「ワイン東京2008」
浜松町・産業貿易センターで開かれた「ワイン東京2008」に参加してきました。到着したのは午前11時。会場の混み具合はこんな感じです。

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日本ワインはほとんどが1つの区画に固まっていて、コンパクトな配置。1歩移動すれば、次のワイナリーに到着というラクチンシステムです。

参加ワイナリーはアルプス、勝沼醸造、シャトー酒折、神戸みのりの公社、ココ・ファーム、サッポロ、四恩醸造、信濃ワイン、シャトレーゼ勝沼、信州まし野ワイン、高畠ワイン、たかやしろファーム、林農園、フェルミエ、フジッコ、北条ワイン、本坊酒造、メルシャン、大和葡萄酒などなど。
イイ感じのメンバーが揃ってます!

しかしなぜか、まずは輸入ワインコーナーへ。「ニューヨークのリースリング、ウマ!」などと浮気です。実は以前行ったFoodexのように、今まで知られてなかった地域のワインも出展しているのでは?と思ったのですが、中心はやはりフランスやイタリアなどワイン大国のモノでした。他にはニュージーランドやオーストラリア、南米、アメリカがちらほら。

ざっと回って感じたのは、やはり「自然派」の台頭です。数年前までは「変わったワイン」というような位置づけだったこのジャンルが、いまや中心的存在になりつつあるんだな、ということを実感しました。はたしてこの傾向は日本ワイン市場にどんな影響を及ぼすのでしょうか。

海外ワインブースを歩いていると、見覚えのあるエチケットを発見しました。

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そう、那須ワインです。こちらは「Tokyo Wine Complex」という団体のメンバーとして出展。醸造家の渡邊さんもいらっしゃっていて、お話をうかがうことができました。

「葡萄ができてからどういうワインができるか考えるのではなく、どういうワインを作りたいかを最初から設計しているのです。」と渡邊さん。「どんなワインが受けるかということよりも、自分の思い描くワインを作ることの方が重要。だからそのワインを受け入れたくない人がいても仕方がありません。」という言葉には造り手としての強いプライドを感じました。

さて、いよいよ日本ワインが集結するブースへ。
今回も多くのワイナリーから醸造担当の方が見えていました。前にも書いた気がしますが、醸造家と直接話ができるというのは国産ワインならではの強みです。

まず注目したのは「神戸ワイン」。

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すっきりした甘さのスパークリングがウマい!シャルドネ100%ですが、穏やかながらしっかりした酸が葡萄のポテンシャルを感じさせます。瓶内二次発酵ではなく発酵はすべてタンク。ドサージュはしていないそうです。シャルドネの畑は六甲山の裏にあるとのこと。10年以上前に行った神戸の風景がちょっと頭に浮かびました。
赤の品種はメルロー、カベルネのボルドー品種ブレンド。こちらの畑は海の近くにあるそうで「ボルドーみたいですね」と言ったら、「ええ、それで白はブルゴーニュなんです。」との答えが返ってきました。なるほど。価格帯もお手ごろだし、コレは要注目のワイナリーです。

鳥取の「北条ワイン」も今回が初対面。

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鳥取といえばすぐに浮かぶのが「砂丘」ですが、やはり葡萄畑の土壌は完全な砂地だそうです。「鳥取の甲州」。はたしてどんな味わいかと飲んでみると、コレもウマイ!山梨のワインとはひと味違う、独特の個性が感じられました。甘さは決して強くはないのですが、他にはない熟した果実のような風味が広がります。またミネラル感がしっかりとあったのも印象的でした。自社畑を中心に葡萄はすべて地元産を使用しているとのこと。志の高いワイナリーをまたひとつ見つけることができました。

「たかやしろワイナリー」はシードルの美味しさに大注目。まとめ買いしようかな。「たかやしろルージュ」は自社栽培の黒葡萄を全品種ブレンドしたワイン。メルロー・カベルネソーヴィニヨン・カベルネフラン・ピノノワール・シラー・ツヴァイゲルトレーベのブレンドなんて、絶対に当てられません。

