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山梨ワイナリー訪問 2007/12 <その7>
まるき葡萄酒もやはり長い伝統を持つワイナリー。

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「フランスへ旅立ち、日本に醸造技術をもたらした2人の青年」の話は国産ワインの起源として非常に有名ですが、その2人のうちの1人、土屋龍憲がこのワイナリーの創始者です。

ここでも予約をすればしっかり見学できるのですが、ふらりと訪ねたうえにもう夕方です。試飲だけお願いして帰るつもりでした。
味見をしたのは数種類。こちらでも甲州に力を入れているようです。赤白いろいろ飲ませてもらううちに実はこんなのも、と出していただいたのが山ソービニオン。山ぶどうとカベルネをかけ合わせた品種です。飲んでみると予想以上に洗練された味わい。野性味が強いのではという想像に反して、バランスの良いきれいなワインでした。でも残念ながら、こちらもやはり完売していました。人気商品なのでリリース後しばらくで売り切れてしまうそうです。うーん、またもやこのパターン。ボヤボヤできません。

意外といえば、「スモークド・タクアン」。ワインに合うんですよ、とお勧めされました。
ワインビネガーなどで味付けしたものを、ぶどうの木などを使って燻製したものだそうです。

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まずは試食用に用意されたタクワンをひと口。あ、確かに燻製の香りがして美味しいです。でも、これがワインと?
半信半疑のまま、次にベリーAのワインを飲んでみます。すると… 
不思議なことにホントに合いました。
これは面白い。ウチでも試してみようと、ワインと一緒にタクワンも購入することに。

いろいろと話が進むうちに、「蔵も見てみます?」とのお言葉が。貴重な機会なので、もちろんお願いすることにしました。作業中の畑(垣根です)の前を通り、発酵タンクの脇を抜けて貯蔵庫へ。

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そこには膨大な数のボトルがありました。
さらに棚の前の文字を見てびっくり。ドイツ品種を中心に1950年代のワインが山積みになっています。

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ボトルを見せてもらったのですが、中のワインは褐色にもなっておらず、澄み切った色です。
スゴイです。さすがは伝説の青年のワイナリー。いいモノを見せてもらいました。

畑を抜ける近道を教えてもらい、20号沿いのJAへ。ここでほうとうと野菜を買って帰るのがすっかり定番コースです。
高速バスの停留所へ歩く間に、空にはやはり月が。12月の寒さはちょっとこたえました。

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by inwine | 2007-12-29 14:23 | ワイナリー訪問
山梨ワイナリー訪問 2007/12 <その6>

訪れるたびに、勝沼の風景にはどこか懐かしさを覚えます。

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穏やかでありながらも決して寂れているわけではなく、人々の生活の匂いがはっきり感じられる街並み。
個人的な記憶ですが、子供の頃、夏休みのたびに行った箱根の雰囲気によく似ている気がします。

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次から次へとワイナリーをめぐる間にも、いろいろな日常の風景が目にとまりました。

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しかし日が短いこの季節、のんびりとはしていられません。次の目的地、まるき葡萄酒へと急ぎます。
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by inwine | 2007-12-28 19:32 | ワイナリー訪問
山梨ワイナリー訪問 2007/12 <その5>
てくてく歩いて、次に到着したのはルミエール
長い伝統を持つワイナリーですが、近年は自然農法を導入。さらに注目を集めています。
予約をすればきちんと見学ができるはずですが、今回は試飲のみでうかがいました。

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入り口を入るとすぐに試飲コーナー。早速、お願いします。

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室内には豊富な種類のワインが陳列されています。壁にはワイナリーの歴史を物語る資料も展示されていました。

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気になったのはまず「甲州 シュール・リー2006」。甲州の特徴はよく感じられるのですが、なんだかひと味違う。旨みがしっかりありつつも、キリっとしているというか。
あちこち飲み回っていたため、この頃にはやや酔いが回ってきてました。でも、ともかく自分の舌を信じてこれを購入。それから「石蔵和飲マスカットベイリー 2006」も一緒に買いました。後から知ったんですが、「石蔵」って石の発酵タンクのことだそうです。

さて、そろそろ日も傾いてきました。先を急がないと。

次に向かったのは勝沼醸造

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試飲用の建物は伝統と新しさが同居したようなお洒落な造り。中もなかなかカッコイイです。

