カテゴリ:日本ワインを飲める店( 35 )
「Calvet」で、アルプスワインの会

三鷹のいかしたワインバー「Calvet」で、アルプスワインの会。
醸造家・前島良氏を迎えて盛り上がりました。
ほとんどのお客さんがお店でアルプスワインを知ってファンになった常連さん。
立ち飲みスタイルの店内は凄い熱気でした。うーんロックンロールだ。

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そしてさらに素晴らしかったのは料理。
銀座の某グランメゾン出身という驚異の経歴を持つマスターが
「本気出した」(本人談)メニューです。

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なんとコレ、一品ずつワインとの相性を考えて作ったという贅沢さ。
エスカルゴ風のツブ貝にデラを合わせたり、ベリーA用に牛蒡を使ったりとか、
日本ワインへの理解と愛情がビンビン伝わる内容でした。

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なかでも出身店のスペシャリテという
「クレソンと海老のサラダ 苺とシェリーヴィネガーのソース」と
「Japanese Style マスカット・ベリーA」の組み合わせにはビックリ。

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いやー面白いワイン会でした。


オマケで料理とメニューの組み合わせを全部書いときます。
よかったらマリアージュのご参考に。

ウドとタケノコのバリグール風×Japanese Style甲州 2009
ツブ貝のブルゴーニュ風×デラウェア・オールドファッションド
タコのマリネ ピンクグレープフルーツ風味×アサンブラージュ TypeRロゼ 2009
クレソンと海老のサラダ 苺とシェリーヴィネガーのソース×Japanese Style マスカット・ベリーA 2009
仔鴨フィレのロースト 黒胡椒の香り ゴボウ添え×アサンブラージュ TypeR赤 2008
牛タンの赤ワイン煮×AWプラチナコレクション シラー2008
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by inwine | 2010-05-27 11:45 | 日本ワインを飲める店
中野坂上・プチコニシ 『日本ワインフェスタ2010』

毎年行われている、セミナー形式のイベント。
今年のゲストは島根県・奥出雲葡萄園の安部紀夫さん。

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スライドを見ながら、ワイナリーの歴史や栽培、醸造の取り組みについて
いろいろな話を聞くことができました。

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このスライド、安部さんご自身がお作りになったものだと思いますが
分かりやすいうえに、見ている人の関心をひきつける素晴らしい完成度でした。

醸造に関しては丸藤で修行されたそう。
実は25歳頃まではお酒が非常に弱く、夕食には牛乳を飲んでいたというお話が印象的でした。

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安部さんのお話が約1時間。ワインの試飲が6種類。それにチーズやサラダの軽食がつくスタイル。
個人的には、こんな堅苦し過ぎないセミナー形式はとても好きです。

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『シャルドネ樽発酵 2008』は穏やかな樽の風味の中に、果実の柔らかさやふくらみが感じられるワイン。
すごく美味しい。
小公子は人気が高くレアな商品だそうですが、いわゆる山葡萄的なニュアンスが抑えられた洗練された味わい。
今回は抜栓5~6時間での提供とのことですが、ワインの力強さがしっかり感じられます。
色も濃く、ディスクの厚みもかなりのものでした。

乳製品の会社が母体ということもあり、食の安全に関する真摯かつ現実的な考え方には
とても共感する部分があり、勉強になりました。
こうしたかたちでワインに触れると、ただ飲む場合よりも興味がふくらむ気がします。
とても充実した会でした。
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by inwine | 2010-05-19 20:59 | 日本ワインを飲める店
ジャンシス・ロビンソンセミナーと甲府

ジャンシス・ロビンソンさんに会いに甲府へ行く。
ワイナリーの団体『Koshu of Japan』主催のセミナーです。

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デジカメ替えたら、写真に日付が入っちゃいました。かっこ悪いですね。
あとすごく古い話なのがバレました。

面白い話もあったけど、日本ワインに関するコメントは
なんだか一般論に終始してて、ちょっと消化不足。
広い層を対象にしたセミナーだから、あんまり大胆なコメントは
できなかったのかもしれないけど
もう少しズバッと言ってほしかったような。質問すればよかったとやや後悔。