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メルシャンでは「きいろ香」をはじめ、数種を試飲させてもらいました。感想は「やっぱりメルシャンは美味しい」。作りが実に洗練されていてきれいです。このブレのなさはさすがの貫禄といったところでしょう。

シャトー酒折のブースでは、甲斐vinでごあいさつした井島さんと杉山さんと再会。ワイナリーにうかがうことを、改めてお約束しました。

シャトレーゼ勝沼ブースには醸造家・戸澤さんの姿が。しかし大人気でなかなか近づけません。さすがです。お昼をご一緒させていただいたのですが、試飲できたのはイベント終了直前でした。今回の注目アイテムはコレ。

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銀座の某レストランのリクエストで作ったという、海外品種&日本品種のブレンドモノです。エチケットも他とは違うシンプルでシックなモノ。柔らかなアタックと濃厚なアフターが印象的なワインでした。どんな食事と飲むかを考えたくなるような味わいです。私のイメージは肉の煮込み系でした。

シャトレーゼのお隣には、先日お会いした新潟・フェルミエの本多さんがいらっしゃいました。バッカス、やはり美味しいです。
「新潟の新しいワイナリーです!」と来場者に声をかけるお姿が印象的でした。戸澤さんとともに、貴重なツーショット。

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高畠ワインでは新しいピノノワールの畑について、じっくりとお話をうかがうことができました。

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大手のイメージがありますが、いろんな意味で戦っているワイナリーなんだな、ということをいつも感じます。ワインづくりに真正面から取り組もうとする姿勢は本当にすばらしいです。

シャトーマルスでは「日之城」のシャルドネとカベルネメルローを飲ませていただきました。

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5000円↑の高級アイテムです。さすがにウマー。ありがとうございます。こちらのワインは一度じっくりと、いろいろなアイテムを飲んでみないと。

大和葡萄酒の萩原さんは、やはり強烈なキャラクター。神田のワイン会と同じ特別講義を聞かせてもらいました。すごいパワーです。

フジッコの雨宮さんとは甲府のワインフェスでお会いして以来でした。今回は営業の桑村さんともご挨拶。実は意外な接点があり、次回お会いすることをお約束しました。ワインで印象的だったのは「フジクレールセレクション 樽甲州」。

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アメリカンオークで熟成させた甲州は初めてでした。やはり賛否両論あったようですが、私は完全に「アリ」だと思います。

そして、たぶん今回最も混雑していたのが四恩醸造。醸造家の小林さんとは以前、平塚のワイン会でお会いしています。

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新しいワイナリーということもあるのですが、エチケットや醸造スタイルなどにも多くの注目が集まっていることをはっきり感じます。小林さん、大忙しで接客に当たっていました。最後の最後で少しだけ試飲させてもらいましたが、やはりワインは個性豊か。葡萄の個性をはっきりと感じる美味しさです。ボトルの最後のほうだったので、酒石がたっぷり。なぜか得した気分でした。

来場したときはまあまあの混み具合だった会場ですが、お昼を過ぎた頃から強烈な人の波が。最後の頃は満員電車のような賑わいでした。

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全ワイナリーを回りたかったのですが、時間の都合でお話をじっくりうかがえなかったところもありました。今回、お邪魔できなかったところは今後の宿題です。

国産ワインコーナーの人出は本当に予想以上でした。その多くはレストラン関係の方だったように見受けられます。国産ワインの熱はすでに飲食業界の中では静かに盛り上がり始めているのかもしれません。この熱が一般消費者に届くのも、もうまもなくのような気がします。

来場者と出展者の熱気に包まれた「ワイン東京2008」。国産ワインの未来は明るそうです。
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by inwine | 2008-04-11 12:05 | そのほか
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