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窓の外には自社畑が広がっていました。

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ラインナップで特徴的なのは、なんといっても甲州ワインの種類の豊富さ。ざっと見たところでも10種ほどはありそうです。一部シャルドネのワインも造っているようですが、甲州というぶどうにかける情熱が伝わってくるようでした。氷結醸造の手法を用いた甘口など、ユニークなワインもあります。
試飲をお願いした方によれば、「ウチの社長はとにかく人のやってないことをやるんですよ。」とのこと。「ラベルにも『山梨のぶどうを使用』とかの説明はわざわざ書いてないんです。」と教えてくれました。なるほどデザインもかなり画期的です。

いろいろと味見させてもらいながら、ワイン造りのご苦労などをお聞きして小一時間。
「ホントは『アルガブランカ イセハラ』っていうのが一番美味しいんです。もう売り切れでここにはないけど、特約店には残ってると思うから探してみて。」と言われました。残念。
「今日は無理に買わなくてもいいんですよ。」と言ってくれましたが、せっかくなので「アルガーノ ブラン樽熟成 2006」と「アルガブランカ ピッパ2004」を購入。どちらもしっかりしたタイプの甲州です。そういえばワインの名前も他のワイナリーとは一風違います。

グラスのギャラリーへもどうぞ、との言葉に誘われて2階へ。屋根裏のようなひんやりとした空間にテーブルが置かれ、両脇にはリーデルのグラスがずらりと並んでいます。面白い場所でした。

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ここにも歴史をたどれる貴重な展示物が。

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さて、ワイナリーめぐりもいよいよ終盤。次が最後の目的地です。
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by inwine | 2007-12-28 15:46 | ワイナリー訪問
山梨ワイナリー訪問 2007/12 <その4>
山梨市から勝沼へ。
勝沼の最寄駅は一応「勝沼ぶどう郷」駅ですが、路線は東へ迂回するようにぐるりと回りこんでいるので、実は山梨市駅からでも直線距離はそう遠くありません。
しかし今回行くルートはぶどう郷駅経由が早そうだったため、電車に乗り込みました。

最初に到着したのはシャンモリワイナリーこと盛田甲州ワイナリー。ソニー・盛田昭夫氏の実家筋のワイナリーとして有名なところです。併設のレストランで昼食をとり、見学もさせていただきました。

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こちらの見学コースには受付などはありません。無人の入口で記名をした後、説明が書かれたプラケースを持って、自由にコースを歩いてまわるシステムです。

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以前に行ったシャトー酒折ではNHKの見学コースを連想したのですが、今回は何だか社内健康診断を思い出しました。カルテを持って視力やレントゲンなどの各部屋を回るアレです。

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外の通路から室内の渡り廊下風の通路へ。ここからガラス越しに設備を見学していきます。機械の前には詳細な説明があり、何を行う設備か一目瞭然です。

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通路を抜けると試飲と販売コーナーに到着します。
ワイナリー見学といってもスタイルはさまざま。ちょっと味気ないような気もしますが、団体のお客さんなどにとっては、こうしたシステムはきっとありがたいはずです。



さて次に向かったのは、すぐ真向かいにあるシャトレーゼ 勝沼ワイナリー
工場長の戸澤さんとは平塚でのワイン会とワインフェスでお会いしています。

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入り口を入るとすぐに試飲コーナー。なんと対応していたのは戸澤さんご本人でした。

ご挨拶をすると、「ブログ見ましたよ。」の嬉しいお言葉が。感謝しつつ、早速試飲をお願いしました。
こちらのワイナリーでは日本品種から海外品種まで幅広く扱っていますが、どのワインにも共通したスタイルがあるように思えます。それはスマートなエレガントさ。決してパワフルなだけではない、過剰さを排した美学を感じる気がします。

ソーヴィニヨン・ブランはすべて鳥居平の畑。2002,2006,2007を試飲させてもらったのですが、見事に個性が違います。2002年の洗練されたスタイル、2006年の力強さ、2007年の非常に独特な香りと味わい。そのどれもが見事な完成度で、ソーヴィニヨン・ブランの特性もしっかり体現しています。ニュージーランドのワイン関係者に飲んでもらったところ、「よくできているが、古いスタイルだね。」と言われたそうです。確かに柑橘系のフルーティな風味が突出したニュージーランドのワインとは少し違いますが、ある意味ではこちらが王道なのかもしれません。本当にどれも美味しい!

