カテゴリ:日本ワインを飲む( 61 )
国産ワインを大量に消費する会(?)
国産ワイン熱烈愛好家の方々にお招きを受け、横浜のお宅で開かれたスーパー飲み会に参加してきました。
参加メンバーは飲食店・酒販店のプロの方々や、日本ワインに精通したセミプロ(?)の面々ばかり。初めてお会いする方がほとんどでしたが、皆さんフレンドリーな人ばかりで楽しい時間を過ごすことができました。

会話の内容は貴重な情報や話題の洪水。さらに登場するワインも「どうだ!」という感じのお宝ワインばかりです。中には市場に流通してないモノまで登場していました。こんな貴重なモノをご相伴にあずかっていいかと恐縮しつつ、次から次へと飲ませていただきました。山梨や小田原方面から参加した方も多く、盛り上がりはまさに最高潮。残念ながら私は終電に合わせて帰りましたが、宴は朝まで続いていたそうです。いやー国産ワイン熱、アツイです。このパワーが日本中を席巻する日も近いはず!(大袈裟?)

題名はこの飲み会の「正式名称」です、たぶん。今回は写真は撮らなかったのでナシ。ホントに貴重な機会、ありがとうございました。
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by inwine | 2008-02-19 13:21 | 日本ワインを飲む
ダイヤモンド酒造「黄金の甲州」
夕食を終えた後に「なんだかもうちょっと飲みたい」ってことがよくあります。ウチでは特に。
でもそんなとき、何を飲むべきかわりあい迷う。ハードリカーはちょっと重たいけど、今からビールって流れでもなし。といって甘いデザートワインもなあ…という感じです。

で、これを飲んでみることにしました。
ダイヤモンド酒造の「黄金の甲州」。通常、白に使われる甲州ぶどうを「醸した」ワインです。

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「醸し」とは早い話、赤ワインに近い作り方のこと。果皮とともに発酵させるために色が濃くなり、タンニンや味わいが濃厚になるのが特徴です。

そしてツマミとしてこれを一緒に。

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昨年末に購入した、まるき葡萄酒の「燻製たくあん」(写真右側)です。
ワイナリーで試食したときはベリーAワインとの相性の良さにちょっと驚いたのですが、はたして今回は?

いやー、これが実にぴったりマッチしました。ベリーAもいいけど、甲州もグッド!
スモークの風味が樽の風味とよく合ってます。
ワインといえば相方としてすぐ連想するのがチーズですが、国産ワインなら漬物でもイケるんです。

黄金の甲州はデザートワインほど甘くはないけれど、白ワインとしては結構しっかりした味わいで樽香も強めです。だから食事は何を合わせようか考えていたんですが、この食後酒としての使い方はかなりアリだと思います。

たくあんと飲むのはニューワールドのシャルドネなんかじゃできないかも。この辺も日本ワインならではの魅力です。
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by inwine | 2008-02-14 13:56 | 日本ワインを飲む
旭洋酒 千野甲州2006
今年は寒い日が続いています。わが家でも鍋の登場回数が激増。鶏をしっかり煮込んでダシをとる博多風の水炊きを作って、旭洋酒の千野甲州2006を合わせてみました。

前回食べたときも思ったのですが甲州と鶏の水炊き、よく合います。甲州独特の渋みと和のテイスト、それに柚子のような柑橘系の風味が、ちょうどぽん酢のようにモモ肉とマッチ。正直、日本酒よりもワインの方が相性いいと思います。

ワインそのものも本当に美味。さすがこのワイナリーの甲州トップアイテムだけあって、バランスが抜群でした。甘さや酸、樽の風味などが、口の中でそれぞれ豊かに広がります。はふはふと鶏肉に忙しくかぶりつきながらも、あっという間に空いてしまいました。料理と決してケンカせず、いつの間にかなくなってしまうワイン。理想的です。

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by inwine | 2008-02-13 12:10 | 日本ワインを飲む
「メルシャン勝沼ワイナリー齋藤工場長を囲む会」
「つまみの女王」のmimiさんにお誘いいただき、Manner-BO の「国産ワインを愉しむ会:メルシャン勝沼ワイナリー齋藤工場長を囲む会」に参加してきました。

メルシャンの斎藤浩氏はアメリカやフランスの最前線でワインづくりに関わり、国内でも長年 現場で手腕を発揮してきた、国産ワイン生産者のリーダー的な人物です。今回はじっくりお話をうかがえる貴重な機会で、参加を楽しみにしていました。


