カテゴリ:日本ワインを飲める店( 35 )
下北沢 「nikomiya Souk」
下北沢の駅前すぐにあるお店、「SOUK」へランチを食べに行ってきました。

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地下へと降りていく階段は楽しげな雰囲気です。店に入るとオープンキッチンとカウンター、そしてテーブルとゆったり落ち着けそうな空間が広がっていました。

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ランチメニューの中から注文したのはハヤシライス。そして一緒にグラスワインをお願いして、リストを見せていただきます。

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国産ワインはなかなかの充実ぶり。グランポレールの各地のワインをはじめ、山梨、長野などが顔をそろえています。店内にもボトルがずらりと並んでいました。今回は「プティ グランポレール北海道ケルナー」とアルプスワインの「ミュゼドゥヴァン 塩尻メルロー」を注文。

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特筆すべきは、ほとんどすべてが3000円台に抑えられていること。そして全部グラス、ボトルの両方で注文できることです。気軽にワインを楽しんで欲しいというお店のポリシーがビンビン感じられます。

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スープとサラダのついたハヤシライスはとても優しい味。こうしたメニューにありがちなくどさはまったくありません。ワインも白・赤ともに素直に美味しい、フレッシュな味わいでした。

夜のメニューも「nikomiya」の店名通りのシチュー系をはじめ、パスタやオムレツなど気軽な洋食やさんといった感じのラインナップです。

店長の古屋さんは洋食歴27年というベテラン。お客さんにはとにかく楽しい時間を過ごしてほしい、という言葉どおり、お店は肩肘張らずに料理とお酒を楽しめる雰囲気でいっぱいです。スペインのバルをイメージしたそうですが、まさに洋食とワインを楽しむ「日本のバル」といったところでしょうか。

特別なハレの日のグランヴァンももちろんいいけれど、こんな風に国産ワインを気軽に楽しめるお店はある意味、貴重な存在だといえそうです。ワインを注文する人には、オーダー前に何種類か試飲してもらう場合も多いとのこと。こうしたお店がたくさんあれば「特別なお酒」としてではなく、身近な飲み物としてワインと出会う人が増えていくような気がします。

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今後はワイナリーごとのフェアなども構想中だそう。今度は夜、ガッツリ飲みに来るつもりです。
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by inwine | 2007-12-17 17:01 | 日本ワインを飲める店
ワインフェス@甲府
甲府「Four Hearts Cafe」で行われたワインフェスに参加してきました。
旭洋酒、シャトレーゼ勝沼ワイナリー、フジッコワイナリーの方に
直接、お話を聞きながら手がけたワインをいただけるという非常に貴重な機会です。

私は夜より定員が10人少ない昼の部にお邪魔したのですが、店内は大賑わいでした。夜の盛り上がりはスゴかったのではないでしょうか。

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旭洋酒の鈴木さんは、以前にワイナリーを訪ねたときのことを覚えていてくださり、またまた貴重なお話をいろいろ聞くことができました。作るワインそのままに、本当に実直なお人柄が伝わる話ぶりです。今回、お持ちになったワインはほとんど飲んだことがあったのですが、初体験の甲斐ノワールもやはり旭洋酒さんらしい繊細な味わい。すばらしいです。

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そしてシャトレーゼの戸澤さん。(写真遠くてスミマセン。) 先週のアッシュエムのワイン会でお見かけしたばかりですが、今回は直接、いろいろなお話を聞くことができました。こちらの拙い質問にも、打てば響くような明快なお答えがすぐにいただけます。とてもキレる方で、かなりカリスマ性を感じました。
今回お持ちになった数本の中に、前回平塚でいただいた「鳥居平 メルロー樽貯蔵」の2003年がありました。(前回は2004年。)
この年は記録的な冷夏でぶどうの出来が悪く、ワインつくりの際は濃縮感を出すため苦労をなさったそうです。でも手がかかった分だけ、作柄がよかった2004年のワインよりも思い入れがあるとのことでした。「出来の悪い子ほどかわいい」ということでしょう。作り手の方のさまざまな想いを聞きながら飲めるなんて、これほどの贅沢はありません。

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フジッコワイナリーの雨宮さんはネクタイで参加。そのお姿通り、お話していても真面目で誠実なお人柄を感じます。評判の無濾過ワイン「クラノオト」は以前にデラウェアを飲んだことがあるのですが、今回は甲州。ほかにもセミヨンやナイアガラなどがあるそうです。
最初にいただいた時はボトルの最後の方で、まさににごり酒のような真っ白な色でした。でも味わいは実にすっきり。その後 時間をおいてにごりの少ない部分もいただき、両方を楽しむことできました。今回の他のラインナップは甲州と甲州の甘口。この甘口ワインも後味すっきりで美味しかった!みなさん、ありがとうございました!

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会場のFour Hearts Cafeからのお料理はプレート2皿。メニューはこんな感じです。

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国産野菜にこだわったお料理で、優しさと力強さが同居した気合の入ったお皿でした。機会があれば、今度はじっくりと野菜と国産ワインの相性を楽しんでみたいと思うお店です。こちらもごちそうさまでした!