甲府に出て、ひさしぶりに新富屋へ。日本ワインが圧倒的に揃ってる酒屋さんです。
眺めてるうちに、珍品的なワインをつい買っちゃいました。
15年くらい前の甲州シュール・リー。いつ飲むんだろ、オレ。

夜は居酒屋『十四番目の月』へ。

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料理おいしいですね。

マルスのカベルネ・ベリーAを。いつ飲んでも安定感のあるウマさ。

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こういうワインがリストに入ってるとうれしい。迷ったときはコレって感じです。
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by inwine | 2010-05-18 12:21 | 日本ワインを飲める店
『燻製屋 椿』
『Kinasse』のあとは同じ幡ヶ谷の『燻製屋 椿』へ。
ちなみにメンバーはいつものワイン仲間3人。

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「燻製屋」っていうだけあって、魚の干物だとか豚肉だとかチーズだとか、
いろんなものが燻製になってます。いい香りがお店に充満。

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これはナッツの燻製。ビール飲みたーい。
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でも、ここも国産ワインがとても充実のお店なのです。
なにげに凄いぜ、幡ヶ谷。新宿なんかより日本ワイン濃度高いかも。

で、飲んだのは

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四恩醸造の『ローズ(橙)2009』。
四恩のワインって、大好きって人と「ちょっと…」って人が面白いほど分かれます。
「普通だね」って人はあんまりいなくて、飲んだあとに、だいたい皆、何かを言いたくなる。
それはすごいことだと思います。そんなワイン、日本にはあまりないような。
ちなみにワタシは「好き」派です。

それから『高畠 甲州1999』。

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もう10年以上の前のヴィンテージ。でもこのワインは、いつ飲んでもすごくフレッシュ。
畑さん着任前のブツですが、その畑さんも今は現場を離れたとか。
高畠ワイン、これからまた違う顔を見せてくれるのでしょう。

燻製以外も野菜の蒸し料理とかウマいです。そういえば燻製ビールなんてのもありました。
燻製好きの方はぜひ~。
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by inwine | 2010-05-15 10:26 | 日本ワインを飲める店
幡ヶ谷 『Kinasse』
幡ヶ谷駅そば、というかほぼエキナカの立ち飲みワインバー「Kinasse」へ。
熊本の食材と日本ワインが充実のよいお店。
雰囲気もいいし、こんな店が地元にあったら最高ですね。

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ワインリストはこんな感じ。(訪問日は今年2月。たぶんもう変わってます。)

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熊本ときたら、まずはコレ。

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で、ポテサラとか馬肉のスモークとか。美味しそうでしょ。

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初来店でしたが、この日は1時間ほど立ち寄っただけ。またゆっくり来ようと思いました。
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by inwine | 2010-05-14 22:54 | 日本ワインを飲める店
中野坂上「Standing BAR PETIT Konishi」でプチ送別会

ご結婚されて、東京を離れる方のプチ送別会を開こうと
中野坂上の「Standing BAR PETIT Konishi」へ行ってきました。

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参加者は前日の「山梨ヌーボー祭り」で最後まで飲んでいた3人。
改めて飲みなおしという感じでもあります。

名前の通り、立ち飲みのお店ながら、
居酒屋的メニューから手のかかったフレンチ惣菜まで
料理もかなり本格的。

何より嬉しいのは本体が酒屋さんなので、
買ったワインを店内に持ち込めること。
持ち込み料は少しだけかかりますが
「あれ、こんなの出てたんだ」なんてワインを
すぐに皆で飲めてしまいます。

ちょっと高価だったり、レアな銘柄は
ウチに置いておくと飲むタイミングを失ってしまいがち。
買ったとたんに飲んでしまうというやり方も、
場合によってはかなりアリな気がします。

で、この日飲んだのはこんなワイン。

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高畠ワイン 『プレミアムブレンド 2006』です。

以前、このお店で高畠の醸造担当・畑さんのセミナーがありました。
そのとき『メリタージュ(仮)』という名で出ていたワイン。(たぶん)

