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タケダワイナリー「ピュア・シャルドネ」とパスタ
タケダワイナリーの「ピュア・シャルドネ」を飲んでみました。
特徴は樽熟成を一切していないこと。甲州ワインの場合は樽をかけてないモノもよく飲むのですが、シャルドネではこれまであまり機会がありませんでした。「ピュア」の名前どおり、きっとぶどうの個性がストレートに味わえるはずと期待が膨らみます。

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一緒に食べたのはツナとベーコン、オリーブ、キノコ、ナスなどを入れたトマトソースのパスタ。ちょっとプッタネスカ風といえなくもない感じです。

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よく冷やして白用のグラスに注ぐと、すぐに良い香りがふわっと立ち上がってきました。いい感じです。第一印象はレモンのような柑橘系の爽やかな香り。
そして花を連想させる甘い芳香と共に、どこか土っぽいニュアンスも感じます。

口に含むとフレッシュな果実のような甘み、そしてやや鋭角的な酸と収斂性を感じさせる渋みが広がり、しっかりした骨格を形づくっています。なかなか腰のすわったお酒という印象です。それぞれの個性は決してバラバラではなく、トータルでワインの魅力を生み出しています。

当然ですが樽に由来するナッティな風味はなく、濃厚なタイプのシャルドネとはかなり印象が違います。「バターや生クリームの風味とぴったり」というタイプではありません。

「ピュア」な形で出すだけあって、ぶどうのポテンシャルはかなり高いようです。エチケットには「当社のシャルドネは古木とも呼べる平均樹齢20年をこえるものがほとんどで、深い味わいのワインが出来あがります。」とありました。
あの名高いスパークリング「キュベ・ヨシコ」を生み出すワイナリーですから、さもあらんという感じです。
抜栓から時間が経ち、多少温度が上がってもシャープな酸はダレることはありませんでした。

今回はワインのいろいろな構成要素が、ごた混ぜの食材とそれぞれうまく結びついたような気がして美味しかったんですが、本当は味のしっかりした魚のポワレなんかがバッチリ合いそう。あと西京焼きなんかも良いかも。もう1本買って、いずれ試してみます。
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by inwine | 2007-12-18 12:18 | 日本ワインを飲む
下北沢 「nikomiya Souk」
下北沢の駅前すぐにあるお店、「SOUK」へランチを食べに行ってきました。

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地下へと降りていく階段は楽しげな雰囲気です。店に入るとオープンキッチンとカウンター、そしてテーブルとゆったり落ち着けそうな空間が広がっていました。

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ランチメニューの中から注文したのはハヤシライス。そして一緒にグラスワインをお願いして、リストを見せていただきます。

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国産ワインはなかなかの充実ぶり。グランポレールの各地のワインをはじめ、山梨、長野などが顔をそろえています。店内にもボトルがずらりと並んでいました。今回は「プティ グランポレール北海道ケルナー」とアルプスワインの「ミュゼドゥヴァン 塩尻メルロー」を注文。

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特筆すべきは、ほとんどすべてが3000円台に抑えられていること。そして全部グラス、ボトルの両方で注文できることです。気軽にワインを楽しんで欲しいというお店のポリシーがビンビン感じられます。

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スープとサラダのついたハヤシライスはとても優しい味。こうしたメニューにありがちなくどさはまったくありません。ワインも白・赤ともに素直に美味しい、フレッシュな味わいでした。

夜のメニューも「nikomiya」の店名通りのシチュー系をはじめ、パスタやオムレツなど気軽な洋食やさんといった感じのラインナップです。

店長の古屋さんは洋食歴27年というベテラン。お客さんにはとにかく楽しい時間を過ごしてほしい、という言葉どおり、お店は肩肘張らずに料理とお酒を楽しめる雰囲気でいっぱいです。スペインのバルをイメージしたそうですが、まさに洋食とワインを楽しむ「日本のバル」といったところでしょうか。