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以前から拝見していたブログの方と偶然、お会いする機会に恵まれたり、収穫の多い1日でした。すっかり酔っ払って会場を後に。帰りの高速バスでは熟睡しました。夕食はまたもやお土産のほうとうです。
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by inwine | 2007-12-04 15:40 | 日本ワインを飲める店
「日本ワインを楽しむ会」
平塚・ブラッスリーアッシュ・エムで行われた「日本ワインを楽しむ会」に行ってきました。

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菊池シェフによる料理と国産ワインを楽しむと共に、勝沼のワイン醸造家の方々を迎えてお話を聞くという贅沢な会です。

ワインリストは以下の通り。

2007 デラウエア万力+ 金井醸造場
2007 名称未定(甲州主体) 四恩醸造
2005 鳥居平 シャルドネ樽貯蔵 シャトレーゼ
2007 名称未定(マスカットベリーA主体) 四恩醸造
2007 名称未定(カベルネ・ソービニヨン / メルロー主体) 四恩醸造
2004 鳥居平 メルロー樽貯蔵 シャトレーゼ

そして料理は…

食事の始まりに一口(L'amuse-gueule)

"プロローグ" 5種の大根を5種の調理法で

蕪蒸にフォアグラを詰めて コールラビのヴルーテ

タラと白子のコルヌ 柚子風味のブールブランソース

蝦夷鹿のロースをちりめんキャベツに包んで鹿のジュと共に

長谷川牧場のアイスと諸星さんのキウイ ホワイトポートの香り


…とずらずら羅列しましたが、こんな感じです。

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料理はどれも美味でしたが、5種の大根には特にびっくりしました。(写真はありません…)
同じ野菜とは思えないほど多彩な種類の大根に、燻製やグリエなど異なる調理が施されています。遊び心あふれ、かつ手間のかかった一品です。お店の食材への思いが伝わるお皿でした。

蝦夷鹿は大好物なのですが、食べるのは今シーズン初めて。柔らかく上品な焼き上がりで、ソースも優しく繊細な味わいでした。

デラウエア万力+は以前にもアップしたのですが、なぜか今回の方が酸を強く感じました。よりシャープな味わいという印象です。

四恩醸造は「2007/9/25に果実酒醸造免許を取得した日本最新ワイナリー」だそうです。
今回出していただいたのは、発売前の「本邦初公開」ワインばかり!工場長の小林剛士さんご本人に、ワインについてお聞きしながら飲むという貴重な体験をさせてもらいました。

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「日本の普通の食事に合うワインを造りたい」というお話には、非常に感銘を受けました。さまざまな質問にていねいに回答されるその姿からは、開拓者の志を持って新たな地平を切り開こうとする意志がビンビン伝わってきます。最後には固定観念を打ち破るような「ええー!!」というお話も聞かせていただきました。
ワインも作り手の姿そのもの。みずみずしく、鮮烈なワインです。口に含むと微発泡が感じられました。まさに瓶詰め直後のフレッシュな味わいです。

そしてもう1人のゲストがシャトレーゼ勝沼ワイナリーの戸澤一幸さん。
こちらは「山梨で二番目に新しいワイナリー」だそうです。
お菓子で有名なシャトレーゼのワイナリー部門ですが、ワインのラインナップは入手困難。
残念ながら戸澤さんは到着が遅れてしまったのですが、それでもやはり貴重なお話をうかがえました。

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「鳥居平 シャルドネ樽貯蔵」は典型的なシャルドネのスタイルと同時に、他にはない独特の味わいが感じられました。(それが何かを判別するには、すでに少し酔いすぎていたようです。)
「メルロー樽貯蔵」は実に洗練されたワインでした。うーん、美味しい!一口飲んだ後、思わず連れ合いと目を見合わせました。

さらに戸澤さんみずから持ってきていただいた「2005 鳥居平セミヨン」。デザートワインですが、非常にすっきりとした印象です。ベタベタした甘ったるさとは無縁の味わいでした。

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いやー、実に充実した会でした。同席させていただいた参加者の方々も、みな驚くほど国産ワインに造詣の深い方ばかりで、とても貴重な情報をいくつも聞かせていただきました。その意味でも参加した意義のある会だったといえます。(皆さん、ありがとうございました!)

