カテゴリ:日本ワインを飲む( 61 )
たかやしろファームのシードルとそば粉のパンケーキ
以前に試飲して美味しかった、たかやしろファームのシードルを飲んでみました。

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信州産りんご100%の発泡酒は優しい味わい。飲んでいるとやっぱり日本のりんごが頭に浮かびます。底に沈んだ果実成分のせいか、後になるほどエキス分をしっかり感じました。素直でほんのりとした甘さと自然な発泡感が魅力的です。

一緒にあわせたのは、国産そば粉で作ったパンケーキ。ブルターニュ地方定番のアレの日本版です。

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しみじみと美味しい、夏のオヤツでした。
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by inwine | 2008-07-30 15:49 | 日本ワインを飲む
「ズッパ・ディ・ペシェ」と旭洋酒・ロゼ
「ズッパ・ディ・ペシェ」を作ってみました。名前はなんだかイタリアンですが、要はごたまぜ魚介ぶちこみのトマト鍋。見た目もあんまり優雅なカンジとはいえません。

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でもこれがンマイ!
やっぱりトシ食ったら肉より魚だよなとしみじみ思いました。そういいながら焼肉食ったりしてますけど。

で、合わせたワインがコレ。

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旭洋酒のロゼです。
前は確かクラシックシリーズで出てた気がします。2007年は「モグラ」のシリーズで登場。実はこちらのロゼは、甲州とピノノワールのブレンドという珍しいワインです。
裏ラベルには「カキフライ、エビフライ、魚貝のパエリヤ、ピザに」とのオススメが。はたして相性は?

うん、合います!
香りの第一印象は甲州。おそらく比率はだいぶピノの方が高いはずですが、おなじみの土っぽいアロマがはっきりと立ち上ります。この品種の、質実剛健というか朴訥というか、何とも男っぽい感じのキャラクターを改めて感じました。そして後ろにはキャンディーのような甘いピノの香りも。何とも面白いワインです。
味わいも、ほんのりとしたピノの甘さと甲州の芯の通った辛口が見事に融合。口の中がベタベタするような甘ったるいロゼとは一線を画すキリリ感です。

料理とも文句なしのマリアージュ。ブイヤベース×プロバンス・ロゼの法則を参考にしてみたらバッチリでした。濃厚なエビやアサリのダシと、ワインの適度なボディがウマウマのハーモニーを奏でてます。甲州好きでピノ好きの私には、まさに夢のコラボといったところでした。しっかり系赤ワインが厳しく感じる暑い日なんかには、もってこいのワインかもしれません。
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by inwine | 2008-07-14 16:03 | 日本ワインを飲む
「それいゆピノ・ノワール2006」
3月にリリースされた「それいゆピノ・ノワール2006」を飲んでみました。

2003年の「ピノ・ラ・ジェンヌ」、2004年、2005年とどれも優しく柔らかな味わいで大好きなワインです。
新ビンテージも楽しみにしていました。はたして味わいは?

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ファーストアタックではやや強めのタンニンを感じます。香りも閉じ気味ですが、グラスに注いだ2杯目から徐々に開いてきました。青いハーブ香の奥に、フレッシュな果実を感じさせる香りが立ち上ってきます。香りだけでも肉付きのよさが伝わってくるようです。
酸もしっかりとしたボリューム。抜栓後、しばらくしてから少しずつ現れてきた甘みをがっしり支えています。

一口に言えば、非常にポテンシャルを感じさせるワインでした。甘みや渋みなどそれぞれの構成要素がどれも本当にしっかりしています。ただその分、現時点ではバラバラな印象を感じたのも確か。明らかにもう少し待ってから飲んだほうがよさそうです。しばらく熟成期間をおけば、必ず「凄い」ワインになる気がします。

柔らかで優しく、チャーミングという印象だったこれまでのビンテージより、明らかにスケールがひとまわり(いや、もっと?)大きくなっています。うーん、もしかしたらこのワインは日本のピノの新しい出発点になるのかもしれません。

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消しても消してもスパムコメントが後を絶たないので、しばらくコメント欄をクローズすることにします。いつもコメントをいただいている方々、スミマセン。再開の際はまた、よろしくお願いします。

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by inwine | 2008-05-14 14:47 | 日本ワインを飲む
串揚げと国産ワイン
某串揚げチェーン店にて。
私が日本ワインにハマッていったきっかけは断片的にいろいろあるんですが、実はここのルバイヤートもその一つ。串揚げとよく合うんだよなー。この日は贅沢に赤白を同時注文(ちなみにどちらも1/2しかありません)。 この強力タッグなら、肉でも魚介でもなんでも来いです。