特別なハレの日のグランヴァンももちろんいいけれど、こんな風に国産ワインを気軽に楽しめるお店はある意味、貴重な存在だといえそうです。ワインを注文する人には、オーダー前に何種類か試飲してもらう場合も多いとのこと。こうしたお店がたくさんあれば「特別なお酒」としてではなく、身近な飲み物としてワインと出会う人が増えていくような気がします。

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今後はワイナリーごとのフェアなども構想中だそう。今度は夜、ガッツリ飲みに来るつもりです。
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by inwine | 2007-12-17 17:01 | 日本ワインを飲める店
コック・オー・ヴァンとドメーヌ・ソガ ピノノワール2cru 2005
今回はコック・オー・ヴァンを作ってみました。ブルゴーニュ地方の定番料理です。(もともと「coq」とは老雄鶏を指すらしいのですが、使ったのは普通の鶏肉。だから正確には「コック・オー・ヴァンもどき」かもしれません。)

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ウチではちょっと上等なブル赤を飲むとき、よくこれを作って食べます。ブルゴーニュワインとの相性は、やはりいつもバッチリです。

しかし今回、飲むのは日本ワイン。かのや酒店さんで買ったドメーヌ・ソガの「ピノノワール2cru 2005」です。はたして相性はどうでしょうか?

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早速、ワインを一口。うん、ウマイ!決してグラマラスなワインではありませんが、甘さや滑らかさ、穏やかながらしっかりしたタンニンなど、ピノノワールの魅力がはっきりと感じられます。2005年ですが、すでに熟成感も出ていました。また最も印象的だったのは、独特な青々しさを伴った清涼感です。エチケットには「Non Filtre」の記述が見えますが、除梗に関してはどんな塩梅なんでしょうか。いつか機会があれば聞いてみたいところです。

肝心の食事との相性もかなりいい感じです。やはりピノには、肉の旨みが感じられる煮込み料理がよく合います。噛むほど味が染み出るような鶏ももはまさにぴったり。
この料理は調理法が単純な分、肉の油分次第でかなりコッテリさ加減が変わります。今回の肉はだいぶ淡白な感じでしたが、それがワインの比較的軽めなボディとよくマッチしました。

ワインと料理のマリアージュ実験室、今回は○。定番の組み合わせはやはり堅いですね。
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by inwine | 2007-12-13 15:14 | 日本ワインを飲む
甲府・ワインズ新富屋
以前にmimiさんのブログで拝見して以来、ずっと気になっていた酒屋さんワインズ新富屋に行ってきました。場所は甲府。ワインフェス前の立ち寄りです。

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ウワサ通り、店内はワインが所狭し並んでいます。

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あまりに数が多すぎてめまいがしそうでした。写真からも分かると思いますが、国内の主要なワイナリーのモノはほとんど揃っているようです。そのうえ海外の古酒もすごく充実。こういうお店では、お店の方と相談するのが一番とヒゲのご主人、中山さんにいろいろお聞きしてみました。

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実は来店前から、地元のお店ならではのワインを買おうと決めていました。山梨ワインのオールドビンテージやレア・アイテムです。
会話が進むうちに、珍しいお宝ワインが次々にセラーから登場。どれも貴重なモノばかりでした。

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結局、ちょっと奮発してお勧めの中から3本を購入。「この3本は本当は○十万の価値はあるよ!」とお墨付きをもらいました。いつ空けるべきか、しばらく迷いそうです。

それにしても、さすがは地元。本当に圧巻の品揃えでした。
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by inwine | 2007-12-07 12:34 | 日本ワインを買える店
キザンワイン&シャトー酒折
ワインフェスへ向かう前に2つの醸造所を訪ねてみました。

最初は塩山のキザンワインさん。

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この日試飲可能だったのはベーシックなキザンワインの白と赤のみ。ですが、こちらはすでにリリース直後に購入済みだったため、今回は試飲はせずスパークリングだけを購入して帰ることにしました。ご多忙の中 突然お邪魔して、お仕事を中断させてしまいました。スミマセン!
畑は自由に見ていいですよ、とのことでワイナリー裏にある畑を見せていただきました。

