新潟 『アグリコア越後ワイナリー』

新潟県の旅、次はアグリコア越後ワイナリーへ。
上越線浦佐駅から車で数分。日本酒の銘柄で有名な八海山にほど近い場所です。

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建物は八色の森公園という公園内に建っており、可愛らしい外観。
もう少し暖かい季節であれば、花や緑、葡萄の房が実った垣根畑などの
美しい風景が出迎えてくれるはずです。

しかし、すでに12月。
厳寒期には、建物が埋まってしまうほど雪が降るこの地では
時間に追われるかのように、冬支度が進んでいました。

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これはワイナリー前にある畑。
もうすべて剪定が終わっています。

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樹の形は斜め方向に伸びており、ワイヤーもすべて外されています。
温暖な地域ではまず見ることのできない姿。
そう、これはすべて豪雪に耐えるための工夫なのです。

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ワイナリーのスタッフの方に聞くと、雪の時期は12月初頭から。
つまり、もういつ降り始めてもおかしくないことになります。
この日はあいにくの雨でしたが、雪に見舞われなくてラッキーでした。

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米どころの魚沼らしく、土壌は完全な粘土質。
気候だけでなく、土壌もカーブドッチやフェルミエの畑とは
まったく違うのが分かります。
たとえ同じ県でも、ワインに個性の違いが出るのは当然といえます。

一度降り始めれば、葡萄の樹たちは雪の下へ。
翌春まで見ることもできません。

第三セクターであるこのワイナリーの名物は「雪室」。
冬の間に降った雪を貯蔵して、熟成庫の温度管理に利用しています。

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洞爺湖サミットのときにも話題になった、エコな「天然冷房」。
貯めておける雪の量は250トンにも上ります。
簡単にはイメージできない莫大な量ですが、今はちょうど入れ替え時期。
次の雪が入る直前のため、中はほぼ空っぽでした。残念。

最後に試飲カウンターで試飲をお願いしました。
扱う葡萄はすべて自社農園のもの。
シャルドネ、メルロが中心で、丁寧な造りが伝わってくる味わいです。

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フラッグシップの『越後メルロー』『越後シャルドネ』は
ともに気候の冷涼さが連想できる、しっかりした酸が印象的ですが
一方でチャーミングな果実もあり、決して鋭角的なワインではありません。

まもなくカベルネ・ソーヴィニヨンのプレミアムクラスも発売予定。
こちらのリリースも楽しみです。

電車まで時間があったので、畑の前にあるレストランでコーヒーを飲み、ひと休み。
このお店では、パエリアやピザ、パスタなどが楽しめるようです。
もちろん越後ワインもオンリスト。
暖かい時期に、ピクニック気分で遊びにくるのも楽しそうですね。
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by inwine | 2009-12-08 13:05 | ワイナリー訪問
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