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(と思ったら赤のほう、ブショネだった…。涙。)
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by inwine | 2008-04-27 13:53 | 日本ワインを飲む
「アッサンブラージュの会」
山梨県の若手醸造家グループが五反田・ゆうぽうとで開いた「アッサンブラージュの会」に参加してきました。

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今回、参加したのは下記の6社。併記したのは出品ワインです。

蒼龍葡萄酒:シトラスセント甲州 2007

甲斐ワイナリー:かざま甲州辛口 2007

ダイヤモンド酒造:シャンテY.A ロサード2007

アルプスワイン:AWプラチナコレクション M・ベリーA 2006

麻屋葡萄酒:麻屋ノワール 2005

塩山洋酒醸造:大正ロマン ベリーアリカント

いずれも比較的小規模なワイナリーで、メンバーは20~30代。皆、個性豊かなワイン作りをしている人たちばかりです。
ワインは品種も価格帯もさまざま。非常にバラエティに富んだラインアップが揃いました。

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各ワイナリーのあいさつの後、代表である麻屋葡萄酒の雨宮一樹さんが30分ほどセミナーを行いました。内容は山梨のワイン醸造の現状や葡萄品種の解説など、全体をざっと横断するような概論です。

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その後は醸造家が各テーブルを順繰りに回ってお話。15分間ずつの「ファンとの集い」です。(ただしダイヤモンドの雨宮さんは到着が遅れ、こちらには不参加でした。ザンネン。)

最初は塩山洋酒の萩原さん。
ベリーアリカントは日本で交配された品種で、色は強烈な紫。唇が染まってしまいそうな濃さですが、口当たりは意外に柔らかで、酸もしっかりとあります。通常はブレンドに使われることが多い品種だそうですが、こちらは100%ベリーアリカント。なかなか面白いワインです。さらに目を引くのはエチケット。

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古きよき「カフエー」の女性が描かれた可愛らしいデザインですが、実はこの絵、萩原さんのお父さんの手によるものだそうです。

2番目は甲斐ワイナリーの風間さん。実は今回の「かざま甲州辛口」は先日の甲斐vinで私が投票したワイン。投票結果でも見事に2位になっていました。

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試飲のときも感じましたが、実にすっきりとしたワイン。食事との合わせやすさを念頭に、さっぱりした作りを心がけているというお話でした。甲州葡萄の良さを引き出すのがテーマだと風間さん。甘さと酸のバランスが絶妙!やっぱり美味しいです。
2006年は2100本ほどの生産でしたが、2007年は梅雨などの影響で数が激減してしまうとのことでした。ワインづくり、やっぱり大変です…。
お父さんと2人で栽培・醸造をしているのですが、「ものすごく」ケンカするそうです。殴り合いになりかけたのも1度や2度ではないとの話。「山梨のワイナリーはみんな親子ゲンカしてますよ」と笑っていました。
今後はバルベラの栽培に挑戦していくとのこと。今後も期待大のワイナリーです。

次はアルプスワインの前島さん。外見もなかなかイケイケな感じですが、トークも絶妙。テーブルで爆笑を起こしてました。
今回の出品ワインはベリーAですが、特別に甲州も。

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ベリーAの方はカベルネを15%ブレンド。その効果で、香りにも味わいにもふくらみが感じられます。誰にでもすすめられるような、クリーンなワインでした。その感想を伝えると、「よく言われるんですよ、ワインと醸造家が合わないって。」 やっぱり面白い方です。
「発酵中は思わず樽に話しかけてしまうんです。でも気づいたら後ろにお客さんがいて、すーっと逃げていきました。」
濾過は荒くかける程度。澱引きを何回も行うことで泥臭さを消しているそうです。

ワインは自由に飲んでほしい、と前島さん。量り売りしたワインをお客が好きなようにブレンドするのもアリだし、甲州にサイダーを入れて飲んだっていいんだと語ってくれました。

甲州も赤同様、きれいで洗練されたワインでした。やはりベリーAと同じスタイルが感じられ、美味しいです。

4番目は蒼龍葡萄酒の鈴木さん。「シトラスセント甲州」は「きいろ香」で有名なVL3酵母を使用したワインです。爽やかな独特の香りと柔らかい酸が魅力的でした。

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タンクを分けて別の酵母でも発酵を行い、最善の結果を模索し続けているそうです。「ずっと試行錯誤の連続です。」と鈴木さん。今回参加したワイナリーの中では比較的大手といえますが、未来に向け努力は怠っていません。
テーブルでは醸造について、細かいお話をいろいろとおうかがいしました。