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今はこんな感じです。

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次に訪ねたのはシャトー酒折。

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こちらのワイナリーは山の上に立つ大規模な施設でした。見学システムも整備されていて、ガラス越しに階下の醸造施設を見るスタイルです。NHKの見学コースって確か、こんな感じだったような…。
残念ながら撮影禁止とのことで、この部分の画像はありません。ハイテクな感じの機器が並び、発酵タンクも巨大でした。ろ過はにごりワインを除き、珪藻土、シート、メンブランフィルターの3種類を行っているそうです。

こちらは外観。
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最後に大量のボトルが眠る地下セラーを通って、見学コースは終了。3階の試飲&販売コーナーへ戻ります。

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これは蛇口から直接注ぐスタイルの、新酒の試飲用タンク。

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「マスカットベリーA・樽熟成」がお目当てだったのですが、残念ながら売り切れ。代わりに瓶熟モノをいただきました。

シャトーの入口前には雄大な山が。紅葉が見事でした。

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by inwine | 2007-12-05 14:41 | ワイナリー訪問
ワインフェス@甲府
甲府「Four Hearts Cafe」で行われたワインフェスに参加してきました。
旭洋酒、シャトレーゼ勝沼ワイナリー、フジッコワイナリーの方に
直接、お話を聞きながら手がけたワインをいただけるという非常に貴重な機会です。

私は夜より定員が10人少ない昼の部にお邪魔したのですが、店内は大賑わいでした。夜の盛り上がりはスゴかったのではないでしょうか。

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旭洋酒の鈴木さんは、以前にワイナリーを訪ねたときのことを覚えていてくださり、またまた貴重なお話をいろいろ聞くことができました。作るワインそのままに、本当に実直なお人柄が伝わる話ぶりです。今回、お持ちになったワインはほとんど飲んだことがあったのですが、初体験の甲斐ノワールもやはり旭洋酒さんらしい繊細な味わい。すばらしいです。

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そしてシャトレーゼの戸澤さん。(写真遠くてスミマセン。) 先週のアッシュエムのワイン会でお見かけしたばかりですが、今回は直接、いろいろなお話を聞くことができました。こちらの拙い質問にも、打てば響くような明快なお答えがすぐにいただけます。とてもキレる方で、かなりカリスマ性を感じました。
今回お持ちになった数本の中に、前回平塚でいただいた「鳥居平 メルロー樽貯蔵」の2003年がありました。(前回は2004年。)
この年は記録的な冷夏でぶどうの出来が悪く、ワインつくりの際は濃縮感を出すため苦労をなさったそうです。でも手がかかった分だけ、作柄がよかった2004年のワインよりも思い入れがあるとのことでした。「出来の悪い子ほどかわいい」ということでしょう。作り手の方のさまざまな想いを聞きながら飲めるなんて、これほどの贅沢はありません。

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フジッコワイナリーの雨宮さんはネクタイで参加。そのお姿通り、お話していても真面目で誠実なお人柄を感じます。評判の無濾過ワイン「クラノオト」は以前にデラウェアを飲んだことがあるのですが、今回は甲州。ほかにもセミヨンやナイアガラなどがあるそうです。
最初にいただいた時はボトルの最後の方で、まさににごり酒のような真っ白な色でした。でも味わいは実にすっきり。その後 時間をおいてにごりの少ない部分もいただき、両方を楽しむことできました。今回の他のラインナップは甲州と甲州の甘口。この甘口ワインも後味すっきりで美味しかった!みなさん、ありがとうございました!

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会場のFour Hearts Cafeからのお料理はプレート2皿。メニューはこんな感じです。

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国産野菜にこだわったお料理で、優しさと力強さが同居した気合の入ったお皿でした。機会があれば、今度はじっくりと野菜と国産ワインの相性を楽しんでみたいと思うお店です。こちらもごちそうさまでした!

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以前から拝見していたブログの方と偶然、お会いする機会に恵まれたり、収穫の多い1日でした。すっかり酔っ払って会場を後に。帰りの高速バスでは熟睡しました。夕食はまたもやお土産のほうとうです。
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by inwine | 2007-12-04 15:40 | 日本ワインを飲める店