「メルシャン勝沼ワイナリー齋藤工場長を囲む会」
「つまみの女王」のmimiさんにお誘いいただき、Manner-BO の「国産ワインを愉しむ会:メルシャン勝沼ワイナリー齋藤工場長を囲む会」に参加してきました。

メルシャンの斎藤浩氏はアメリカやフランスの最前線でワインづくりに関わり、国内でも長年 現場で手腕を発揮してきた、国産ワイン生産者のリーダー的な人物です。今回はじっくりお話をうかがえる貴重な機会で、参加を楽しみにしていました。


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期待通り、齋藤さんのお話は驚くほど豊かな内容でした。醸造学はもとより、植物学、地質学、歴史学を横断する膨大な知識をもとに、次から次へと興味深い「講義」が続きます。その姿はまさにプロフェッサー・サイトーでした。

すばらしいのは考え方やものの見方が非常にしなやかな点。
ワイン作りの世界では、長年受け継がれてきた伝統や急進的な新しい手法など、様々な考え方が世界中にあります。しかし、そのどれにも一元的には依拠せず、批評的な観点から、メルシャンなりの、あるいは齋藤さんなりの明確な見解をお持ちになっています。

つまり新しいものであれ伝統的なものであれ、現場の視点から、たくさんの知恵を咀嚼したうえで、自身のスタンスを模索するという姿勢です。メルシャンというトップメーカーがこうした柔軟さを持っていることは、国産ワインの未来という観点からもきわめて重要なはずです。

このしなやかな発想は麻井宇介氏の著作の内容とも見事に重なっている気がしました。まさに正統的な後継者であるメルシャンの現場で、麻井氏の思想はしっかりと息づいているのでしょう。

もちろん現在、日本ワインの先端である若い造り手の方も発想は柔軟であり、おそらくより大胆で意欲的です。
しかしメルシャンと齋藤さんには、長い歴史や経験がある分、より俯瞰的な見地から答えを導き出せるという強みがあるのだと思います。


ワインも貴重なアイテムが次々と登場。スライドによる栽培地の説明などをうかがいながら、北信シャルドネや桔梗ヶ原メルローを味わうことができました。ワインのテロワールというものを初めて身近に実感できた気がします。

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そしてManner-BOの大竹さんによる料理も絶品。

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根野菜の煮物と甲州の組み合わせはまさに理想的。もちろんメルローとローストビーフもバッチリです。ホントにごちそうさまでした。

酔った勢いも手伝って、齋藤さんにはいろいろと疑問に感じていたことをいくつもお聞きしてしまいました。その内容はまたアップしていこうかなと思っています。

いやー本当に贅沢な会でした。主催、準備の皆さんには感謝感謝です。ありがとうございました!
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by inwine | 2008-02-05 18:41 | 日本ワインを飲む
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