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期待通り、齋藤さんのお話は驚くほど豊かな内容でした。醸造学はもとより、植物学、地質学、歴史学を横断する膨大な知識をもとに、次から次へと興味深い「講義」が続きます。その姿はまさにプロフェッサー・サイトーでした。

すばらしいのは考え方やものの見方が非常にしなやかな点。
ワイン作りの世界では、長年受け継がれてきた伝統や急進的な新しい手法など、様々な考え方が世界中にあります。しかし、そのどれにも一元的には依拠せず、批評的な観点から、メルシャンなりの、あるいは齋藤さんなりの明確な見解をお持ちになっています。

つまり新しいものであれ伝統的なものであれ、現場の視点から、たくさんの知恵を咀嚼したうえで、自身のスタンスを模索するという姿勢です。メルシャンというトップメーカーがこうした柔軟さを持っていることは、国産ワインの未来という観点からもきわめて重要なはずです。

このしなやかな発想は麻井宇介氏の著作の内容とも見事に重なっている気がしました。まさに正統的な後継者であるメルシャンの現場で、麻井氏の思想はしっかりと息づいているのでしょう。

もちろん現在、日本ワインの先端である若い造り手の方も発想は柔軟であり、おそらくより大胆で意欲的です。
しかしメルシャンと齋藤さんには、長い歴史や経験がある分、より俯瞰的な見地から答えを導き出せるという強みがあるのだと思います。


ワインも貴重なアイテムが次々と登場。スライドによる栽培地の説明などをうかがいながら、北信シャルドネや桔梗ヶ原メルローを味わうことができました。ワインのテロワールというものを初めて身近に実感できた気がします。

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そしてManner-BOの大竹さんによる料理も絶品。

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根野菜の煮物と甲州の組み合わせはまさに理想的。もちろんメルローとローストビーフもバッチリです。ホントにごちそうさまでした。

酔った勢いも手伝って、齋藤さんにはいろいろと疑問に感じていたことをいくつもお聞きしてしまいました。その内容はまたアップしていこうかなと思っています。

いやー本当に贅沢な会でした。主催、準備の皆さんには感謝感謝です。ありがとうございました!
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by inwine | 2008-02-05 18:41 | 日本ワインを飲む
キザンワイン赤2006と「鶏セロリごはん」(と餃子)。
いつも拝見しているこちらのブログで紹介されていた「鶏セロリごはん」があまりに美味しそうだったので、私も挑戦してみました。

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(実は作ったときはカメラがバッテリー切れだったので、画像はなし。これは翌日、チンして食べたときの写真です。若干、べチャッとしてしまいました。(涙) そんなわけで一緒に餃子も作ったのですが、そちらも写真はありません。)

一緒に合わせたのは「中華風の炒め物」に合うと説明のあるキザンワイン赤2006。実際、前に飲んだときも果実っぽい甘さが中華に合いそうと思っていたので、相性は期待できそうです。

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実際に食べ&飲んでみると…

やはり相性はバッチリ!中華料理の油気がワインの程よい甘さと渋みにぴったりフィットして、相乗効果を生んでる気がします。ボトルのエチケットの裏などに書いてある「お勧めの料理」というのは、首をかしげるケースもしばしばあるのですが、今回はまさに仰せの通り、という感じでした。
キザンワインは1本1200円。デイリーで楽しむにはうれしい価格のワインです。

中華料理とキザン赤、今回もなかなかのオススメとなりました。
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by inwine | 2008-01-30 12:02 | 日本ワインを飲む
勝沼醸造 「アルガブランカ ヴィニャル イセハラ 2006」
ご近所のワイン仲間の方から、地元のフグ専門店でイセハラを見つけたという情報を聞き、行ってみることにしました。

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本格的に寒くなってきたこの時期、ふぐはやはりウマウマでした。これまであまり「これは」というフグに出遭ったことがなかったのですが、この日はバッチリ。脂は少なく、旨みはたっぷりというこの魚の魅力を存分に堪能できました。

そしてイセハラ。ワイナリーを訪ねたとき、「美味しいから探してみて」と言われたワインです。意外なところでお目にかかることができました。

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スタイルは前に飲んだ「アルガブランカ ピッパ」とよく似ていて、厚みのある甘さが特徴的です。ただし、こちらの方が酸がしっかりしており、その分、より骨格がしっかりしているという印象。スケールが一回り大きいといったところでしょうか。香りも「ピッパ」より濃厚で、力強く立ち上ってくる感じです。ウワサ通りの美味しさでした。

