像一覧
シャトレーゼ勝沼ワイナリー「メルロー樽貯蔵 2001&2004」
シャトレーゼ勝沼ワイナリーの「メルロー樽貯蔵 2001」を飲みました。

c0140044_14403095.jpg


一緒に合わせたのはスペアリブ。

c0140044_1441941.jpg


いやー、ホントにウマいです。ここのワインはどの銘柄も独特のエレガントさがあって、作り手のポリシーがストレートに伝わってきます。このメルローも去年秋のワイン会で飲んでびっくりしたのですが、今回改めて家で開けてみて、その完成度にため息が出ました。
「エレガント」と書きましたが、この手の言葉から連想されがちな骨格の弱さとはまったく無縁。非常にふくよかな旨みと華やかさを持ち合わせたスケールの大きなワインです。抜栓から時間が経つにつれて、どんどん官能的な香りが開いていきました。

「日常の食卓で気軽に」というよりも、もう少し高級な味わい。ズバリいって3000円台のワインとは思えません。しっかりしたレストランで開けても十分楽しめるはずです。
もちろん今回のスペアリブのような家庭料理にもバッチリお似合いでした。豚肉の脂のうま味を包み込むように、豊かな風味が口の中に広がります。幸せこのうえない夕食となりました。この辺りの守備範囲の広さは日本ワインならではかもしれません。

その数日後、以前にアップした地元ワイン会の後に、同じワインの2004年も飲みました。

c0140044_15195735.jpg


こちらもやはり最高のワインでした。2001年は程よい熟成感がなんとも魅力的だったのですが、ポテンシャルでは2004のほうが上かも。一緒に飲んだ友人も絶賛でした。

2001年は「Japan Wine Challenge」というコンクールで銀賞を受賞したそうですが、シャトレーゼが醸造を始めたのは確か2000年。うーん、スゴイです。
[PR]
by inwine | 2008-02-27 15:30 | 日本ワインを飲む
「GINZAワインマーケット」
銀座・松屋で開催された「GINZAワインマーケット」に行ってきました。
「ヨーロッパ地域以外で生産されたワイン」の有料試飲・即売のイベントです。ここに日本のワイナリー数社も「ニューワールド」の一つとして参加。私が行った日は白百合醸造の内田多加夫、タケダワイナリーの岸平典子の両氏がトークショーのゲストとして登場しました。

c0140044_9575942.jpg


仕事の用事がキャンセルになって時間が空いたので、予定より早い午前11時すぎに到着。すると8階の大催場はすでに大混雑でした。「朝からワイン飲みに来る人なんてそんなにいるのかなー」なんて、自分のことを棚にあげて思っていたのでビックリしたのですが…

c0140044_9581833.jpg


実は混雑の原因は、隣で同時開催していた「中古カメラ市」お目当ての人々。
よく見るとワインイベントの来場者はちらほらといった程度でした。

今回のイベントは21枚綴りのチケットを2100円で購入。各ワインの値段にあわせて、所定の枚数と交換するシステムです。
早速、受付でチケットを入手。まずは先日のワイン会で飲んだ那須ワインを、何アイテムか味見しました。

c0140044_106587.jpg


うーん、美味しいけど白ワインがぬるい…。デパートの中だけあって、会場内はかなりの温度。正直、ワインはかなり温まっていました。
それはともかく、ワインはまさに「洋の装い」。ワイン会で飲んだときも思ったのですが、他の国産ワインとは少し違う方向を目指しているような気がします。でもその志は「異端」などではなく、ある意味「王道」と言えるのかもしれません。

山梨ワインの野沢さんがブース内にいらっしゃったのでご挨拶。お話を聞くと、やはり開場前から人が行列しているのを見て「さすが銀座!」と思ってしまったそうです。

その後、NZピノなんかにもちょっと浮気していると、内田さんのトークが始まりました。
戦後から現在に至るまでの甲州ワイン醸造史や現在のワイン作りへの取り組み方、勝沼ワイナリークラブをはじめとする普及活動など、話は幅広く展開。ワイナリーの方々の熱が伝わってくるような内容でした。

c0140044_1044445.jpg


さらにこの後は、横浜のバー「コンズコーナー」のキヨさんとも遭遇。(以前アップしたスーパー飲み会の主催者です。)いろいろしゃべっているうちに、岸平さんのトークも始まりました。