そのあと7月に山形を訪れたときにも
テイスティングさせてもらったのですが、いよいよ正式に発売です。

このワインの特徴は「混醸」。つまり異なる品種を一緒に醸造していること。
別々に仕込んでブレンドする通常の方法より、かなり大胆なやり方といえます。

味わいはフレッシュな果実感が魅力的で、バランスのとれた美味しさでした。
高畠らしいエレガントさの一方、土っぽさやボディの強さも感じられます。

本格的なボルドー品種ブレンドは
日本ワインの浸透という面でも、大きな意味を持つジャンル。
これからもぜひ力を入れていってもらいたいワインです。

ほかに飲んだのは『栗沢ブラン2008』。

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これは参加者・ベニパパさんが店に預けてた分をいただきました。ゴチです!

さらにエーデルワインの『ハヤチネゼーレ・ツヴァイゲルトレーベ樽熟成』も。

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この日、お店ではこんなグラスワインも開いてました。ビックリです。

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ビールも豊富だし、足を運ぶたびに発見がある楽しいお店です。
『会社帰りに軽く一杯』でも『サクッと二軒目に』でも、いろんな使い方ができそう。

そのうちまた来ようと胸に決めました。

そしておみやげは、ここに来たら必ずコレです。

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『缶詰界のロールスロイス』の異名をとる竹中缶詰。
缶詰といって、あなどるなかれ。
いろいろ種類があるんですが、どれもマジでウマイです。

定番のオイルサーディンは他の缶詰とは次元が違う完成度。
はたはた、ししゃもなんかは完全に立派な一品料理です。
甲州のつまみで食べたりなんかすると感涙モノですよ。

再会を約束してプチ送別会は終了。この日も楽しい一夜でした。
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by inwine | 2009-11-12 19:16 | 日本ワインを飲める店
『山梨ヌーボー祭り2009』

日比谷公園で開催された『山梨ヌーボー祭り』に行ってきました。

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ウワサには聞いていましたが、すごい人の数です。
11時半スタートですが、12時半には受付待ちの列がこの状態。

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めげそうになりつつも、30分ほどしたら入場できました。
もらったグラスを片手に、いざ出陣!

でも試飲ブースもこんな感じです。まるで初詣。

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ただ皆さんマナーがよく、混乱もなくさくさくと列が進むので
思っているほど待つこともありません。

中で合流したワイン仲間の皆さんと一緒に並び、
いくつか試飲させてもらいました。

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それにしても国産ワインの人気、すごいです。
各ワイナリーの方々はちょっとだけお疲れモードでしたが
会場の熱気を見て、なんだか嬉しくなりました。
販売ブースが閑散としてるのがちょっと気になりますが。

そのあとはレジャーシートの上で
宴会モードのグループとご一緒させてもらうことに。
皆さん、早朝から並んで場所取りをされていたそうです。
ラッキー。ありがとうございました!

皆さんが持ち寄ったワインは何気に希少なお宝ばかり。
さすがです。ワタシもお相伴にあずかりました。

一休みさせてもらい、もう一度試飲ブースへ。
狙いをつけていくつか回ります。
最初は人の多さにあまり飲めないかと心配したのですが、
結局、7~8種ほどは余裕で試飲できました。

一番印象に残ったのはアルプスワイン。
新酒とは思えない完成度で、ガブガブ飲むより
ウチでゆっくり楽しみたくなります。

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ただこのイベントは、まさに今年の収穫を祝うお祭りそのもの。
細かいこと言わずに楽しむのが吉です。

こんな人もサイン会をしてたり。

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結構酔っ払ったなと思ったころ、閉幕の時間を迎えました。
最後はガード下のビール屋さんで打ち上げして解散。
秋らしく屋外を満喫できる、楽しいイベントでした。
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by inwine | 2009-11-06 23:15 | 日本ワインを飲める店
国分寺 『あったかdining みやと・・・』と『Vin Passion』

国分寺の『あったかdining みやと・・・』へ。
ウワサはかねがね聞いてたんですが、やっとお邪魔できました。

国分寺駅から歩いてすぐのビルの中。入口を入るとぐっとお洒落な雰囲気の店内です。

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まず圧倒されたのがメニューの豊富さです。
居酒屋の定番風メニューから、創作系の個性的な一皿、楽しい「石焼」メニューなど
思わず頼みたくなるような料理がずらりと並び、しばらく迷ってしまうほど。
しかもその数々を店主のみやさんがていねいに説明してくれます。