フグ独特の旨みともぴったりマッチ。こってりした肉系の味とは対極にあるようなこの手の素材は、日本ワインとかなり相性が良い気がします。

イセハラとてっちり。思わぬ形で「鍋×日本ワイン」の番外編となりましたが、今回もかなり幸福なマリアージュでした。
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by inwine | 2008-01-23 16:40 | 日本ワインを飲む
ルミエール 甲州シュールリー2006
ルミエールの「甲州シュールリー2006」を飲んでみました。

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香りはフレッシュな果実香。酸はちょっとピリッとした感じですが、あと口に感じるミネラル感が魅力的でした。第一印象は爽やかな感じ。でも味わってみると意外に旨み系のワインです。

今回は豆乳鍋とともに。このワインもやはり厚化粧はしていないので、魚や肉、野菜などをポン酢でつつきながらスイスイと飲めます。
このところ続けて3種類の鍋と白ワインを合わせてみました。どれも悪くはなかったのですが、相性としては今回が一番良かったような気がします。日本酒もいいけど「鍋に日本の白ワイン」、なかなかオススメです。
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by inwine | 2008-01-18 19:07 | 日本ワインを飲む
ダイヤモンド酒造 シャンテY・A Ch 2006
ダイヤモンド酒造の「シャンテY・A Ch 2006年」を飲んでみました。

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自社畑産のシャルドネ。香りや味わいから、丁寧に作られたことがすぐに伝わってくるようなワインでした。シャルドネらしさはしっかりと表現されていますが、良くありがちな甘い樽香やMLFによるバターの香りが支配的なワインとは対極にあるスタイルです。一言でいえばバランスのいいワイン。大声で何かを主張することはなく、非常に穏やかな佇まいといった印象です。

海外のシャルドネとは違い、日本の食卓に上る食事とも幅広く合わせることができそうです。具体的に言えば、ポワレだけではなく焼き魚でもいけそうな感じ。派手さはありませんが、決して飲み疲れするようなことはありません。今回は水炊きと一緒に飲んだのですが、いろいろな食材との相性を試してみたくなりました。

<追記>
抜栓の翌日、もう一度飲んでみたところ、前日よりも強い旨みを感じるようになっていました。「穏やかな佇まい」と書きましたが、まだまだ真価は発揮していなかったようです。恐るべし「シャンテY・A」。
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by inwine | 2008-01-16 15:02 | 日本ワインを飲む
原茂ワイン 甲斐ブラン2004
甲斐ブランは甲州とピノ・ブランの交配種。ヴィンテージで違うようですが、この2004年は「やや甘口」のタイプ。

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香りは確かに甲州をはっきりと感じます。交配種ですが、これも香りは甲州で、味は甘さが特徴的というタイプです。ただし以前に飲んだ勝沼醸造のアルガブランカ・ピッパとは違い、それほど甘さに厚みは感じません。甘み自体は強いのですが、全体的にもっと軽快な印象で、抵抗なく何杯も飲めるようなスタイルです。

これは高めの温度より、キンキンに冷やした方が絶対に楽しめるハズ。今回は鍋を食べながら飲んだのですが、実際、一人でいつの間にか1本近く空けてしまいました。機会があれば、ドライなタイプの2005年も飲んでみたいと思います。
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by inwine | 2008-01-15 15:14 | 日本ワインを飲む
勝沼醸造 「アルガブランカ ピッパ」
勝沼醸造のアルガブランカシリーズのひとつ 「ピッパ」を飲んでみました。

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比較的高価格帯のアイテムですが、はたして味わいは?

グラスに鼻を近づけると、甲州独特の土っぽいような香りが広がります。うん、これぞ甲州っていう感じ。口に含んでも最初に感じるのは、やはり甲州の魅力である穏やかながらもしっかりした渋みと、柑橘系の爽やかな果実味です。
ところが中盤には、かなり厚みのある甘さが前面に出ます。これはかなり特徴的。美味しいです。ワイン全体の印象はまったく違うのですが、この部分だけでいえば、ちょうどニューワールドのシャルドネの甘みを連想してしまいました。
フィニッシュはすっきり。ベタベタした甘さが残ることはありません。

甲州ワインは、和食に合わせることがひとつのテーマともよく言われますが、これはメニューを問わず、幅広くカバーできそう。さきほど書いたように、ニューワールドの要素を感じさせる部分と日本的な甲州の魅力がうまく合体しています。樽も前面に出すぎずにいい塩梅でした。

なかなか面白いワインでした。ひとくちに甲州といってもいろいろなスタイルがあるものです。
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by inwine | 2008-01-09 11:48 | 日本ワインを飲む