タケダワイナリーでは古くから欧州品種を作っているため、ぶどうの樹齢が国内では例外的に高いこと、「葡萄の声を聞いてワインを作れ」というお父様の教えや、「日本の気候は降水量が多いので、ワイン作りには向かない」というソムリエ教本の記述に憤慨した話、寒いと思われがちな山形も、実は積算温度はラングドック並みという話など、興味深いエピソードばかり。

c0140044_100393.jpg


途中でビオディナミの話が少し出たので、トークの後に質問もしてしまいました。すでに4年前から実践中で、まもなく畑は改植する予定だそうです。ちなみに製品としてはリリースされていませんが、味わいは「後味が長い気がする」とのことでした。

今回は中央葡萄酒の三沢さんにもお会いして、シャブリのワイナリーで樽の使い方を学んだ話などを聞くこともできました。

気になったのは海外ワインコーナーと日本ワインコーナーの扱いが同じだったところ。海外ワインの方は単なる展示即売会化していましたが、日本ブースにはわざわざ作り手が来ていたのですから、主催者側にもう少し工夫があっても良かったのでは、という気がしました。もったいない…。

でも個人的にはいろいろと実のあるイベントでした。いろいろ文句を書きましたが、またやってくれないかな。
[PR]
by inwine | 2008-02-26 10:17 | 日本ワインを飲む
旭洋酒「ソレイユ・クラシック一升瓶」
旭洋酒・ソレイユ・クラシックの一升瓶を飲んでみました。その雄姿は、やっぱりマグナムボトルとはかなり違います。


c0140044_13563682.jpg


赤と白を1本ずつ買い、3人で2日がかりでペロリ。07を飲んだのは今回が初めてですが、白・赤ともに昨年同様に爽やかできれいな味わいでした。どちらもゴクゴク飲むには持ってこい。親しみやすい一升瓶が良く似合う楽しいワインです。

オシャレして出かけるディナー向きではないけれど、気の置けない仲間の集まりならピッタリという気がします。それとバーやレストランのグラスワインにしても絶対によさそう。なにしろこのワイン、共に2000円以下(ワイナリー直販価格)。1杯当たりだと、なみなみ注いでも100円そこそこの計算です。

フタはこんな感じ。プラスチック製で簡易的な着脱式でした。

c0140044_1357287.jpg


グラスに注ぐときはやっぱり日本酒感覚。それはそれで結構楽しいです。ただしお燗はしないようにご注意を。
[PR]
by inwine | 2008-02-25 14:01 | 日本ワインを飲む
「日本ワインを楽しむ会 小布施ワイナリー編」
またまた平塚で開かれた国産ワインの会に参加してきました。今回は長野の「小布施ワイナリー編」。作り手の曽我さんは若手醸造家の中でも代表格的な存在で、一度お話を聞きたいと思っていました。

c0140044_13313797.jpg


長野は勝沼よりちょっと遠いので、なかなか簡単には足を伸ばせません。今回のような会は願ってもない機会です。
ただし参加したのはディナーではなく、テイスティング主体の第一部のみ。場所は夜の会場・アッシュエムの弟分に当たるモト・ロッソです。スタートは午後3時半でした。

登場したワインはコレ。「小布施ワイナリーの最終的な方向性を示すワインを持ってきた」とのことでした。新たな試みとなるビオの2本は、まだリリース前のアイテムだそうです。

c0140044_13233061.jpg


最初の白ワイン「小布施ブラン」はドイツ系中心の5品種のブレンド。何とも優雅な香りです。連れ合いの印象は「アールグレイ」。いわれてみれば、まさにそんな芳香でした。

「スパークリングEメルロロゼ」はメルローだけあって、しっかりとした味わい。いろんな料理、たとえば中華のコース料理に最初から最後まで合わせられそうな、奥行きのあるワインです。