現在はプティ・ヴェルドーやイタリア品種なども実験的に栽培中とのこと。現在の品種のさらなる充実を図りつつ、未来への目配りも怠っていないようです。今後もますます目を離せません。

戸澤さんのお話は例によってとても興味深く、調子に乗って10種類以上も試飲。

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さらにちょっとスペシャルなワインも2種類、特別に飲ませてもらいました。貴重なモノをありがとうございます!こちらも発見のあるワインでした。

ここでも正月用のワインをたくさん買い込みました。じっくり飲むのが楽しみです。
さて、次の目的地へ。今度はルミエールに向かいます。
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by inwine | 2007-12-27 15:12 | ワイナリー訪問
山梨ワイナリー訪問 2007/12 <その3>

金井醸造場から駅までは十数分。広い国道に沿って歩いていく道のりです。
途中には万力公園や笛吹川などがあり、なかなかの風情。


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勝沼の雰囲気とは少し違いますが、この辺りも新しい風景と昔ながらの自然が重なり合うように広がっています。
車が頻繁に行きかう国道を少し入ると、民家や小さな商店が並ぶ小道へ。
国道の脇には平行する形でJRの線路が伸びており、ときおり長い貨車を引いた貨物列車が悠然と目の前を通り過ぎていきました。


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次の行き先は旭洋酒。こちらは10月にも訪れたばかりなので今回は試飲などはせず、正月用のワインを買いに立ち寄るだけのつもりです。蔵にいらっしゃるか電話で確認してから向かいました。

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出てきていただいたのは奥様の鈴木順子さんでした。前回の訪問を覚えていてくださったようです。そのまま軽く立ち話。
「お正月におせちと一緒に日本のワインを飲むって方、結構多いんですよね。」なんて話から、
甲斐ノワールは中華に合うのでは、という話も聞かせてくれました。そういえばワインフェスの時、ご主人の剛さんは「甲斐ノワールはアメリカ人にも評判がいいんですよ。」とおっしゃってました。「日本にしかない品種だから珍しいのかな」と剛さんは言っていましたが、優しい味わいのため、いろいろな食事にあわせやすいのも魅力なのでしょう。ウチのおせちとの相性はどうでしょうか?楽しみです。

旭洋酒さんを出た後は、再び駅まで歩きました。次は勝沼へ移動です。
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by inwine | 2007-12-26 15:46 | ワイナリー訪問
山梨ワイナリー訪問 2007/12 <その2>
金井醸造場の金井一郎さんは、いまや「自然派ワイン」の造り手として日本を代表する存在。各メディアで日本のワインが取り上げられる際、必ずといっていいほど名前をお見かけする有名人です。
実は栽培から醸造までワイン造りに関わっているのは、ほとんど金井さん1人だけ。そのため、いつ何時も多忙だと思うのですが、直前に連絡して押しかけてしまいました。スミマセン!

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今回、試飲させていただいたのは3アイテム。
金井さんのワインは、どれも非常に独特です。その味わいについては、近いうちに改めてアップするつもりです。

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「すべて一人でまかなうのは大変でしょうが、人を増やす気は?」とお聞きすると、「自分自身のワインを作るためには、安易に人は増やせない」という答えでした。
「瓶詰めが終わるまで、ずっと気が抜けないんですよ」と笑いながら話してくれましたが、大変な苦労があることは想像に難くありません。ロワールのビオの代表的な作り手、マーク・アンジェリの話を例にしながら、自分自身で栽培と醸造をすべてコントロールすることの重要さを語ってくれました。今は規模の拡大よりも、生産農家にビオロジックへの理解を深めてもらうことの方が大きな課題だそうです。

「最近、畑に勝手に入り込む人が増えて困り始めたんです。」との話もうかがいました。

「自分もブルゴーニュの畑で記念写真を撮ったりしたこともあるから、気持ちはすごく良く分かるんだけど、どうしても立ち入った人の“気”が入っちゃうんですよね。」

いわゆるビオディナミについては、フランスの生産者の記事を雑誌などで読むだけだったので、こうしたコメントを直接聞けたのは刺激的な体験でした。あらためてビオという方法論の困難さに触れたような気がします。

金井さんはこの日もお仕事の合間でしたが、きちんと真摯な対応をしていただき、こちらは本当に恐縮しきりでした。金井さんに限らず、若いワインメーカーの方々は忙しい中でも、みな情熱的にワイン作りを語ってくれます。訪問者にとって、これほどうれしいことはありません。

金井醸造場を後にして、ひとまず駅まで歩いて戻ることにしました。
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by inwine | 2007-12-25 19:35 | ワイナリー訪問
山梨ワイナリー訪問 2007/12 <その1>
暮れもいよいよ押し詰まってきましたが、時間が空いたので勝沼方面へ行ってみることにしました。どこもかしこも忙しいこんな時期、ちゃんと相手をしてもらえるか少し不安もありますが、とにかく出発!
朝の特急に乗りこみ西へ向かいました。まず目指すのは山梨市駅です。