最後は麻屋葡萄酒の雨宮さん。
ワインは甲斐ノワール100%の「麻屋ノワール」です。甲斐ノワールらしいワイルドさがストレートに出た味わいでした。

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食事は何が合うかお聞きしたところ、「モツ煮込みや砂肝などの内臓系やジビエ」との答えが返ってきました。
ワインの色に合わせた黒のエチケットもインパクト大。なんとコルクまで真っ黒です(シリコン製)。「花鳥風月」というシリーズの一環だそうです。(ちなみに「花」はベリーA、「鳥」が甲斐ブラン、「風」が甲州。コレが「月」です。)
麻屋では甲斐ノワールを、今後の赤品種の中心的アイテムとして考えているそうです。将来が楽しみ。

まもなく終了という頃に、渋滞に巻き込まれたダイヤモンド雨宮氏が到着。
詳しい話はお聞きできませんでしたが、ワインはしっかり味わいました。先日の甲斐vinの2次会でも飲ませてもらった「シャンテY.A ロサード2007」です。

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微発泡が感じられるドライな口当たりのロゼ。ほんのりとした甘さがなんともイイ感じです。ロゼと言えども酸はしっかりで、瓶の底には巨大な酒石が! ガリガリかじれそうな大きさでした。

いろいろな個性が集った「アッサンブラージュの会」。新しい発見や出会いがたくさんありました。
山梨まで足をのばさなくても、作り手のお話付きでワインを楽しめる贅沢な会。近々また開催されるそうなので、日本のワインにご興味のある方は、参加オススメです。ワイン好きな方も、普段はあまりなじみのない方も気軽に楽しめると思うので、ぜひ。

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by inwine | 2008-04-09 16:40 | 日本ワインを飲む
「甲斐vin」
富士急ハイランド隣接のホテル、「ハイランドリゾートホテル&スパ」で開催された「甲斐vin」に参加してきました。銘柄を隠した山梨県産甲州ワイン40種をテイスティング、気に入ったモノに投票するというイベントです。

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当日はあいにくの雨でしたが、高速バスは若い女の子の団体で満員。遊園地へと向かうバスは、やはり勝沼行きとは雰囲気が違いました。

開会に先立ち、まずは主催者挨拶。テーブルの上にはすでにボトルがずらりと並んでいます。

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さあ、テイスティング開始!
「発酵や熟成に樽を使用したワイン」のA部門が18種、「樽を使用しないワイン」のB部門が22種です。
まずはB部門から始めることにしました。次々とグラスに注ぎ、味をみていきます。もちろんいちいち飲んでいたら、とても最後まで行き着けません。口に含んでは捨ての繰り返しです。
それでもA部門へ移る前に、すでに口の中は大混乱状態。休憩して水を飲んでみても、その水が甲州の味がするという有様です。

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最初はゆっくりと味わいながら感想をメモっていたのですが、やがて「残り時間30分!」というプロレスのようなアナウンスが。後半のA部門は慌てて先を急ぎました。
しかし40種類ものワインを試飲するというのは予想していた以上に大変です。今まで比較試飲をした経験は何度かありますが、これほどの規模はもちろん初めて。「好きなワインを」と言われてもなかなか選び出すのは大変です。こういう場合はなんらかの判断基準を設けて、それに一致するモノを選んでいくしかありません。

私が自分なりに決めた基準は「バランス」。樽の香りや風味・酸・甘さ・渋みなど、特定の要素が突出していると感じたワインは外していくことにしました。それにワイン自体の力強さなどを加味して、最終的に判断するというルールです。

ワインの味わいは実にさまざまでした。鋭角的な酸味のもの、柑橘系の香りが特徴的なもの、マスカットのような香りのもの、ヒネた味わいでアルコール感の強いもの、酵母の香りが豊かなもの、苦味や渋みが前面に出ているもの、微発泡しているもの、フィニッシュの弱いもの、甘さの余韻が特別に強いもの、シェリー香を強く感じるもの。

樽を使用したB部門についても、「樽」のニュアンスは千差万別でした。
非常に香りが控えめのものやほとんど感じないものがあると思えば、樽の風味がすべての要素に勝るようなワインもあります。