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写真は前菜3種盛り。おいしいです。
ほかにもいろいろ食べたけど、どれもウマかった。

お酒もものすごい種類の梅酒から、焼酎、日本酒、外国ビール、カクテルまで。
メニューを見ているだけで、お店の気合がビンビン伝わってきます。

ワタシの目当てはもちろん日本ワイン。やはり強力なラインナップです。

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リストを見てまず感じたのは、日本中の産地がバランスよく並んでいること。
東京のお店の場合、国産ワインがかなり充実しているところでも、
やはり山梨産が中心となる傾向があります。
でもこちらは北海道から九州まで、まんべんなくカバーしてる感じ。

それも熊本ワインのKISS KIKKAや安心院、サッポロ岡山、岩の原、仲村ワインなど
「おっ」というような渋いチョイスばかりです。
外部からの情報だけに頼らず、ひとつひとつ飲んで選んでいるのが想像できる気がしました。

迷った末、お願いしたのはこのワイン。

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エーデルワインの「五月長根葡萄園」です。
品種は甲州三尺とリースリングをかけ合わせたリースリング・リオン。

爽やかながら濃厚な果実の甘みを、しっかりした酸が支えるバランスのよさが魅力的。
個人的にとても好きなワインです。
「美味しいですね」とみやさんに話しかけたところ、
「このワインが国産を好きになったきっかけなんです。」とのお答え。
さすが、入口も渋いぜ。

料理も美味しかったし、もちろんワインにも満足。またうかがいます!

で、そのあとは駅の反対側のワインバー「vin bougnat」へ。
ワイン会や甲斐vinなどで何回かお会いした、山梨出身のソムリエ・窪田さんがいるお店です。
ずいぶん前にお誘いいただき、「行きます!」なんて言っちゃったんですが
なかなか伺えませんでした。

実はお店自体は6~7年前に一度来たことがあります。

当時のままのお店を見つけ、中に入ると… アレ? いません!

がーん、休みかなと思って聞いてみたら、
なんと駅前の支店(?)、「Vin Passion」に異動してました。
そんなわけで「vin bougnat」では一杯だけグラスワインをいただいて移動。
やっと再会できました。

アルプスワイン・前島氏を訪ねた話などを聞きながら、いろんな話題に花が咲きました。
窪田さん、飄々とした面白い方です。お近くの方はぜひ。
ワインも他のお酒もかなり本格的な品揃えで、お値段もかなりお安めです。
ワタシはフェア中だったロイヤルハウスホールドを。これも驚きのプライスでした。

今は少しだけですが、これから国産ワインにも力を入れていきたいと
意気込みを語ってくれました。
こちらもまた来ないと! 

国分寺、かなりやるなと思った一夜でした。
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by inwine | 2009-11-03 09:30 | 日本ワインを飲める店
軽井沢・クーカル「つくり手たちと飲み、食い、語らう日本ワインの会」
軽井沢・クーカルのイベント「つくり手たちと飲み、食い、語らう日本ワインの会」へ行ってきました。

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今回のイベントは屋外がメイン。立食で料理とワインを楽しむというカジュアルなスタイルです。
夏本番といった感じの天気の中、まるでキャンプに来たような楽しさがありました。
参加したワインメーカーは下記の通り。(主催者の一人、鹿取みゆきさんの「TRIPPA通信+1より転載」)


北海道 「ドメイヌ・タカヒコ」 曽我貴彦さん
     「ナカザワヴィンヤード」 中澤一行さん
山形 「タケダワイナリー」 岸平典子さん
    「酒井ワイナリー」 酒井一平さん
山梨 「ルミエールワイナリー」 小山田幸紀さん
    「四恩醸造」 小林剛士さん
長野 「Kidoワイナリー」 城戸亜紀人さん
    「小布施ワイナリー」 曽我彰彦さん