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駅に降り立って最初に向かったのはアサヒビール傘下のワイナリー、サントネージュワイン
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改札を出て数分で到着。敷地に入ってすぐ、大きな工場が目の前に現れます。

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残念ながら工場内の見学は行っていないそうです。建物内にいた社員の方に試飲をお願いすると、テイスティングルームに案内してもらえました。

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サクサクと試飲は進みます。こちらで使用されているぶどうは山梨(主に白品種)と山形の上山市で栽培されているそうです。「カベルネソービニヨン樽造り 2002」にはバランスの良さを感じました。今回はこれを購入。

このワイナリーの元々の発祥は、戦後間もなくにまでさかのぼるとのこと。試飲室には歴史を感じさせる物がたくさん陳列してありました。

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では次の目的地へ。今度は金井醸造場です。
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by inwine | 2007-12-23 14:14 | ワイナリー訪問
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いつも参考にさせていただいているブログ、「つまみの女王」で紹介されていたキッチンセロ。
記事の内容を見て「これは行かなければ」と思っていたのですが、ちょうど目黒で忘年パーティーがあったので、始まる前に少しだけお邪魔してみました。

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しかし入店すると、どうやら予約でいっぱいの様子。残念…と帰ろうとした時、「この後に団体の予約が入ってるけど、1時間ほどだけだったら大丈夫ですよ」とのお言葉が。こちらも時間制限ありなので、まったく問題ナシです。晴れてカウンターに座り、まずはグラスワインのメニューを眺めました。

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ヨーロッパ各地域からニューワールドまで、ウワサ通りの幅広いラインナップです。これだけ種類豊富なのにブルゴーニュがないところが、逆に通り一遍ではない気合いを感じさせます。(ちなみにリストは常に変わるはずです。念のため。)しかも安い!大半が600~800円です。これはやっぱりすごいぞと思いつつ、頼むのはやはり日本ワインです。今日のリストの日本代表はなんと四恩醸造の「ローズ」。

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あれ?これってこないだのワイン会のときにはまだ名前が決まってなかったヤツでは?
お店の方に聞いてみると、「そうそう、昨日来たばっかりなんですよ。」とのこと。ここで再会できるとは!感激です。

食事のオーダーは「ぬって食べるキッシュ」。メニューを見た時はどんなんだろ?と思いましたが、こんなのがアツアツでやってきました。

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そしてウワサの「鴨くんせいとボーペイサージュ岡本さんのジャム」。ぶどうはピノノワールだそうです。

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どちらもお世辞抜きに美味い!クイクイワインが進みます。
「ボーペイサージュ、今日はシャルドネが開いてますよ」との言葉に迷わずオーダー。

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初めて飲みましたが、白もスゴイです。香りを嗅ぐと、まずしっかりとした樽香。そしてすぐにその奥から、ぶどうの生命力を感じさせるような香りが広がってきます。素晴らしいの一言。

そしてお次は… 「赤はル・フーとモンターニュが両方ありますけど、飲みますか?」

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もちろんお願いしました。

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いやー、すごいです。これが全部グラスで頼めるなんて。ちょっと信じられない体験でした。
このお店ではボトルワインの値段はマジックで書いてあり、一目瞭然。ズバリ言って激安です。

結局、グラスワイン5杯を飲み干したところでお時間。忘年パーティー参加前から、すっかりいい気持ちになってしまいました。今回お話できたのはたぶん女将さんだと思うのですが、とても気風のいい方で楽しく飲むことができました。今度はゆっくりと、食事も楽しみに行こうと思います。
それにしても、いい店を教えてもらって良かった!ありがとうございます。
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by inwine | 2007-12-22 20:13 | 日本ワインを飲める店
スパークリング3種 飲み比べ
クリスマスもいよいよ間近 …というわけで、予習(何の?)をかねて日本の「泡」を飲み比べてみました。

(とはいえ3本に決定的な共通点があるわけではないので、「比較」というより、単に「味見」といったところです。)

飲んだのは3本。まずはフジッコワイナリーの「フジクレール 甲州スパークリング」。

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次は機山洋酒の「キザンスパークリング トラディショナル・ブリュット」。フジッコもこちらもぶどうは甲州100%です。

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そして宮崎県・都農ワインの「スパークリングワイン レッド」。こちらは赤のスパークリングで、セパージュはカベルネ・ソーヴィニヨン、シラー、マスカットベリーAです。

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ワインと一緒に、前回行ったラ・ファリネッラのパンを。(美味しかった!)