「シャルドネオーディネール05」は良い意味で教科書のようなシャルドネ。ぶどう品種本来の味わいが存分に楽しめました。

「小布施ルージュ07」はメルロー主体。価格帯は低く、最高峰のワインとは別の意味でワイナリーの「顔」となるアイテム。自然と「美味しい」という言葉が出る柔らかな味わいでした。日々の食卓にピッタリという感じです。

「オーディネールメルロ05」は「小布施ルージュ07」より少しだけ高い価格帯。やはり「ルージュ」と同じ流れの柔らかな味わいですが、より骨格のしっかりした印象です。こちらは旨みの多い肉料理なんかに合わせたくなりました。

そして今年からリリースされる「ビオ」の2本。今回はこの2本だけが、いわゆる「ドメーヌモノ」です。どちらも実にエレガントで、繊細なワインでした。ボトル裏には「ビオ一年目」という内容の記載が。曽我さんの誠実な人柄を語るような記述です。

主催者のブルゴーニュ魂・西方さんが振る形で、話題はこのビオワインから始まりました。
曽我さんは、生まれたばかりのこの2本が「可愛くて可愛くて仕方がない」そうです。しかし一方で「可愛くてもしつけはしっかりしないといけないから、ぜひ厳しいコメントをください」とも。まさに子供を世間に送り出す親の表情です。

c0140044_13235888.jpg


長野という地で、山梨とは違う路線、つまり欧州系ぶどう中心のワイン作りを目指すという曽我さん。欧州品種でも世界とは違う味わい、日本食に合うワイン作りを目指すというのが基本コンセプトだそうです。

お話のテーマは小布施の気候や地形、地球温暖化(かなりの脅威を感じていて、すでにイタリア系品種などの栽培も視野も入れているとのこと)、ブルゴーニュの修行期間で学んだことなど、多岐にわたりました。

印象的だったのは「日本ワインの父」麻井宇介さんの思い出話。曽我さんが帰国直後のイケイケだった頃に、ピノ・ノワールを大量に植えようとしてたしなめられた話など、興味深くうかがいました。
「お客さん以上に、麻井さんにほめられたくてワインを作っていた」という言葉は特に心に残りました。

お店のオーナー、相山さんの「長野以外でワイン作りをするとしたら?」という質問には、「やっぱり日本。北海道でシャルドネとピノ・ノワールを作ってみたい」との答えが。

その他にも話題は栽培・醸造の苦労などさまざま。曽我さんの人柄に触れることもできて、本当に最高の一日となりました。

この日、出た料理は「バル」的なおつまみでした。

c0140044_1324234.jpg


平塚産泥つき葱の白ワインビネガーのマリネ。
ひよこまめと長ひじきのサラダ。
いもとハム・ブロッコリーのオムレツ。
お店のスペシャリテ・白レバーのムース。

どれも見事にプロのお仕事で、絶品でした。思わず一通りの種類を新たに詰めてもらって、おみやげにしたほどです。

湘南・平塚の地で開かれる充実の国産ワインの会。次回も楽しみになってきました。

c0140044_13292359.jpg

[PR]
by inwine | 2008-02-22 13:40 | 日本ワインを飲める店
地元ローカルで国産ワイン会!
あちこちでいろんなワイン会に参加するうちに、自分でもやってみたいなと思い始めました。
そこで地元の酒屋さんに協力していただき、近所のワイン好きの方を招いてローカルな会を開くことを企画。
テーマはもちろん国産ワインです。
場所は団地の集会所(!)。カナッペなどの簡単な軽食とワインを用意しました。
ラインナップはこれ↓です。

c0140044_14545825.jpg


1.旭洋酒 / ソレイユ甲州 2006年
2.シャトレーゼ勝沼ワイナリー / 鳥居平ソーヴィニヨンブラン 2006年
3.シャトレーゼ勝沼ワイナリー / 鳥居平ソーヴィニヨンブラン 2007年
(写真は空き瓶でスミマセン。)

c0140044_1455185.jpg


4.旭洋酒 / ルージュ・クサカベンヌ 2006年
5.那須ワイン / マスカットベリーA樽熟成2004年
6.ボー・ペイサージュ / ル・フー 2003年
7.ボー・ペイサージュ / ル・フー 2004年