今回出品されたワインの規定は、AとBを分ける「樽」の使用/不使用に関する点だけ。醸造方法などに関して決まりは一切なく、ヴィンテージや販売価格もバラバラです。そうした前提をふまえたうえで、甲州ワインの多様性には改めて大きな感銘を受けました。同じ地方、同じ品種で作られたワインがこれほど違うというのは、ある意味驚くべきことなのかもしれません。ワイナリーひとつひとつの個性は、漠然とイメージしていた以上に異なっていました。

そしてもうひとつ。逆に考えれば、この「違い」の中に通底する何かこそが、甲州ワインの特徴ということになるはずです。実際、すべてを味わってみて、確実に共通するモノを感じられたような気がします。言葉にすれば酸味や渋み、苦味、柑橘系の香り、ということになるのでしょうが、そうした要素を感覚として体験できたことは大きな収穫でした。

さて何とかすべて味わって、残った候補はそれぞれ5~6種。ここから最終的に3種ずつに絞り込むため、もう1度、候補のワインだけをテイスティング。この段階ではすべて飲んでみることにしました。

いろいろ迷った末、やっと6種類を選出。締切時間前に投票を終えることができました。残った時間で気になったワインを味わいます。

テイスティングイベントの後は、隣の会場で立食パーティー。ワイナリー別に用意された赤ワインを飲みつつ、食事を楽しみました。

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シャトレーゼの戸澤さんとご挨拶したり、シャトー酒折の井島さん、杉山さんともお会いできました。

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このパーティー中、赤ワインの「ジャケ(つまりエチケット)買いコンテスト」があったのですが、私は酒折のベリーAに投票。
そのことをお話したら、文字デザインのこぼれ話をお聞きできました。

やがてテイスティング審査の結果発表!

-A部門-

1位 シャトレーゼ勝沼 / 鳥居平甲州樽発酵 2005
2位 山梨ワイン / フォーシーズンズ2007
3位 勝沼醸造 / アルガーノ甲州樽発酵 2006

-B部門-

1位 大泉葡萄酒 / 香り甲州2007
2位 甲斐ワイナリー / かざま甲州辛口 2007
3位 本坊酒造 / 甲州ヴェルディーニョ 2007


私が選んだのは…

-A部門-

麻屋葡萄酒 / 麻屋ヴェール2006
サントリー登美の丘 / 甲州樽発酵辛口2005
勝沼醸造 / アルガーノ甲州樽発酵 2006

-B部門-

錦城葡萄酒 / ブロケード甲州 2006
甲斐ワイナリー / かざま甲州辛口 2007
勝沼醸造 / アルガーノ甲州 2007


審査結果はともかく、自分自身が選んだワインは正直、意外でした。特にサントリーを選んでいたのにはびっくり。B部門の錦城葡萄酒と甲斐ワイナリーは飲んだことがありません。これだけいろいろ出ていて、知らないワイナリーを2つも選ぶとは…。
この結果も新たな発見です。


そしてイベントの後はよくお会いする皆さんと一緒に、二次会に参加させてもらいました。場所は山梨市の居酒屋。ワイナリー関係者の方々をはじめ、勝沼の地元政治家の方までお見えになっていました。実は私はどうやって帰るか、まったく考えずに勢いでの参加でした。しかしここでも、貴重なお酒、貴重な話のオンパレード。

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大盛り上がりの宴の中、井島さんとダイヤモンド・雨宮さん(二次会より途中参加)の醸造談義を聞けたのもドキドキするような体験でした。

結局、10人弱のグループで温泉ランドに一泊。風呂に入った後もワイン談義で盛り上がりました。そして雑魚寝スペースでゴロ寝。私は昼前に用事があったので、早朝に失礼させてもらいました。お世話になった皆さん、ありがとうございます!

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by inwine | 2008-03-29 18:37 | 日本ワインを飲む
シャトレーゼ勝沼ワイナリー「メルロー樽貯蔵 2001&2004」
シャトレーゼ勝沼ワイナリーの「メルロー樽貯蔵 2001」を飲みました。

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一緒に合わせたのはスペアリブ。

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いやー、ホントにウマいです。ここのワインはどの銘柄も独特のエレガントさがあって、作り手のポリシーがストレートに伝わってきます。このメルローも去年秋のワイン会で飲んでびっくりしたのですが、今回改めて家で開けてみて、その完成度にため息が出ました。
「エレガント」と書きましたが、この手の言葉から連想されがちな骨格の弱さとはまったく無縁。非常にふくよかな旨みと華やかさを持ち合わせたスケールの大きなワインです。抜栓から時間が経つにつれて、どんどん官能的な香りが開いていきました。