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まず「フジクレール 甲州スパークリング」。
香りはまさに甲州。当たり前ですが、シャンパーニュなどのシャルドネ主体のスパークリングとはまったく違う印象です。甲州ワインそのままの香りがストレートに感じられました。

使用したぶどうは甲州のみなので、いわゆるブラン・ド・ブランにあたるつくりといえます。そのためキレのある辛口、といった味わいを想像していたのですが、実際は甘さがかなり感じられ、柔らかい飲み口でした。この甘さはドサージュに由来するところが多いような気がします。甲州の個性である、穏やかな渋みがよく引き出されているところが魅力的です。エチケットの鶴はいかにも縁起がよさそう。こんなところはクリスマスというより、お正月向きかも。

「キザンスパークリング トラディショナル・ブリュット」は、フジッコよりもややブリュットな味わい。香りはやはり甲州の個性をまっすぐに感じます。味わいはすっきりと爽やかで、フジッコがやや丸みを帯びたフォルムだとすれば、こちらはよりスラッとしたスマートな姿形のイメージといえます。とはいえ特に酸がシャープというわけではなく、甘みや渋みなどがバランスよく綺麗にまとまっているように感じました。

そして赤の「スパークリングワイン レッド」。甘~いベリーAの香りが広がります。南イタリアのよく熟したぶどうをイメージするような濃厚さです。味わいも暖かい地域の気候を感じさせる果実味豊かなタイプ。変な言い方ですが、発泡性のワインではなくスティルワインを飲んでいる錯覚にとらわれるような、しっかりとしたボディです。これは肉や魚など幅広い食事に合いそう。クリスマスもいいですが、お値段も手ごろなので、バーベキューなどに持ち込んでも喜ばれそうな気がします。

スパークリングワインを生み出す技術には、スティルワインの場合とは違った困難さがあるはずです。シャンパーニュとはひと味違う、日本ならではの個性的なワインに今後も期待です。
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by inwine | 2007-12-20 13:49 | 日本ワインを飲む
酒と自然食品の店 ヤマザキヤ
永福町の酒屋さん、「酒と自然食品の店 ヤマザキヤ」にうかがいました。

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お店の外観はどうみてもお洒落なデリ。酒屋さんには見えません。「あれ?」と思いながらも扉を開けると、お店は地下にありました。実は1階は「薪窯焼きパンとイタリア伝統菓子の店 ラ・ファリネッラ」というお店で、やはりヤマザキヤさんが経営されているそうです。

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店内はワインのほか、日本酒、焼酎などがぎっしり並んでいました。さらに自然栽培のりんごやみかんも置かれています。ディスプレイされたお酒の中を抜けるように奥へ。

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ありました、日本ワイン。ルバイヤートを中心にメルシャン、原茂ワイン、フジッコなど精鋭たちが揃っています。

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中でも目を引かれたのは那須ワイン。シャトー・ピション・ロングヴィル・コンテス・ド・ラランドやヴァランドロー(!)で醸造家として活躍したという渡邊嘉也氏が手がけるウワサのワインです。ワイナリー自体も長い歴史があり、これは間違いなくウマイはず。購入決定です。

ワインをレジに持っていきながら、お店の橋爪さんに日本ワインについてうかがってみました。ぶどう品種と日本の土壌や気候風土、今と将来の国産ワインの展望などいろいろ興味深い話ができたのですが、印象深かったのは「日本のワインはまだまだの部分もあるけれど、つくり手と会って話をすると応援したくなる」というコメント。
プロの酒屋さんは世界中のワインを同じように商品として扱うわけですから、シビアな意見も当然でしょう。それでも日本ワインには大きな可能性を感じられていることが言葉の端々から伝わりました。

この時お聞きした、国産ワインを探すアメリカ人のお客さんの話が面白かったのですが、あとで見てみるとご自身のブログでも書かれていました。興味のある方はこちらへ。

もちろん国産ワインだけでなく各国のワインも豊富です。仏・伊・スペインの各地域をはじめ、ニューワールドも充実。モーゼルやアルザスなども揃っていました。さらにはポートやマデラなどデザートワインも。やるなーという感じです。

地下でワイン、1階でチーズや生ハムやパンを買って家で楽しむ。こんなお店が家の近所にあったらな、としみじみ思いながら帰りました。
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by inwine | 2007-12-19 13:51 | 日本ワインを買える店