さらに差し入れとして、フジッコワイナリーの「スパークリングにごりナイアガラ」もいただきました。
これもベタつかない爽やかな甘さが美味しいワインで、参加者には大好評。以前のメルシャンのワイン会でもちょっと話題になりましたが、ラブルスカ系のワインもやっぱり日本では結構イケます。

今回のワインを選んだひそかなテーマは
「甲州ワインおすすめ銘柄の紹介」
「ソーヴィニヨンブランのヴィンテージの違いを楽しむ」
「2銘柄のベリーAワインの個性の違い」などなど。

参加されたのは国産ワインにはそれほどなじみがない方ばかりでしたが、それぞれに楽しんでもらえたようです。

ソレイユ甲州は「優しいワイン」「飲みやすい」「食事に合わせやすそう」と好印象。(旭洋酒の鈴木さんには、事前にこの会向けのメッセージもいただきました。ありがとうございます!)
ソーヴィニヨンブランの完成度の高さもインパクト大。特に2006年が「印象深い香り」と好評でした。
ルージュ・クサカベンヌは、柔らかな甘い味わいと香りに驚きの声も。
那須ワインは実は私自身も初めてでした。さすがヴァランドロー帰りの方が作るワイン。重厚なボディが強烈です。ただ濃く、甘いというのとは次元の違う味。確かにベリーAの味わいもしっかりあるのですが、何とも異彩を放つお酒です。

そして、誰もがうなったのがボー・ペイサージュ。
実際、うなってほしくて出したようなものですが、あまり反応がなかったらどうしようかと正直、不安でした。
でも全員、口々に「これはウマイ!」と絶賛してくれて、ひと安心。
協力してくれた酒屋さんに「美味しいでしょ?」と振ったら、「これは美味しいワインじゃなくて、凄いワインですよ。」と言ってもらえたのが何とも嬉しかったです。

超・極小規模ですが、何とか国産ワインのエヴァンジェリスト活動ができた気がします。
ただし今回は少し気合入れすぎたかなと反省も。次回はもうちょっと気軽に飲める会もいいなと思いました。

参加していただいた皆さん、ありがとうございました!
[PR]
by inwine | 2008-02-19 15:06 | 日本ワインを飲む
国産ワインを大量に消費する会(?)
国産ワイン熱烈愛好家の方々にお招きを受け、横浜のお宅で開かれたスーパー飲み会に参加してきました。
参加メンバーは飲食店・酒販店のプロの方々や、日本ワインに精通したセミプロ(?)の面々ばかり。初めてお会いする方がほとんどでしたが、皆さんフレンドリーな人ばかりで楽しい時間を過ごすことができました。

会話の内容は貴重な情報や話題の洪水。さらに登場するワインも「どうだ!」という感じのお宝ワインばかりです。中には市場に流通してないモノまで登場していました。こんな貴重なモノをご相伴にあずかっていいかと恐縮しつつ、次から次へと飲ませていただきました。山梨や小田原方面から参加した方も多く、盛り上がりはまさに最高潮。残念ながら私は終電に合わせて帰りましたが、宴は朝まで続いていたそうです。いやー国産ワイン熱、アツイです。このパワーが日本中を席巻する日も近いはず!(大袈裟?)

題名はこの飲み会の「正式名称」です、たぶん。今回は写真は撮らなかったのでナシ。ホントに貴重な機会、ありがとうございました。
[PR]
by inwine | 2008-02-19 13:21 | 日本ワインを飲む
ダイヤモンド酒造「黄金の甲州」
夕食を終えた後に「なんだかもうちょっと飲みたい」ってことがよくあります。ウチでは特に。
でもそんなとき、何を飲むべきかわりあい迷う。ハードリカーはちょっと重たいけど、今からビールって流れでもなし。といって甘いデザートワインもなあ…という感じです。

で、これを飲んでみることにしました。
ダイヤモンド酒造の「黄金の甲州」。通常、白に使われる甲州ぶどうを「醸した」ワインです。

c0140044_13511396.jpg


「醸し」とは早い話、赤ワインに近い作り方のこと。果皮とともに発酵させるために色が濃くなり、タンニンや味わいが濃厚になるのが特徴です。

そしてツマミとしてこれを一緒に。

c0140044_13513635.jpg


昨年末に購入した、まるき葡萄酒の「燻製たくあん」(写真右側)です。
ワイナリーで試食したときはベリーAワインとの相性の良さにちょっと驚いたのですが、はたして今回は?

