孤高のヴィニュロン、岡本英史さんのボー・ペイサージュ。そのマスカットベリーAと甲州を飲みました。 この2つのアイテムは酒類製造免許の取得条件を満たすため、特別に造られたもの。 そのためブドウは農協からの、いわゆる「買いブドウ」です。 ただし選別や仕込みは、やはり入念を極めた岡本スタイルとのこと。 これまでのワインとは明らかにスタンスが異なりますが、それでもやはり気になるワインです。 岡本さんが手がけるベリーAと甲州って??? ボー・ペイサージュのスタンダードなワインは 品種を問わず、どれも岡本さんならではの個性を感じるのが特徴。 メルロやカベルネ・フラン、ピノ・ノワール、あるいはシャルドネを飲んでも、 香りを嗅いだだけで、「ああ、ボー・ペイサージュ!」と思わず心の中でつぶやく感じです。 この甲州とベリーAも、やはりあの独特な個性を感じるでしょうか? 結論からいうと、予想ははずれました。 ベリーAも甲州も、圧倒的なほど品種の個性が豊かに感じられます。 どちらもスタイル云々というより、ブドウの可能性を最大限に引き出した スケールの大きなワインという印象です。 香りも味わいも実に生き生きとしていて、 なんだか妙な表現ですが『静かな躍動感』というようなものを感じました。 世間で「自然派ワイン」と称されるワインには、実はなかなか難しいモノが多かったりします。 でも飲んだ人が素直に生命力を感じられるような、こんなお酒こそが 実は本当の「自然なワイン」なんじゃないかな、なんてことを思いました。
by inwine
| 2009-03-23 17:35
| 日本ワインを飲む
|
カテゴリ
以前の記事
2013年 01月 2010年 12月 2010年 10月 2010年 09月 2010年 05月 2010年 01月 2009年 12月 2009年 11月 2009年 10月 2009年 09月 2009年 08月 2009年 07月 2009年 06月 2009年 05月 2009年 04月 2009年 03月 2009年 02月 2009年 01月 2008年 12月 2008年 11月 2008年 10月 2008年 09月 2008年 08月 2008年 07月 2008年 06月 2008年 05月 2008年 04月 2008年 03月 2008年 02月 2008年 01月 2007年 12月 2007年 11月 2007年 10月 お気に入りブログ
リンク
最新のトラックバック
ライフログ
検索
タグ
国産ワイン
日本ワイン
旭洋酒
勝沼
ワイナリー
シャトー酒折
甲州
ピノ・ノワール
シャトレーゼ勝沼ワイナリー
ボー・ペイサージュ
甲府富士屋ホテル
塩尻ワイナリーフェスタ
タケダワイナリー
国産ワインコンクール
マリアージュ
山形のワイン
山梨ワイン
それいゆワイン
勝沼醸造
アルプスワイン
その他のジャンル
ファン
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧
|
ファン申請 |
||