「日常の食卓で気軽に」というよりも、もう少し高級な味わい。ズバリいって3000円台のワインとは思えません。しっかりしたレストランで開けても十分楽しめるはずです。
もちろん今回のスペアリブのような家庭料理にもバッチリお似合いでした。豚肉の脂のうま味を包み込むように、豊かな風味が口の中に広がります。幸せこのうえない夕食となりました。この辺りの守備範囲の広さは日本ワインならではかもしれません。

その数日後、以前にアップした地元ワイン会の後に、同じワインの2004年も飲みました。

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こちらもやはり最高のワインでした。2001年は程よい熟成感がなんとも魅力的だったのですが、ポテンシャルでは2004のほうが上かも。一緒に飲んだ友人も絶賛でした。

2001年は「Japan Wine Challenge」というコンクールで銀賞を受賞したそうですが、シャトレーゼが醸造を始めたのは確か2000年。うーん、スゴイです。
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by inwine | 2008-02-27 15:30 | 日本ワインを飲む
「GINZAワインマーケット」
銀座・松屋で開催された「GINZAワインマーケット」に行ってきました。
「ヨーロッパ地域以外で生産されたワイン」の有料試飲・即売のイベントです。ここに日本のワイナリー数社も「ニューワールド」の一つとして参加。私が行った日は白百合醸造の内田多加夫、タケダワイナリーの岸平典子の両氏がトークショーのゲストとして登場しました。

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仕事の用事がキャンセルになって時間が空いたので、予定より早い午前11時すぎに到着。すると8階の大催場はすでに大混雑でした。「朝からワイン飲みに来る人なんてそんなにいるのかなー」なんて、自分のことを棚にあげて思っていたのでビックリしたのですが…

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実は混雑の原因は、隣で同時開催していた「中古カメラ市」お目当ての人々。
よく見るとワインイベントの来場者はちらほらといった程度でした。

今回のイベントは21枚綴りのチケットを2100円で購入。各ワインの値段にあわせて、所定の枚数と交換するシステムです。
早速、受付でチケットを入手。まずは先日のワイン会で飲んだ那須ワインを、何アイテムか味見しました。

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うーん、美味しいけど白ワインがぬるい…。デパートの中だけあって、会場内はかなりの温度。正直、ワインはかなり温まっていました。
それはともかく、ワインはまさに「洋の装い」。ワイン会で飲んだときも思ったのですが、他の国産ワインとは少し違う方向を目指しているような気がします。でもその志は「異端」などではなく、ある意味「王道」と言えるのかもしれません。

山梨ワインの野沢さんがブース内にいらっしゃったのでご挨拶。お話を聞くと、やはり開場前から人が行列しているのを見て「さすが銀座!」と思ってしまったそうです。

その後、NZピノなんかにもちょっと浮気していると、内田さんのトークが始まりました。
戦後から現在に至るまでの甲州ワイン醸造史や現在のワイン作りへの取り組み方、勝沼ワイナリークラブをはじめとする普及活動など、話は幅広く展開。ワイナリーの方々の熱が伝わってくるような内容でした。

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さらにこの後は、横浜のバー「コンズコーナー」のキヨさんとも遭遇。(以前アップしたスーパー飲み会の主催者です。)いろいろしゃべっているうちに、岸平さんのトークも始まりました。

タケダワイナリーでは古くから欧州品種を作っているため、ぶどうの樹齢が国内では例外的に高いこと、「葡萄の声を聞いてワインを作れ」というお父様の教えや、「日本の気候は降水量が多いので、ワイン作りには向かない」というソムリエ教本の記述に憤慨した話、寒いと思われがちな山形も、実は積算温度はラングドック並みという話など、興味深いエピソードばかり。

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途中でビオディナミの話が少し出たので、トークの後に質問もしてしまいました。すでに4年前から実践中で、まもなく畑は改植する予定だそうです。ちなみに製品としてはリリースされていませんが、味わいは「後味が長い気がする」とのことでした。

今回は中央葡萄酒の三沢さんにもお会いして、シャブリのワイナリーで樽の使い方を学んだ話などを聞くこともできました。

気になったのは海外ワインコーナーと日本ワインコーナーの扱いが同じだったところ。海外ワインの方は単なる展示即売会化していましたが、日本ブースにはわざわざ作り手が来ていたのですから、主催者側にもう少し工夫があっても良かったのでは、という気がしました。もったいない…。