いやー、これが実にぴったりマッチしました。ベリーAもいいけど、甲州もグッド!
スモークの風味が樽の風味とよく合ってます。
ワインといえば相方としてすぐ連想するのがチーズですが、国産ワインなら漬物でもイケるんです。

黄金の甲州はデザートワインほど甘くはないけれど、白ワインとしては結構しっかりした味わいで樽香も強めです。だから食事は何を合わせようか考えていたんですが、この食後酒としての使い方はかなりアリだと思います。

たくあんと飲むのはニューワールドのシャルドネなんかじゃできないかも。この辺も日本ワインならではの魅力です。
[PR]
by inwine | 2008-02-14 13:56 | 日本ワインを飲む
セミナー「甲州種ワインの明日を読む」
「県内トップワインセラーが語る甲州種ワイン「現在の顔」「明日の顔」」~甲州種ワインの明日を読む」という長い名前のイベントに参加してきました。レストランや酒販店など「売る側」の方々が中心となったディスカッション形式のセミナーです。会場は勝沼・ぶどうの丘のイベントホール。しかしこの日は前日から大雪の予想でした。

無事に帰ってこれるか少々不安な気もしますが、とにかく出発です。

特急券を買ってホームに向かうと、あれ? 到着の電光掲示がありません。あわてて駅員さんに聞いたところ、「信号機故障で遅れます」との返答。

「(遅れは)どのくらい?」
「さあ… 一時間ぐらいじゃないですか」

… 仕方がないので、コーヒーを飲みながら待つことに。結局40分ほどの遅れで出発しましたが、なんだか先が思いやられるようなスタートです。

イベントは2時開始。でも寄り道をしていて10分ほど遅れてしまい、席に着いたときにはパネリストの話が始まっていました。メンバーは下記の方々。

c0140044_17104331.jpg


長谷部賢氏(大月市 長谷部酒店店主/シニアワインアドバイザー)

小牧康伸氏(北杜市 ヴィンテージゴルフクラブ レストラン支配人/シニアソムリエ)
北村和人氏(甲府市 洋麺屋「楽」店主/シニアソムリエ)
新田正明氏(甲州市 リカーショップ新田店主/ワインアドバイザー)
古畑昌利氏(甲府市 山梨日日新聞社編集局文化部記者/ワインエキスパート)

「甲州ワイン販売の昔と今」「消費アップに必要なこととは?」「甲州が世界に認知されるための必要条件」(ちょうどこの日の朝、イセハラの輸出の話題がNHKで取り上げられていたそうです)などのテーマについて、それぞれの方が意見を述べると言うスタイルです。

微妙に見解が異なる部分もあったようですが、甲州ワイン(ひいては日本ワイン)の普及・販売の現状は決して満足できるものではない、という問題意識は皆さん共通していました。ワインの売り方(エチケットなどのイメージ戦略や「ワインは高級で難しいもの」という先入観の克服など)を中心に、販売・サービスの現場にいる方の率直な意見がうかがえて、非常に興味深い体験ができました。現状ではワイン作りの現場、売り手、そして消費者、それぞれの側が構造的な問題点を抱えているようです。

素人として私が感じたのは、「もっと簡単に買えるようになればいいのに」という素朴な思いです。
近所の酒屋さん、あるいはコンビニ・スーパーで、高品質・低価格のワインが気軽に買えるようになるだけで、自然と普及は進む気がしてなりません。もちろん生産量の問題などもあるでしょうが、日常の食卓への普及という観点からみると、一般消費者が「飲んでみたくても、どこで買えばいいか分からない」という現状はちょっともどかしい気もします。問題は流通の「戦略」にもあるのかもしれません。