通常、こうしたイベントでは造り手の方々がワインをサーブしたりすることが多いのですが
今回は参加者と同じスタンスで、共に料理を食べワインを飲むという形式。
肩の力を抜いていろんな話ができるわけで、これはかなり貴重な体験です。
実際、あちこちで老若男女の参加者と醸造家・栽培家の皆さんが盛り上がっていました。

しかも供される料理はそれぞれのワイナリーの地元素材を使ったもの。
ひとつひとつのマリアージュを楽しめるという夢のような企画です。

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まずはウェルカムドリンクの四恩醸造・クレマチスロゼを一杯。

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そして主催者の皆さんの挨拶のあと、タケダワイナリーのサンスフル白で乾杯!
いよいよ会のスタートです。

8人の方々とお話をしながら、次々に運ばれるワインと料理をいただきます。
ワイン会でよくお会いする方ともお話につきあっていただきながら、楽しい時間を過ごすことができました。

タケダワイナリー・岸平さんの普段見ることのできない、お茶目な素顔は本当に魅力的。
「ビオカレンダーは教科書です」という言葉もちょっと意外でした。

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乾杯のサンスフルはワイナリー所蔵の2008年。
新酒的な扱いのワインですが、年を越した今、少し熟成感が出てきて
ますます美味しくなってました。さすがです。

酒井ワイナリー・酒井さんは山形の若手のワインを引っ張っていくという決意を語ってくれました。
でもお酒はあんまり強くないらしく、会の終わり頃は強烈に眠そうな姿がチャーミングでした。

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スペシャルブレンド2007年は相変わらずの美味しさ。
合わせた料理は高畠産の豚肉のチャーシュー。
スパイスの香りがワインの香りを引き出して、相性バッチリでした。

ルミエールの小山田さんは軽妙でざっくばらんなトークが大人気。
酒井さんとの掛け合いは絶妙で、大爆笑でした。

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南野呂のベリーAは前にも書きましたが、ホントに美味しい。山梨でも屈指の一升瓶ワインだと思います。

四恩の小林さんもノリノリ。
岸平さんの料理を奪って食べちゃったり、まるでガキ大将です。
最近、桃の栽培も始めたそうで
「桃は虫には強いけど病気に弱い。育てるのは大変です」とのこと。

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ちなみにこの日は「つよぽんが育てた桃のサラダ」が登場。
冷たいクレマチスロゼとばっちりの相性でした。ごちそうさまです!

城戸ワイナリー・城戸さんは去年の秋の塩尻のイベントでお会いして以来。
最近、スタッフがお一人加わったそうです。
大学の醸造科などではなく、ハローワーク経由で募集されたそうですが、
その理由は「ワイン造りは派手なイメージがあるけれど、現実は地味で大変な作業。
だからきちんと社会人経験のある堅実な人を採用したかった」とのこと。
物静かで、情熱を内に秘めた城戸さんらしいお話でした。
城戸さんのお話にはいつもはっとさせられるような刺激があって、
ついついいろんなことをお聞きしてしまいます。
そのせいか、写真を撮り忘れてしまいました…。

持ってきていただいたワインは最近発売されたばかりの
プライベートリザーブのメルロとシャルドネ2007年。
柔らかで深みのある果実味が体に染みこむようなワインでした。

小布施の曽我さんにはいろんな話の中で、酸化防止剤に関するお話を聞いてみました。
「答えは単純です。僕は伝統的なワイン造りに反することはしないのがモットー。
 酸化防止剤は樽の硫黄燻蒸という形で、昔から添加されてきました。
 その手法を否定するのは18世紀以降のワイン作りを否定するようなものです」
なるほどー。
ちなみに弟の貴彦さんの意見はまた少し違いました。
当たり前かもしれませんが、兄弟でも考え方は少しずつ違うものですね。

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最近、ご結婚されたとのこと。おめでとうございます!