連れ合いが風邪気味だったこともあり、私たちはお開きとともにまっすぐ帰宅しました。2次会も行われたようですが、参加できず残念。また機会があれば参加させていただきたいと思います。
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by inwine | 2007-11-27 15:50 | 日本ワインを飲める店
平塚 ブラッスリー アッシュ・エム
JR平塚駅から歩くこと約10分。いろいろな場所でウワサは聞いていた『ブラッスリー アッシュ・エム』さんに行ってきました。


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カジュアルフレンチで、国産ワインが充実しまくっているという評判のお店です。食事のメニューはどれも美味しそうでしばらく迷いました。やっと心を決めた後、ワインリストを頼むと確かにウワサ通り。日本ワインの豊富さには目を見張るほどです。何にするかさんざん迷いましたが、結局ボーペイサージュの「la montagne 2004」に。入手困難でずっと飲みたかったワインの1つです。

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期待しながらまずはグラスのシャンパーニュをもらいました。この日は「マム」。リストのラインナップは日本のものだけではなく、フランス各地のワインもかなりの充実度でした。壁際にはヴォギュエやルーミエ、デュジャックなどブルゴーニュの有名ドメーヌの空き瓶もずらりと並んでいます。(聞けばワイン会で出されたものだそうです。うらやましい…)

さて、いよいよ料理到着。


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「カジュアルフレンチ」という言葉には、実はあまりいいイメージはありませんでした。フランス料理をうたいながらどこか気の抜けた、いわゆる「なんちゃってフレンチ」のお店がよくこの言葉を使っていたからです。
しかしこちらのお店の料理は、まさにその正反対。出てくるのは熱意が伝わってくるお皿ばかりです。豪快なビストロ料理という感じではなく洗練された味わいが魅力ですが、ボリュームはどれも満点。2人で前菜を3皿頼んだら、お腹いっぱいでデザートまでたどり着けませんでした。


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そして「la montagne 2004」。正直、驚きました。メルロー100%とのことですが、教えてもらわなければ絶対に分からなかったでしょう。
恐ろしく官能的なワインです。どの国で作られたということとは関係なく、その味わいにただ魅了されました。これほど洗練されたワインを飲んだのは久しぶりでした。

美味しいワインを頼んだ時に困るのは、絶対に食事が終わるまでにもたないこと。この日もメインが到着するまでにボトルは空いてしまいました。そこでもう1本となったのですが、前のワインが凄かっただけに、次も美味しいワインをと思わずにいられません。結局、奮発して「BEAU PAYSAGE 2002」を注文。

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思わぬ贅沢になりましたが、その価値は十分にあるワインでした。こちらも抜群に洗練されています。デカンタージュしてもらったのですが、時間と共にゆっくりと開いていく複雑な香りは本当にうっとりするほどでした。なんだか初めてワインの美味しさに目覚めた頃を思い出しました。

デザートは食べられませんでしたが、大満足でお店を後にしました。難をいえば少しだけ料理と料理の間隔があきすぎていた感があったこと。でも日曜日で超満員だったことを考えればやむを得ないでしょう。

スタッフの方も感じよく、ていねいな接客です。しっかりしたコンセプトと完成度、そしてユニークなアイデアを武器にお客さんをグイグイ引っ張っていくようなお店だな、と感じました。この日も店内は大盛況で活気に溢れていました。中は決して広いとはいえませんが、レストランの楽しさを存分に味わえるお店です。ワイン会などのイベントも多いようなので、今後も楽しみ。
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by inwine | 2007-11-14 11:20 | 日本ワインを飲める店
プチ コニシ(Standing BAR PETIT Konishi)
中野坂上のスタンディングバー、「プチ コニシ」へ。
ワイン販売で有名な酒屋さん、藤小西が店舗奥で営業しているお店だ。

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この日、店内は大賑わいで活気に包まれていた。
カウンターで、まずグラスワインを注文。黒板に書かれてあったココ・ファーム・ワイナリーの「甲州F.O.S 2005」だ。
説明書きによれば「甲州の軽くサッパリとしている印象をくつがえすボリュームと予想を超える複雑な要素が次々と押し寄せます。」とのこと。店員さんからは「赤ワインに近い作り方です」との説明もあった。「黄金の甲州」と似たタイプだろうか。

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一口飲むと、まず甘い樽香。そして説明のとおり、赤ワインのようなこってりとしたボリュームが広がる。確かにユニークなワインだった。やっぱり「黄金の甲州」とどこか通じるところがありそうだ。これを2杯いただいた後、酒屋店舗で購入したタケダワイナリー「サン・スフル」を持ち込んだ。そう、このお店は隣の店舗で買ったワインを店内に持ち込めるのだ。

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「サン・スフル」は酸化防止剤無添加の自然派ベリーA。微発泡していたが、それもまた良し。
少し冷やしてもらい、美味しくいただいた。
料理のメニューはバルっぽいおつまみから本格的なものまで。今回は3品ほどしか頼まなかったが、どれもかなりのウマさだ。(写真は生ハムのディップ。)

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それとこのお店のもうひとつの魅力は店員さんの感じのよさ。女性を中心に若いスタッフがきびきびと接客をこなしている。
カウンターの隣ではおじさんがマンガを読みながら、ビールを美味しそうに飲んでいた。
立ち飲みならではのざっくばらんな雰囲気でいいカンジだ。
結局、2時間ほどいてビールやスパークリング、赤のグラスまで飲み、おみやげにワイン3本を抱えて帰宅。充実の夜だった。
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by inwine | 2007-11-04 13:08 | 日本ワインを飲める店