でも個人的にはいろいろと実のあるイベントでした。いろいろ文句を書きましたが、またやってくれないかな。
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by inwine | 2008-02-26 10:17 | 日本ワインを飲む
旭洋酒「ソレイユ・クラシック一升瓶」
旭洋酒・ソレイユ・クラシックの一升瓶を飲んでみました。その雄姿は、やっぱりマグナムボトルとはかなり違います。


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赤と白を1本ずつ買い、3人で2日がかりでペロリ。07を飲んだのは今回が初めてですが、白・赤ともに昨年同様に爽やかできれいな味わいでした。どちらもゴクゴク飲むには持ってこい。親しみやすい一升瓶が良く似合う楽しいワインです。

オシャレして出かけるディナー向きではないけれど、気の置けない仲間の集まりならピッタリという気がします。それとバーやレストランのグラスワインにしても絶対によさそう。なにしろこのワイン、共に2000円以下(ワイナリー直販価格)。1杯当たりだと、なみなみ注いでも100円そこそこの計算です。

フタはこんな感じ。プラスチック製で簡易的な着脱式でした。

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グラスに注ぐときはやっぱり日本酒感覚。それはそれで結構楽しいです。ただしお燗はしないようにご注意を。
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by inwine | 2008-02-25 14:01 | 日本ワインを飲む
地元ローカルで国産ワイン会!
あちこちでいろんなワイン会に参加するうちに、自分でもやってみたいなと思い始めました。
そこで地元の酒屋さんに協力していただき、近所のワイン好きの方を招いてローカルな会を開くことを企画。
テーマはもちろん国産ワインです。
場所は団地の集会所(!)。カナッペなどの簡単な軽食とワインを用意しました。
ラインナップはこれ↓です。

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1.旭洋酒 / ソレイユ甲州 2006年
2.シャトレーゼ勝沼ワイナリー / 鳥居平ソーヴィニヨンブラン 2006年
3.シャトレーゼ勝沼ワイナリー / 鳥居平ソーヴィニヨンブラン 2007年
(写真は空き瓶でスミマセン。)

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4.旭洋酒 / ルージュ・クサカベンヌ 2006年
5.那須ワイン / マスカットベリーA樽熟成2004年
6.ボー・ペイサージュ / ル・フー 2003年
7.ボー・ペイサージュ / ル・フー 2004年

さらに差し入れとして、フジッコワイナリーの「スパークリングにごりナイアガラ」もいただきました。
これもベタつかない爽やかな甘さが美味しいワインで、参加者には大好評。以前のメルシャンのワイン会でもちょっと話題になりましたが、ラブルスカ系のワインもやっぱり日本では結構イケます。

今回のワインを選んだひそかなテーマは
「甲州ワインおすすめ銘柄の紹介」
「ソーヴィニヨンブランのヴィンテージの違いを楽しむ」
「2銘柄のベリーAワインの個性の違い」などなど。

参加されたのは国産ワインにはそれほどなじみがない方ばかりでしたが、それぞれに楽しんでもらえたようです。

ソレイユ甲州は「優しいワイン」「飲みやすい」「食事に合わせやすそう」と好印象。(旭洋酒の鈴木さんには、事前にこの会向けのメッセージもいただきました。ありがとうございます!)
ソーヴィニヨンブランの完成度の高さもインパクト大。特に2006年が「印象深い香り」と好評でした。
ルージュ・クサカベンヌは、柔らかな甘い味わいと香りに驚きの声も。
那須ワインは実は私自身も初めてでした。さすがヴァランドロー帰りの方が作るワイン。重厚なボディが強烈です。ただ濃く、甘いというのとは次元の違う味。確かにベリーAの味わいもしっかりあるのですが、何とも異彩を放つお酒です。

そして、誰もがうなったのがボー・ペイサージュ。
実際、うなってほしくて出したようなものですが、あまり反応がなかったらどうしようかと正直、不安でした。
でも全員、口々に「これはウマイ!」と絶賛してくれて、ひと安心。
協力してくれた酒屋さんに「美味しいでしょ?」と振ったら、「これは美味しいワインじゃなくて、凄いワインですよ。」と言ってもらえたのが何とも嬉しかったです。

超・極小規模ですが、何とか国産ワインのエヴァンジェリスト活動ができた気がします。
ただし今回は少し気合入れすぎたかなと反省も。次回はもうちょっと気軽に飲める会もいいなと思いました。

参加していただいた皆さん、ありがとうございました!
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by inwine | 2008-02-19 15:06 | 日本ワインを飲む