ワインはやはりリリースしたばかりのルヴァン・ナチュレル・カベルネ・フラン。
フランのナチュレルは初だそうですが、コレ、めちゃめちゃ美味しいです!
買わなきゃならないワインがいっぱい見つかっちゃって、頭痛い…。

初めてお会いしたのは北海道のお二人。
ナカザワヴィンヤードの中澤さんには、北海道のワイン造りの現状、可能性と問題点や
ご自身の今後の展望などいろんなお話をお聞きすることができました。
苗木作りに関する、ちょっとびっくりするようなお話も。
とても勉強になりました。

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ワインはもちろんクリサワブラン。
このワイン、時間を空けて定期的に飲む機会に恵まれましたが
どんどん美味しくなっていく気がします。

ドメイヌ・タカヒコの曽我さんには
これからのワイン造りについていろいろとお聞きしました。
詳しいことはアレですが、どうも近い将来、かなりすごいワインが世に出るのは間違いないようです。

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話に夢中で料理を食べ損なったりしてしまいましたが、ホントにとても楽しい会でした。
目黒・キッチンセロのスタッフも総出でサービスを担当していただきました。
意外な食材とワインの組み合わせには、まさに目からウロコ。ベリーAとマトンがこれほど合うとは思いませんでした。

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びっくりしていると「山形ではよく食べますよ」と岸平さん。そうなのかー。

ちょうど会が終わる頃、雨が。4時間以上もの会でしたが、あっという間でした。
従来のワイン会とは少し違う、広がりや可能性を感じることができたイベントで、本当に楽しい時間でした。
その分、主催者側には通常以上のご苦労も多かったはずです。
スタッフの皆さん、そして醸造家、栽培家の皆さん、ありがとうございました!

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by inwine | 2009-08-15 11:29 | 日本ワインを飲める店
横浜・軍鶏郭茶寮『アルプスワイン前島良氏と独創軍鶏料理の夕べ』

横浜・軍鶏郭茶寮で行われた「アルプスワイン前島良氏と独創軍鶏料理の夕べ」に行ってきました。

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この会のテーマは「アサンブラージュの達人」。
ワインには1種類の葡萄のみで作る場合と、複数の品種をブレンドして作る場合があります。
ざっくりいうと前者の代表がブルゴーニュの赤ワイン、後者の代表がボルドーの赤ワインです。
アルプスワインの前島さんは、このブレンド=アサンブラージュのワザがキラリと光る名ヴィニュロンなわけです。
こんなにお茶目ですが。

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当日は細長いお座敷に大勢のお客さんが大集合。ワイワイガヤガヤと楽しい会になりました。

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出されたワインはコチラ。

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AWプラチナコレクション・シャルドネ 2008
JAPANESE STYLE WINE甲州 2007
ASSEMBLAGE Type R ロゼ 2008
AWプラチナコレクション・シラー 2008
AWプラチナコレクション・マスカットベリーA 2006
アリカント 2007

2008年のシャルドネは樽を使わず、MLFも行わないという個性派。
まさにどスッピンなシャルドネです。
海外の多くのワインと違い、日本のシャルドネは化粧気があまりないタイプがよくあります。
実際どれもアリだと思うんですが、ここまで潔く素顔丸出しなのは珍しい。
当然のことながら、もとの顔に自信がなければこんな芸当はできません。
しかも除梗はいっさいせず、搾汁は強めだそう。プレスラン(搾った果汁)はかなり茶色だというお話でした。

こんな話だけを聞くと正直かなり荒っぽい、雑味の多い出来上がりのような気がしてきます。
しかし実際のワインはあら不思議。実にみずみずしい爽やかな味わいです。
ほかのシャルドネでは樽の香りの陰に隠れがちな、品種そのものの個性がハッキリ浮かぶ。
『シャルドネってこういう葡萄なのかー』と改めて知った気がしました。


甲州も品種の個性がはっきりと出ている直球なワイン。美味しいです。
柑橘系、土っぽさ、酸、苦味。さまざまな要素が、どれも甲州そのものを感じさせます。
前島さんの「苦味を残すのが仕事だと思うんですよ」という言葉は、とても印象的でした。


ロゼは今回、特別出品という形だったのですが、個人的に非常に注目なワイン。
使われている葡萄はマスカットベリーA、メルロ、シラー、カベルネ・ソーヴィニヨン。
それが『達人の技』でブレンドされています。
香りはベリーAのイチゴ香。でもその後ろにシラーの柔らかなスパイス、
味わいの第一印象はカベルネ。でも飲み込むと後口にメルロも感じられる…と
コレはまさに『味の弦楽四重奏やぁー。』
そしてなにしろ甘さや酸のバランスが絶妙。なのでストレスなく、するするといつまでも飲めてしまいます。

