日本ワイン on TV!

日本ワインを取り上げたテレビ番組を2つ見ました。
ひとつはCSチャンネル「食と旅のフーディーズTV」の
『シャトー・ジャポン~いま日本のワインが熱い~』。

番組の軸となるのは日本ワインを愛する会・遠藤誠氏のお店「遠藤利三郎商店」での
遠藤・辰巳琢郎両氏と、ナビゲーター・政井マヤとのトーク。
そこに取材映像がインサートされる構成です。

訪問地は山梨・大善寺、勝沼醸造、トンネルカーブ、登美の丘ワイナリー。
そして長野の五一ワイン、サンクゼール。

メルシャン、グレイス、マンズでも撮影したようですが、こちらはダイジェスト。
かなりあちこち取材していて、製作サイドの気合が伝わってきます。いいですね。
冒頭でぶどう祭りの様子を伝え、最後に鳥居焼きと花火で締めるのもイイ感じです。

辰巳琢郎オススメワインのコーナーでも、北海道から九州まで
日本各地のワイナリーを紹介。かなりの数の銘柄が登場します。

情報量はたっぷりすぎるくらいですが、ワインビギナーの政井マヤを
おじさん二人が手ほどきするという形をとっているため、
それほど堅い雰囲気にはなっていません。さすが。

チャンネルとして結構力を入れた目玉番組のようで、
公式サイトではトップに出てたり、スポニチでも紹介されてたり。

http://www.foodiestv.jp/
http://www.sponichi.co.jp/entertainment/flash/KFullFlash20091102026.html


この形で毎週放送してくれないかな。


もうひとつはやはりCS・TBSチャンネルで放送された
『木村郁美のほろ酔い紀行~甲州・ワイン編~』。

http://www.tbs.co.jp/tbs-ch/lineup/v1603.html

こちらのナビゲーター、木村アナはワインエキスパートを持っていて
これまでもワイン番組に数多く出演しています。
このあたりで『シャトー・ジャポン』とはまた違うアプローチが見られそう。

冒頭はなんと勝沼の朝市。渋い!
ワタシも行ったことありますが、この朝市、イベント感はあまりなく
基本的には地元のフリマ的な雰囲気です。さすが木村アナ。チャラチャラしてないぜ。

地酒的な甲州をあおりながら
「甲州の繊細な感じとは違う、しっかりした味」と語る姿もカッコイイです。
甲州ワインの伝道師・大山氏の講習会も紹介されていました。

そして最初に訪れたのは機山洋酒! うーむ、さすがです。
他の番組でよく紹介され、メディア対応にもなれた大手ワイナリーではなく
小規模ながら実力派のワイナリーを選ぶところに、通向けの目配せを感じます。

しかし、このワイナリーはあまりテレビとは
結びつかないようなイメージを持っていたので
なんだか意外な感じがしました。まあワタシの勝手な思い込みなんですが。

樽が並ぶセラーの中で、「熟成」と「劣化」に関する土屋さんの話。
面白い。ワイナリーで話をうかがっているみたいな気分になりました。
この映像、結構貴重なんじゃないでしょうか。

グラスを傾けながらも話は続きます。奥様も登場。
一見、寡黙な雰囲気の土屋さんですが、ワインを語る言葉は次々と溢れてきます。
コンクールに関する考え方など興味深いテーマの話も。
これはやはり聞き手の木村アナに、ワイン経験の多いことが吉と出ているんでしょう。

そして次の訪問地は新田商店!
いろいろなワイナリーで特別キュベをプロデュースしている、
山梨のワイン業界をリードするネゴシアン酒屋さんです。

ワイナリーではなく、あえてこの選択をしたことに
これまでの同種番組とは違うセンスをビンビン感じます。すごいぜ。

そして最後に登場したのが、四恩醸造の小林さん!
こちらも機山同様、通常は見学などを受け付けていないワイナリーです。
確かにこういうところこそ、テレビで取材する意味があるのかもしれません。
発酵中のデラウェアを試飲しながら、醸造設備の中で哲学を語る小林さん。
この映像もかなりのお宝なはずです。

最後は小林さんの自宅での宴会風景でエンディング。
参加者の中にはブルゴーニュ魂・西方氏の顔も。

うーん、面白かった。
『シャトー・ジャポン』は実の詰まった情報番組でしたが、
こちらは良質のドキュメンタリー。
どちらもとても楽しめました。

国産ワインを紹介するテレビ番組は、これまでもいくつかありましたが
今回の2本はかなりの内容充実度でした。
こうした番組が出てくるのも、日本ワイン浸透の証拠なのかも。

再放送もかなりやるみたいなので、見逃した方は局のHPなどをチェックしてみてください!
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by inwine | 2009-11-04 13:04 | そのほか
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