ところで今回のセミナーの中で、面白い数字が挙がっていました。

「現在、帝国ホテルで扱っている国産ワインは白9品目・赤11品目」
「日本の成人が年間に飲むワインは平均約3本(フランスは約80本)、国産ワインの消費量は全体の30%」
「ソムリエの数は全国で1万2531人、山梨は207人」

この数字をどう見るかは人それぞれだと思いますが、私は日本ワイン、意外に健闘してるなと感じました。

セミナーの後は、参加者全員でちょっとしたゲームをして終了。何人かの参加者の方にご挨拶しながら出口へ向かいます。

心配していた雪は…こんなでした。(勝沼ぶどう郷駅のホームからの風景です。)

c0140044_17111151.jpg


なんとか家へ到着してテレビを付けたら、電車はすでに運行中止。ぎりぎりセーフでした。
[PR]
by inwine | 2008-02-13 17:09 | そのほか
旭洋酒 千野甲州2006
今年は寒い日が続いています。わが家でも鍋の登場回数が激増。鶏をしっかり煮込んでダシをとる博多風の水炊きを作って、旭洋酒の千野甲州2006を合わせてみました。

前回食べたときも思ったのですが甲州と鶏の水炊き、よく合います。甲州独特の渋みと和のテイスト、それに柚子のような柑橘系の風味が、ちょうどぽん酢のようにモモ肉とマッチ。正直、日本酒よりもワインの方が相性いいと思います。

ワインそのものも本当に美味。さすがこのワイナリーの甲州トップアイテムだけあって、バランスが抜群でした。甘さや酸、樽の風味などが、口の中でそれぞれ豊かに広がります。はふはふと鶏肉に忙しくかぶりつきながらも、あっという間に空いてしまいました。料理と決してケンカせず、いつの間にかなくなってしまうワイン。理想的です。

c0140044_1263222.jpg

[PR]
by inwine | 2008-02-13 12:10 | 日本ワインを飲む
ル ヴァン ヴィヴァン・生産者来店有料試飲会 『キザンワイン特集』
三田のワインショップ「ル ヴァン ヴィヴァン」へキザンワインの試飲会に行ってきました。
店内の一角を使ったイベントスペースは来場者でいっぱい。雪がちらつく悪天候でしたが、たくさんの人が思い思いに試飲を楽しんでいました。こうしたイベントには、いつもたくさんの参加者が訪れます。全体の市場からみればまだまだわずかかもしれませんが、日本ワインに関心を持つ人は決して少なくはないようです。

c0140044_13364272.jpg


今回は生産者の土屋さんがご夫妻で参加。ひとりひとりに自らワインを注ぎ、さまざまな質問に丁寧に答えていらっしゃいました。ワイナリーでは品切れとなっている貴重なアイテムも勢ぞろいで、甲州で作ったブランデーも登場。(これが実にエレガントでウマかった。)

c0140044_1336561.jpg
c0140044_1337896.jpg


こうしていろいろな種類のアイテムを同時に飲むと、ワイナリーの個性がはっきり見えてくる気がします。今回、私はどれもしっかりした酸が印象に残りました。この酸が骨格となり、濃厚なブラックベリーなどの果実味を支えている気がします。お話をうかがうとぶどうはすべてワイナリーのある塩山周辺の畑のもの。標高や風の通りが良い関係でしっかりした酸が得られるのでは、というお話でした。暑い夏でもあまり酸を得るのに苦労した経験はなく、補酸はほとんどしたことがないとのことです。

試飲会の後は、今回もイベントを教えていただいたmimiさんたちと併設のレストランへ。ショップで買ったワインなら1本315円(!)で持ち込みできるそうです。こんな↓料理をつまみ、タケダワイナリーの赤白とキザンのシャルドネ(売り切れワインを提供してくれたAさん、感謝です)を飲みながら、いろいろ興味深い話ができました。

c0140044_133947.jpg


ワインショップではキザンのほかにタケダワイナリーやシャトー酒折など、いかにもこだわりのセレクションが並んでいます。東京のオフィス街にこんなショップがあるなんて、なかなか頼もしい限りです。
[PR]
by inwine | 2008-02-10 13:51 | 日本ワインを買える店