口に含んだとたん、『おおおー!!』と森や宇宙が頭に浮かんでくる…、とかそういうアレではなく、
いつのまにかどんどん飲んじゃって、気がつくと『えっ? もうないの!』とビックリするような感じ。
これぞ究極のデイリーワインかも。


そしてシラー。日本でもこの品種はいくつかのワイナリーで作られていますが、
アルプスのシラーも日本を代表するワインといえます。
オーストラリアのいわゆる『シラーズ』とは趣のまったく異なるエレガントなタッチ。
本家(?)の北部ローヌのスタイルを感じさせます。
原料となる葡萄の樹齢は10年以上だそう。柔らかな果実味と洗練されたスパイスの風味が魅力的です。
本家のフランスでシラーに合わせる定番料理は鹿やウサギなどのジビエですが、
こちらは砂肝の串焼きなんかと合わせたくなる繊細な味わいでした。


ワインの一応のメインはマスカットベリーA。
自社管理のベリーA、そしてカベルネ・ソーヴィニヨンのブレンドです。(カベルネの比率は15%)

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グラスに鼻を近づけると、まず感じるのはカベルネの香り、
そして口に含むとベリーAの良さであるチャーミングな果実味が、とてもよく引き出されているのが分かります。

海外のワインを好きな方の中には、ベリーAが苦手という人がよくいます。
原因はたぶん、トップノーズに現れるやや泥臭い香りでしょう。
ワタシ自身はあまり嫌いじゃないんですが、
そのことを指摘したくなる気持ちは分かるような気がします。

実はアルプスのベリーAを飲んで、まず頭に浮かんだのはそういう人たちでした。
このワインなら抵抗なく飲んでもらえそう。
カベルネとベリーAのそれぞれの良さが引き出されていて、ストレートに楽しむことができます。

ベリーA単体のワイン、カベルネ単体のワインにはない新しい個性。
こういうワインを飲むと「アサンブラージュ」とは要するに「設計」なんだな、ということを感じます。

こういう味わいのワインを造りたい。そのためにはどういうデザインをすべきで、どういう技術が必要なのか。
それは建物や構造物を生み出すための設計のメカニズムとよく似ている気がします。

ワインメーカーの方々は農民だったり、化学者だったりといろんな顔を持っていますが、
実は優れた設計家でもなければならないのかもしれません。


『一応のメイン』と書きましたが、最後に出てきたのは『アリカント』。
こちらはいわば「ボーナストラック」でしょうか。

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一般的にはあまりなじみのない品種ですが、特徴はまず色の濃さ。
歯が黒く染まってしまいそうな気がするほどです。
通常は色づけ用のブレンド品種として使われることが多いとのこと。
黒い皮の果物を思わせる、親しみやすい果実味。そしてしっかりしたボディ。
ワイルドな土っぽさも魅力的で、スペインバルでがぶ飲みしたいような楽しいワインです。
こちらも他にはあまり見られない、とびきりの個性を持った1本でした。


ところでワインもさることながら、料理もバツグンでした。
「マリアージュ」って最近良く聞く言葉ですが、
現実には相性にこだわっているワイン会ってほとんどありません。

実は今回の会は、少しだけ裏方として開催に関わらせてもらったのですが
料理の試食会に参加したときは「ええー、そこまで考えるの?」とびっくりしました。
もちろん実際に料理とワインの相性はバッチリ。
あんまりお世辞をいう気はありませんが、こういう風に食事を楽しめるのは
かなりぜいたくな気がします。
ワイン会は定期的にやっているようなので、食事とワインの相性に興味のある方は
こちら↓をチェックしてみては?

http://www.makersdinner.com/

ちなみに今回の会のシェフ、塩月さんも最後にご挨拶に登場。ごちそうさまでした!

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by inwine | 2009-04-02 14:23 | 日本ワインを飲める店